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2018年01月07日

eSRU第13期第1講案内

eシルクロード大学(eSRU)第13期第1講案内です。

日時:2018年1月18日(木)18:00〜19:30
講師:(株)INDETAIL代表取締役 坪井大輔氏
演題:ブロックチェーン活用の今と未来
場所:ユビキタス協創広場 U-cala
   北海道札幌市中央区北1条東4丁目1-1
   サッポロファクトリー1条館1階
   http://www.uchida.co.jp/company/showroom/canvas/sapporo/index.html
内容:ブロックチェーン技術の概要や最新の活用動向と
同技術の今後の活用の可能性と実現性について解説を行なって
いただきます。INDETAIL社で取り組んでいる同技術の
ビジネスへの応用等についても紹介していただきます。
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2017年12月28日

eSRU第12期第12講

 eシルクロード大学(eSRU)第12期第12講
2017年12月21日(木)18:00〜19:30、
講師に樹楽里織(きらりおり)研究会代表・深井克美研究家・鉄道愛好家
清水瓊子さんをお迎えして「旧鉄子の物好きな旅などなど」の
演題でお話を伺いました。場所はいつもの
ユビキタス協創広場U-calaでした。

1) 消えてしまった路線
 学生時代から『鉄道の旅』に興味を持ち、全国の鉄道路線に乗ったお話。
 鈍行列車や急行列車で青森から下関までを日本海側回りと太平洋側回りとの日数、乗車料金との比較等のよもやま話。 
 五能線の話。
 冬の寒い中、清水さんが震えながら入ったという、かの有名な海中露天風呂のお話。
 等々、大変興味深いものでした。

2)最短トンネル
 初めにトンネルの定義を話され、吾妻線の岩島〜川原湯温泉の間の『樽沢トンネル』が長さ7.2mで、当時の最短トンネルであるとの事です。清水さんは1994年8月に工事中の『樽沢トンネル』の貴重な写真を撮ってます。『樽沢トンネル』は現在は使われておりません。

3)夭折の天才画家 深井克美
 深井克美の作品を収集していた故植木正心さんとの長い親交があり、深井克美について清水さんも北海道新聞等に寄稿してます。深井克美の作品、『オリオン』、『彼岸へ』、未完の『ランナー』について、また彼の自死の謎についての話がありました。特に興味深かったのは、オリオンの右下の絵の具の下に大量の毛髪が塗り込まれていたと云うお話でした。

4) 手仕事家
 自称手仕事家としても活躍されていて、タテ糸に木綿や麻や絹などを使用し、ヨコ糸にシナの樹皮を加工した糸を織り込んだ『樹楽里織』の説明がありました。

5) 今年読んだ本
 今年興味深く読んだ本として、小林恵子著 現代思想社 『聖徳太子の正体』。今年のノーベル文学賞受賞者のカズオ・イシグロ氏の『日の名残り』(1994年刊)についてのお話でした。

6) 盆栽
 最後に、自宅の庭の植物をミニ盆栽にした写真を6点表示し、説明されました。
 
 清水さんの多方面に亘ってのお話はたいへん興味深いもので、今後に機会を設けて深井克美氏の作品について等、もっと深いお話を聞きたいものです。

 出席者は14名でした。
12・21面白き 話溢れて 年の暮れA.jpg
(講演中の清水さん:パノラマ写真

樹楽里織(きらりお)のスライドA.jpg
(スライドを使って樹楽里織(きらりお)の説明)

12・27(その3)報告に パノラマ写真 手間をかけA.jpg
(会場の様子:パノラマ写真
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2017年12月03日

eSRU第12期第12講案内

eシルクロード大学(eSRU)第12期第12講案内です。

日時:2017年12月21日(木)18:00〜19:30
講師:樹楽里織(きらりおり)研究会代表・深井克美研究家・鉄道愛好家 清水瓊子氏
演題:旧鉄子の物好きな旅などなど
場所:ユビキタス協創広場 U-cala
   北海道札幌市中央区北1条東4丁目1-1
   サッポロファクトリー1条館1階
   http://www.uchida.co.jp/company/showroom/canvas/sapporo/index.html
 北海道大学薬学部卒で手仕事家でもある講師から、こだわりの旅や日頃から興味をいだいているテーマの幾つかをお話ししていただきます。内容は以下のようなものとなります。
1. 消えてしまった路線 
2. 最短トンネル云々 
3. 冬の五能線云々
4. 夭折の天才画家 深井克美
5. 手仕事家・樹楽里織(きらりおり)について等
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eSRU第12期第11講

eシルクロード大学(eSRU)第12期第11講は
11月16日(木)18:00〜19:30、講師に
元北海道新聞社出版局局長中山明展氏をお迎えして
「今なぜ本か? わたしの読書法」のテーマで
お話を伺いました。場所はいつもの
ユビキタス協創広場 U-calaでした。
 最初に中山氏の経歴に関する短い自己紹介がありました。お名前の正式な読みは「あきのぶ」だそうですが、1963年に起きた「吉展(よしのぶ)ちゃん事件」や周囲から「めいてん」と呼ばれた事もあって、「めいてん」としているそうです。

