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2019年09月07日

eSRU第14期第9講案内

eシルクロード大学(eSRU)第14期第9講案内です。
日時:2019年9月19日(木)18:00〜19:30
講師:北海道科学大学教授 三橋龍一先生 
演題:「CFを契機に本格的にスタートした衛星プロジェクト」
場所:ユビキタス協創広場 U-cala
   道札幌市中央区北1条東4丁目1-1
   サッポロファクトリー1条館1階
   http://www.uchida.co.jp/company/showroom/canvas/sapporo/index.html
内容:北海道科学大学の「宇宙開発研究同好会」では、特に昨年(2018年)からCubeSatと呼ばれる超小型衛星の開発を本気で取り組む元気がある学生が部員となり、本格的に活動を開始しています。その同好会の顧問であり、初の道産衛星となった超小型衛星「HIT-SAT」の開発チームの主要なメンバーであった同大三橋龍一教授が同会を支援し、衛星プロジェクトのスタートの準備を行ってきています。昨年度からの学内の活動に加え、学外的にはクラウドファンディング(CF)で衛星プロジェクト活動の広報に努められてきています。本年7月26日に開始した前記CFから現在に至るまでの経緯について解説していただきます。項目は下記となる予定です。
〇2019年北海道科学大学オープンキャンパスでの衛星プロジェクトの紹介の様子
〇北海道新聞社のCF find Hでの広報活動
〇衛星通信の予備段階としての旭岳と手稲山間(約150 Km)の通信実験
〇JAXAの超小型衛星放出事業に係わる準備状況
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2019年08月25日

eSRU第14期第8講

 eシルクロード大学(eSRU)第14期第8講は2019年8月22日(木)18:00〜19:30、爪句結社「秘境」社主の肩書で筆者(青木曲直)が「爪句集全40巻出版を顧みて」のテーマで講義を行いました。 場所はいつものユビキタス協創広場 U-calaでした。

 爪句集の出版は2008年1月に第1集「爪句@札幌&近郊百景」を出版してから2019年8月に第40集「爪句@クイズ・ツーリズム−鉄道編」出版まで続いています。出版を始めた契機とその後について新聞記事を見返しながら話を進めました。
eSRU1・朝日新聞A.jpg
(朝日新聞・北海道版爪句記事・2011年10月23日)

 爪句集の最初の頃は普通の写真に5 7 5の俳句(もどき)の画像ファイル名を添えていました。写真の編集方式の「サムネイル(親指の爪)」に採用した句なので「親指の爪の句」、縮約して「爪句」とした筆者の造語を紹介しました。写真はその後ドローンを飛ばしての空撮パノラマ写真も加わり、印刷したQRコードをタブレットやスマホで読み込む事で360°の全視界が表示されるものに発展して来て、その全球空撮パノラマ写真をPowerPointの表示画面からネットを介してサーバーから取り出すデモも行いました。
eSRU2・北科大空撮A.jpg
(北科大空撮写真を載せた爪句集)

 爪句をビットコインで支払える工夫を行った例も紹介しました。ただし、ビットコインの日本円に対する価格変動が激し過ぎ、本の「定価」という意味が無く、不定価の本代が支払われる事は実際的でない点の説明もしておきました。
eSRU3・ビットコインA.jpg
(ビットコイン定価表示の爪句集)

 俳句は日本語では5 7 5の17音であるのを中国語に対応付けると3 4 3漢字(音)、計10漢字(音)で同じくなりそうで、中国語俳句として10音句を広めたいという筆者のアイデアも紹介しておきました。
eSRU4・十音句A.jpg
(十音句に関する道新コラム・2011年11月24日)

 今回出版した40集目の爪句集「爪句@クイズ・ツーリズム−鉄道編」はクラウドファンディング(CF)も利用しています。
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(爪句集第40集の出版と全40集寄贈プロジェクトのクラウドファンディング)

 第40集の爪句集とこれまで出版した全40集を大学、高校の図書室や道立文学館、語学学校への寄贈プロジェクトもCFの目標に組み込まれていて、その成果の紹介を行いました。
eSRU6・爪句集寄贈A.jpg
(爪句集全40集の寄贈成果)

 北海道新聞本社のDO^Boxで10月2日〜4日までアイワード主催の自費出版・記念誌展が行われる予定で、コーナーの一つは爪句集出版となる予定です。
eSRU7・自費出版展A.jpg
(自費出版展の案内)

 筆者の講義後は各自持ち寄りの飲み物と摘まみで出席者のほぼ全員にスピーチをしていただきました。以下に写真を並べておきます。奥山敏康氏はアイワードの社長よりは共同文化社の社長としてのお話でした。里見英樹氏は筆者とのマダガスカル旅行がタイ・カンボジア旅行になった話に触れられていました。中本伸一氏はソフトバンクが3兆円以上で英国のアーム(ARM)社を買収したら、技術者が同社を飛び出して同社のCPUを公開して誰でも使えるようにした、といった話題の提供です。イーストマンクラフト社長の新山将督氏と同社の社員のベトナム人グエン ティ ツー チンさんは爪句集40巻を札幌の語学学校に寄贈した経緯と、新山氏がこれからベトナムに爪句集を持って行き、ベトナム語での翻訳の可能性の検討に触れられていました。三橋龍一北科大教授はこれから超小型人工衛星を打ち上げることで頭がいっぱいな様子の話でした。宇宙工学大御所の秋葉鐐二郎先生はこの勉強会のように人が直に会って話すと色々アイデアが出てくるものだ、とコメントされていました。北海道新聞のクラウドファンディング部門を立ち上げた惣田浩氏は立ち上げ後の事業の状況について話されていました。無名会を主宰されている石黒直文氏は中国語の素養があり、筆者の十音句の話が興味深かったとの事でした。伊藤組100年記念基金事務局長の池田敏博氏には同基金の紹介を行っていただきました。元共同出版社社員の長江ひろみさんは爪句集出版に長い事関係してこられたお話の披露です。長江さんが手作りで持ち込んだ食べ物を賞味する時間が無くて、これは大変失礼しました。以前ダットジャパンに居て、現在は道外の企業に転職した柿崎保生氏にはダットジャパン勤務の頃にカレンダー出版にお世話になっています。勉強会常連の福本義隆氏には締めでお話をしていただきました。出席者は14名でした。
奥山敏康氏A.jpg
(奥山敏康氏)
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(里見英樹氏)
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(中本伸一氏)
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(新山将督氏)
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(グエン ティ ツー チンさん)
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(三橋龍一教授)
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(秋葉鐐二郎先生)
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(惣田浩氏)
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(石黒直文氏)
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(池田敏博氏)
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(長江ひろみさん)
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(柿崎保生氏)
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(福本義隆氏)
8・22(その3)スピーチ中の奥山敏康氏A.jpg
(スピーチ中の奥山敏康氏:ここをクリックでパノラマ写真
8・22(その3)スピーチ中の里見英樹氏A.jpg
(スピーチ中の里見英樹氏:ここをクリックでパノラマ写真
8・22(その3)スピーチ中のグエン ティ ツー チンさんA.jpg
(スピーチ中のグエン ティ ツー チンさん:ここをクリックでパノラマ写真
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2019年07月22日