 2010年に60歳で北海道新聞社を退職後は「朗人生活」を楽しんでおられるそうです。現在のお住まいのマンション管理組合の理事長をしています。退職時に掲げた目標は5つあるとの事で、1)健康第一で朝は欠かさずラジオ体操をするそうです。

2)札幌百名山と名付けて札幌近郊の100座を登る。現在は半数を超えたぐらいだそうです。札幌百名山の範疇には入らないのですが、登った最高峰は羊蹄山との事です。中山氏はほとんど単独登山ですが、携帯電話は持っていないそうです。万一の事を考えたら携帯は必要だと、講義の後の飲み会で携帯の効用を話し、勧めました。

3)ブログを書く。これは新聞社時代にも道新出版局で出版した本の紹介のブログを書いていて、その個人版として退職後も引き続いて行っています(めい展・じゃあなる:http://54153788.at.webry.info/)。始めた頃には1か月でアクセス数が1万件ほどあったそうです。それが東日本大震災を境に激減して、その後は本の紹介や読後感を週に2回の投稿ペースにして、アクセス数が回復しつつあるとの事です。

4)北大20年プロジェクト。これはお孫さんを北大に入学させるという遠大な計画。

5)本を、月10冊を目標に読み、評価をブログに載せています。今まで読んだ冊数は2011年130冊2012年180冊、2013年254冊、2014年203冊、2015年120冊、2016年76冊(メモに間違いが無ければ)で、毎年その年のベスト3冊をブログで発表するとの事です。読む本はネットや新聞の書評で購入したり、図書館から借り出したり、新聞社時代の知人から贈られたりした本だそうです。増える本は「いい本旅立ち」で出身高校の札幌南高校(ここの司書が熱心な方で、図書室を生徒のたまり場にする事に尽力しているそうです)や奥様の出身地の浦河の高校、北海道ブックシェアリングの団体に寄贈するそうです。

 道新の函館支社に一時勤務されていた川崎彰彦氏が、同じ早稲田文学部露文科出身の五木寛之氏の活躍に刺激され、道新を辞め大阪文学学校を拠点に作家活動に入って残した作品を集めた「川崎彰彦傑作選」の出版の経緯の紹介がありました。300部印刷(定価2000円)して完売で、手元に1冊も残っておらず(最後の1冊は貸し出し中)、体裁本を持ち込んで披露されていました。なお、川崎氏は2010年に亡くなっています。

 道新の小樽支社に勤務していた関係から、伊藤整文学賞の選考の裏方を務めた事もあり、文学賞選考のエピソードの披露もありました。文学賞は選考委員中の重鎮の意向で決まっていくところがあるようです。
 尊敬する書き手として鶴見俊輔氏を挙げておられました。同氏は行動する哲学者といわれ、小田実氏らとベトナム平和市民連合(ベ平連)を結成して活動しました。2015年に93歳で亡くなっています。著作の「言い残しておくこと」の書名を紹介されていました。

 聴衆はいつもより多目で10名でした。スマホ全盛にあっても、皆さん読書や本には興味があると思われました。

講義中の中山氏A.jpg
(講義中の中山氏)

中山氏講義風景A.jpg
(講義風景)

11・16(その4)質問は 何故本読むか 時間切れA.jpg
(講義風景:パノラマ写真
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2017年11月08日

eSRU第12期第11講案内

eシルクロード大学(eSRU)第12期第11講案内です。

日時:2017年11月16日(木)18:00〜19:30
講師:元北海道新聞社出版局局長 中山明展氏
演題:「今なぜ本か? わたしの読書法」
場所:ユビキタス協創広場 U-cala
   北海道札幌市中央区北1条東4丁目1-1
   サッポロファクトリー1条館1階
   http://www.uchida.co.jp/company/showroom/canvas/sapporo/index.html
内容:
 大人も子供も本よりスマホの時代である。67歳の私はスマホも携帯も持たない本派だ。本の中には人類の知恵がつまり、未知の世界へと誘ってくれる。そんな本の楽しさを、お伝えしたい。
1、自由人の本ざんまい
定年退職の後、「月10冊本を読む」を目標とする。2010-15の6年間は達成。昨年は76冊だった。
2、なぜ本を読むか
  「百聞は一見にしかず」、聞いた千遍より見た一遍というのは青年のやること。老人になると残る時間は少ない。「一見より百読」。本には知らない世界が広がる。その中で一番ひかれたものを見に行けばよい。
3、私の好きな本(人)
  ・鶴見俊輔さん 「言い残しておくこと」(作品社)など。行動する哲学者だった。
  ・黒田清さん 「新聞が衰退するとき」(文藝春秋)など。大阪読売でジャーナリズム魂をいかんなく発揮。ナベツネ路線に反発して退社後も黒田ジャーナルで活躍した。
  ・荒又重雄さん 82歳の北大名誉教授(経済学)。「残日録−新しい労働文化のために」という小冊子を毎年発行。その読書量、行動力は老人の鑑。
(番外)村上春樹はなぜノーベル賞を取れないか
4、あふれる本をどうするか
  ・東北に本を贈る運動
   北海道ブックシェアリングの東北に図書館を再建する運動に共感、2011年から毎年100〜200冊を寄託。
  ・いい本旅立ち作戦
   100冊贈っても、同じくらい買うので少しも減らない。そこで東北200冊、その他お世話になった図書館等(母校札南、初任地浦河の図書館など)に100冊の計300冊に増やす。手放しがたい本も送り出す(伊藤整文学賞の全49冊など)。
5、初めてつくった本(本づくりの楽しさ)
  昨年4月に自費出版した「川崎彰彦傑作撰」(300冊)の顛末記。
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「北海道の絶景空撮パノラマ2018年カレンダー」&「爪句@北科大物語り」出版記念会