eSRU第14期第8講案内

eシルクロード大学(eSRU)第14期第8講案内です。
日時:2019年8月22日(木)18:00〜19:30
講師:爪句結社「秘境」社主 青木曲直氏 
演題:「爪句集全40巻出版を顧みて」
場所:ユビキタス協創広場 U-cala
   道札幌市中央区北1条東4丁目1-1
   サッポロファクトリー1条館1階
   http://www.uchida.co.jp/company/showroom/canvas/sapporo/index.html
内容:2008年1月1日に第1集「爪句@札幌&近郊百景」を出版してから2019年9月に第40集「爪句@クイズ・ツーリズム−鉄道編」の出版までを振り返り、出版の動機、全球パノラマ写真の印刷の工夫、ドローンによる空撮写真の採用、クラウドファンディングによる出版、クイズ・ツーリズムの提唱等につき解説を行います。爪句が新しい趣味として発展し、デジタル文芸の新ジャンルの創作活動となり得る可能性についても論じます。さらに、クラウドファンディングの支援と伊藤組100年記念基金の助成を受けて行っている爪句集全40巻の公共施設等への寄贈プロジェクトについても紹介します。
 なお、当日は記念パーティ風講演会ですので、参加者各自で飲み物やおつまみ等を用意してください。参加費等は徴収しません。参加者にスピーチをお願いする事がありますので、ご了承ください。
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eSRU第14期第7講

 eシルクロード大学(eSRU)第14期第7講は、2019年7月18日(木)18:00〜19:30、講師に北海道新聞社営業局営業推進部の惣田浩部長をお迎えし、「北海道新聞のクラウドファンディング「find H」その狙いと展望」 の演題でお話を伺いました。場所はユビキタス協創広場 U-calaでした。
 お話は惣田氏の自己紹介からです。氏は佐呂間町出身の1963年生まれで、高校は北見、明治大学法学部卒後北海道新聞社に入社しました。函館支社広告部を皮切りに、東京・札幌・釧路などの本支社勤務の後2018年7月に本社営業局営業本部でクラウドファンディング(CF)の立ち上げ準備に入り、2019年7月にCF「find H」(http://find-h.jp)のローンチに漕ぎつけました。
 講義の始めではCFに関する簡単な解説があり、CFが群集(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせた造語の紹介もありました。CFの市場性の紹介があり、市場規模は指数関数的に拡大しており、2017年度統計では支援金額は1700億円で、支援者数は137万人に達しています。
 世界的に見ると2016年には1兆円を超え、2025年には9兆円規模に達すると予想されています。世界最高額のCFとしてスマートウオッチ開発資金として約20億円を集めた例の紹介がありました。
 CFの仕組みの解説がありました。CFは大まかに分類すると寄付型、購入型、金融型に分けられfind Hでは金融型は扱っていません。資金の受け取り方としては目標金額に達した場合に支援金の受取りとリターン(返礼品)の発送を行うもの、目標金額に達しなくても支援金の受取りとリターンの発送を行うもの、募金のような目標金額を定めないものがあります。プロジェクト開始前にいずれかを選択する事になります。
 CFの調査データの紹介がありました。ふるさと納税者が42%で、CFとふるさと納税には親和性があるとの事でした。CFの会社の取り扱い高のデータもあり、Readyforが16.8%の首位で、道内に特化したACT NOWも5.8%と健闘しています。日本の大手CF企業や新聞社のCFについての紹介がありました。支援者の支援理由は、趣旨に賛同、面白そう、興味があった、リターンが魅力的、関係者のファンといったところが主なものです。
 CFの1/3の原則というものがあり、友人知人、友人知人からの広がり、新規ユーザーのそれぞれで1/3の支援者を確保するというものです。しかし、実態としては身の回りからの支援者が主体です。支援者がプロジェクトを知るきっかけは色々あっても、支援テーマによっては情報の経路が大きく異なり、CFの総論としては語れないとの事でした。まとめとしてクレジット決済への抵抗感が強い(特に高齢者)、「お金で支援」という文化は地域にとって大事、小額だと返礼品が大変、地域特化型サイトが健闘している、などがあげられていました。
 今回立ち上げた北海道新聞のCFの目的は北海道の活性化に寄与する事で、収益事業ではなく、新聞社としての社会的貢献に重きを置いたものであるとの説明がありました。このため北海道に関連したプロジェクトに限定し、プロジェクトオーナーとは必ず会ってプロジェクト完了まで併走する方針であるとの事です。
 新聞社である点の利点を生かして、紙面にプロジェクトの紹介を行いたいとのお話もありました。現在募集しているプロジェクトで紙面での紹介例もありました。Find Hのスタートから2週間の時点での感想の披露がありました。プロジェクトの相談は予想以上に多い。北海道には頑張っている人、地域のために活動している人、面白いことをやりたい人が沢山いる。CFは甘くはなく、支援の成功はテーマ次第のところがある。等々のお話がありました。
 質問として、既存のCFのACT NOWとの棲み分けとfind Hのセールスポイント、find Hが北海道新聞に広告をどのようにどのくらいの頻度で載せるか、実際に公開するまでの手続き等がありました。この講義後、早速公開の下準備に入った聴講者もおり、多分近々公募が開始されるのではないかと予想されます。
 聴講者は5名でした。
講義中の惣田氏A.jpg
(講義中の惣田氏)

find Hの広告例A.jpg
(find Hの広告例)

7・18(その4)講演が 生み出す成果 期待なりA.jpg
(講義の会場風景:ここをクリックでパノラマ写真
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2019年07月04日

eSRU第14期第7講案内

eシルクロード大学(eSRU)第14期第7講案内です。

日時:2019年7月18日(木)18:00〜19:30
講師:北海道新聞社営業局営業推進部 惣田 浩部長  
演題:「北海道新聞のクラウドファンディング「find H」その狙いと展望」
場所:ユビキタス協創広場 U-cala
   道札幌市中央区北1条東4丁目1-1
   サッポロファクトリー1条館1階
   http://www.uchida.co.jp/company/showroom/canvas/sapporo/index.html
内容:北海道新聞社が新しくクラウドファンディング事業(:http://find-h.jp)を立ち上げました。これを機に同社の新事業の狙い等を責任者の惣田部長からお聞きします。お話の内容は以下です。
◇北海道新聞社がクラウドファンディングを立ち上げた狙い
◇クラウドファンディングの市場性
◇北海道新聞のクラウドファンディング「find H」の特徴
◇現在進行中のプロジェクトとその傾向
◇北海道新聞社が目指すクラウドファンディングとは
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2019年07月03日

eSRU第14期第6講

 eシルクロード大学(eSRU)第14期第6講は、2019年6月20日(木) 18:00〜19:30
講師に札幌国際大学観光学部講師 陳堯柏(チェン ヤオボ)先生をお迎えし、
「テクノロジーの発展と語学学習の多様化」の演題でお話を伺いました。
場所は、ユビキタス協創広場U-calaでした。
 講義は、陳先生の自己紹介から始まりました。先生は、台湾出身で兵役を終了後、アメリカの大学に留学しComputer Information Systemを専攻されました。大学卒業後、アメリカの会社に就職しテクニカルサポートエンジニアとして活躍しました。その後、アメリカのニューハンプシャーにある大学で英語教育について学び、台湾で英語学校の経営に携わったのち、現在は、札幌国際大学で英語および中国語教育に携わっています。
 講義では、語学学習における道具の歴史をふりかえり、プロジェクター、カセットテープ、CDプレーヤー、ビデオやDVD、コンピュータ、SkypeなどのチャットやYouTubeを使った語学教材の紹介がありました。語学学習の次世代教材は、AIになるのでは?という予測もあり、興味深い内容でした。
 陳先生は、テクノロジーの発展に伴う教材などの多様化が、実際にどれだけ語学の上達に貢献しているのか、また、語学学習では学習者のモチベーションをどのようにして高めるのかが重要な課題であると考えています。
 参加者からは、
・語学学習はスポーツの練習に似ているのではないか?
・リスニングラボはなくなる?
・翻訳機があれば語学を学習しなくても良いのではないか?
・日本語のあいまいな部分を考えた場合、AIが翻訳できる日本語が正しい日本語であるとなってしまうのではないか?
・多言語を習得した人は、アウトプットをしない時はどの言語で考えているのか?
などの興味深い質問があり、活発な議論が繰り広げられました。
 参加者は8名でした。

講演中の陳先生1A.jpg
(講演中の陳先生)

講演中の陳先生2A.jpg
(講演中の陳先生)

陳先生講演スライドA.jpg
(講演のスライドから)

6・20(その3)良く喋る トリリンガルの 講師かなA.jpg
(講演風景、ここをクリックでパノラマ写真
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2019年06月17日

eSRU第14期第6講案内

eシルクロード大学(eSRU)第14期第6講案内です。
日時:2019年6月20日(木)18:00〜19:30
講師:札幌国際大学観光学部講師 陳堯柏(チェン ヤオボ)先生  
演題:「テクノロジーの発展と語学学習の多様化」
場所:ユビキタス協創広場 U-cala
   道札幌市中央区北1条東4丁目1-1
   サッポロファクトリー1条館1階
   http://www.uchida.co.jp/company/showroom/canvas/sapporo/index.html
内容:時代とともに進化してゆく情報技術によって私たちの語学学習方法も日々変化しています。ラジオやテレビに頼っていた時代、重く分厚い辞書を持ち歩いていた時代から、パソコン、スマートフォンを駆使する時代へ移り変わり、語学教育の現場も大きく変わってきています。自己語学習得の過程と語学教育の現状を陳先生に解説していただき、語学教育に関して共に考えます。 
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2019年05月28日

eSRU第14期第5講

 eシルクロード大学(eSRU)第14期第5講は、
2019年5月16日(木) 18:00〜19:30
講師に札幌国際大学准教授 後藤ゆり先生 博士(医学)をお迎えし、
「運動と健康について」の演題でお話を伺いました。
場所はいつものユビキタス協創広場U-calaでした。

 最初に世話役の北科大の三橋龍一教授から後藤先生と高校(札幌旭丘)の同期であるとの紹介がありました。後藤先生の自己紹介があり、高校卒業後に東京へ行き札幌に戻ってきた後にピープル(スポーツクラブ)でインストラクターをされ、語学学習目的でカナダのエドモントンへ留学したそうです。その後、アメリカのカーボンデールへ行き、就労ビザが切れることもありニューヨーク州立大学バッファロー校へ進学し、帰国後に北大大学院医学研究科を終了し博士(医学)の学位を取得されました。現在は札幌国際大学准教授をされているとのことです。高校時代はバスケットボール部の活動を主とした生活をして、現在の大学では男子バスケットボール部の顧問をされているとのことです。
 モンゴルのダルハン市へ調査研究目的で行ったときに、モンゴル国内で最も整備が良いとされているグランドなどを視察したところアメリカの施設との差が大きいことに驚くとともに、国際的に活躍している選手もここで練習してきたということに考えるところがあったそうです。
 主な講演内容は下記の項目でした。
・U型糖尿病
・認知機能
・ストレス
・社会との繋がり
・山菜取り
・姿勢と動作
 糖尿病患者数は男性の方が女性より多く、年々増加傾向にあるが高年齢化の影響もあるため発症率が大きくなったとも言えるとのことです。U型糖尿病の仕組みの図を用いて解説がありました。正常な場合には血液中のグルコース(細胞のエネルギー源となる栄養素)が細胞壁の外側のインスリンレセプターで感知され細胞内に取り込むGLUT4を機能するようにするところ、何らかの原因でインスリンが分泌されなくなるのがU型糖尿病であるとのことです。しかし、有酸素運動することによりインスリンが分泌されなくてもGLUT4が活動をするとのことです。つまり、適度な運動(ウォーキングなら20分程度で軽く汗ばむ程度でも効果があるということです)をすることにより、インスリンが分泌された状態と同様にGLIT4が機能するため、医師は患者に対して運動を勧めるそうです。糖尿病患者の中には、運動により痩せることが目的だと誤解している人も多くいるとのことです。
 認知機能に関しては患者数が増加しているのは、高齢化の影響が大きいだろうとのことです。エアロビクスとストレッチングを比較すると有酸素運動であるエアロビクスの方が認知能力の低下のリスクを減らすことができ、記憶や空間学習能力に関わる海馬体はエアロビクスの効果が大きいということが脳科学で明らかになっているそうです。
 ストレスに関してはキラーストレスが問題であるとのことです。恐怖を感じる中枢である偏桃体は、人類にとっては危険な動物などに遭遇した時に瞬時に反応して逃げるために重要であったのが、現代社会ではほとんど不要な存在であるばかりか、キラーストレスの原因となっているそうです。ストレスにより延髄の神経が発達して敏感になり、ストレス反応が起きやすくなるとのことです。
 「これまでの内容から運動は体に良いと思いますか?」という問い掛けが講師から聴講者にありました。アメリカのロセットは豊かとはいえない炭鉱の町であるが健康な人が多いことが知られており、50年間にわたり近郊の町と比較した有名な調査結果の紹介がありました。その結果、ソーシャル・キャピタルが重要であることが明らかになったとのことです。しかし、経済的に豊かになりプライバシーを重視した生活に変化した結果、他の町より健康的とは言えなくなったそうです。ソーシャル・キャピタルとは、簡単に言うと「ソーシャルネットワーク」「社会的繋がり」「地域の人や身近な人を信頼すること」とのことです。Adjusted hazard ratios(健康度? 基準を1として数値が大きくなるほど悪い)という臨床試験で使用されている方法で4つのグループに分けて分析すると「複数人で参加型の運動」を続けているグループが最もよく、「ソーシャル活動をしている(運動はしていない)」が続き、その次に「一人でエクササイズをしている」グルーブ」で、最も悪いのは「運動もソーシャル活動もしていない」グループであるという研究論文の紹介がありました。
 山菜取り事故発生は、春の方が秋よりも5倍程度多いそうです。性別では男性の方が若干多く60歳以上の遭難者が多いが、山菜取りを行う人に高齢者が多いことから高齢者の遭難率が高いというわけではないとのことです。平成7年度から平成17年度の期間に803人の山菜取り遭難者が発生しているが、無事が79%で負傷が7%、死亡は12%、不明は2%であるそうです。また、タケノコ採りの遭難者が57%を占めており、方向見失いが多いとのことです。ギョウジャニンニクの遭難者は男性が女性の約2倍の割合があるが、日当たりの良い急斜面に生えている事より男性が急斜面で滑落する事故が多いためと考えられるとのことです。
 姿勢と動作に関して、後藤先生から猫背で両腕を上げることと姿勢を正した状態で行うことを指示され、聴講者が椅子に座ったまま行いました。猫背で行った方が腕を上げ難く、脊柱起立筋の活動のしやすさの差であるとのことです。腕立て伏せはトレーニング方法としては良くても、正しい姿勢で行うことが重要であるそうです。
 最後に後藤先生自身のストレスに関するお話がありました。2016年6月8日はストレスが極端に高い状態だったが、よさこいソーラン祭りの知人のチームの追っかけをしたところ(スマートフォンに記録した歩数と距離のデータを紹介して)、ストレスが減ったことが自覚できたとのことです。そのことは、ストレスがあるときなら行っていなかっただろうと考えられる、重い荷物を持って難儀している高齢者の荷物を持ってその方の自宅まで同行したとのことです。お礼に缶ビールとシュークリームをいただいて、帰宅後も気分が良かったとのことです。健康になるとともにストレスが軽減され、他人に対して優しくなれるという様々な効用が、適度な運動によって得られると考えているそうです。
 蛇足ながら、後藤先生のご尽力で札幌国際大学の図書館に爪句集39巻の寄贈が実現しました。寄贈プロジェクトに関してはACTNOW社のHPに掲載されています。
出席者は7名でした。
eSRU(2019・5・18)講義・後藤先生A.jpg
(講義風景)

講義中の後藤先生A.jpg
(講義中の後藤先生)

5・16(その3)健康を 隻句で言えと 迫りたりA.jpg
(講義風景:ここをクリックするとパノラマ写真

札幌国際大学爪句集寄贈3A.jpg
(札幌国際大学に寄贈された爪句集39巻)
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2019年05月07日

eSRU第14期第5講案内

日時:2019年5月16日(木)18:00〜19:30
講師:札幌国際大学准教授 後藤ゆり先生  
演題:「運動と健康について」
場所:ユビキタス協創広場 U-cala
   札幌市中央区北1条東4丁目1-1
   サッポロファクトリー1条館1階
   http://www.uchida.co.jp/company/showroom/canvas/sapporo/index.html
内容:医学博士でもある後藤先生から、運動と糖尿病対処、運動によるストレス軽減、運動と社会的繋がりなどについてお話を伺います。聴講者に興味があるようであれば、身体の動きとストレッチに関する講習も行っていただきます。
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2019年05月05日

eSRU第14期第4講

eシルクロード大学(eSRU)第14期第4講は
2019年4月18日(木) 18:15〜19:30
講師に潟Cークラフトマン&イークラフトマン・ベトナム代表取締役
新山将督(のぶすけ)氏をお迎えし、「ベトナムマーケットにおけるける自社戦略―
拡大成長するアジアマーケット、北海道IT企業の挑戦」
の演題でお話を伺いました。場所はいつものユビキタス協創広場U-calaでした。

 講義に先立ち、新山氏の自己紹介がありました。出身は札幌で札幌の電子計算機専門学校卒業後、札幌のシステム会社に就職し15年間在籍しています。13年前に単身独立で5年前にベトナムに現地法人を設立しています。3年前に小樽商科大学院を卒業してMBAを取得しています。趣味としてウオーキングがあり、滝川で行われている100 kmウオーキングやオランダで行われている4ディマーチにも参加しています。読書とアレクサも楽しんでいます。
 新山氏の会社は情報システム・サービスの開発提供会社です。札幌にあるイークラフトマンとホーチミン市にあるイークラフトマン・ベトナムで事業展開を行っています。流通業、物流業に特化した情報システムの開発を行っており、業界が必要とするEDI、受発注、入出荷、製造、請求支払いなどの一連の管理システムの開発と提供をしています。
 ベトナムに進出後は、システム開発をベトナム現地で行うことにより、システム開発のノウハウを国際標準化時代に対応させようとしています。今年から関東以北、北海道で最初の電子決済等代行業者として認定されたのに伴い、地元銀行と連携して金融EDI、法人の電子決済サービス提供を目指して企業努力を行っています。
 ベトナムでのビジネス展開では、日本では予想外の事態が発生し、それに対処する必要がありました。「費用がどこかの会社経由で清算される」、「社員の身内に病気がはっせいして社員が休む」、「遠くの身内も病気になり社員が世話をする」、「手戻りが多く、言い訳も多い。ダブルワークが多く、成果が少ない」等に最初に対処できなかった事がビジネス展開に際して足を引っ張りました。
 しかし、「郷に入っては郷に従え」の言葉通り日本から進出して何ができるかを考えて実践することで、ベトナムでのビジネスも目鼻が整ってきており、これからの発展に期待を持っています。
 これまでの企業経営で「先手必勝、敵を知り己を知ることで、次の一手を狙う」事を戦略としています。
出席者は6名でした。
講義中の新山氏A.jpg
(講義中の新山氏)
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(イークラフトマンの事業展開の新聞報道)
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(イークラフトマン新会社概要)
4・18(その5)ベトナムの 苦労話や 勉強会A.jpg
(講義風景:ここをクリックでパノラマ写真
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