 標記記念会は2017年10月19日(木)午後6時〜8寺札幌テレビ塔2Fの
ライラックで開催されました。会の冒頭いつものようにパノラマ集合写真
撮影となりました。カメラマンは福本工業の山本修知氏です。
記念会集合パノラマ写真2017_10_19A.jpg
(記念集合パノラマ写真:赤字クリックでパノラマ写真表示になります。)

 来賓挨拶は(財)さっぽろ産業振興財団専務理事酒井裕司氏です。酒井氏は
財団で行っている人工知能の俳句作りプロジェクトの紹介をされていました。

酒井裕司氏A.jpg
(ご挨拶中の酒井氏)

 乾杯は北科大同窓会雪嶺会長小林敏道氏にお願いしました。小林氏は
爪句集の共著者のお一人でもあります。(小林氏の写真はみつかりません。
撮り忘れのようです)

 「爪句@北科大物語り」の共著者の槌本昌則教授は爪句集完成前に
急逝されました。記念会には奥様とお二人の娘さんに出席していただき
ご挨拶をお願いしました。ご遺族と並んでいるのは司会役の三橋龍一
北科大教授です。司会はもう一人福本工業の福本義隆氏が務めていて、
福本氏も爪句集の共著者です。

槌本先生ご遺族A.jpg
(ご挨拶される故槌本教授のご遺族と司会の三橋教授)

 室蘭工業大学名誉教授の久保洋先生にもスピーチしていただきました。

久保洋先生A.jpg
(スピーチ中の久保先生)

 今回出版したカレンダーと爪句集は(株)アイワードで印刷していただいています。
アイワードの木野口功会長からもお言葉を頂きました。

木野口功アイワード 会長A.jpg
(スピーチ中の木野口会長)

 これまで出版して来た爪句集の編集担当の共同文化社の長江ひろみさんにも
爪句集出版に関する裏話のような事を語っていただきました。
 
長江ひろみさんA.jpg
(スピーチ中の長江さん)

 その他出席された多くの方々にスピーチをお願いしました。
 中締め乾杯は私設北海道開拓使の会理事長石黒直文氏を
予定していたのですが、欠席ということで急遽
(株)ティ・エム社長田村麻由美さんにスピーチに続いて
乾杯をお願いしました。

田村麻由美さんA.jpg
(スピーチ中の田村さん)

 出版記念会は無事終了しました。
来年も同様な会が持てるとよいのですが。
posted by esre at 16:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 出版

2017年09月28日

eSRU第12期第10期は出版記念会となります

 eSRU(eシルクロード大学)第12期第10期は
下記出版記念会に代えます。

「『2018年北海道の絶景空撮パノラマ写真カレンダー』・
『爪句@北科大物語り』出版記念会」

日時:10月19日(木)午後6:00〜8:00
場所:テレビ塔2Fライラック
会費:3000円、参加と爪句集購入の方3500円
参加とカレンダー購入の方4000円
参加とカレンダー・爪句集購入の方4500円
申込先:青木まで(aoki@esilk.org @は英小文字で)
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eSRU第12期第9講

 eシルクロード大学(eSRU)第12期第9講は
2017年9月21日(木)18:00〜19:30
講師に道立総合研究機構・工業試験場研究主幹大村功氏をお迎えして、
「画像を使ったセンサの話」のテーマでお話を伺いました。
場所は何時ものユビキタス協創広場 U-calaでした。

 大村氏は1986年北海道大学工学部応用物理学科を卒業し、後に同大学博士号(情報工学)を取得しています。工業試験場ではディジタル回路、画像処理分野の研究に従事して現在に至っています。

 講演では,北海道立総合研究機構で研究開発に取り組んでいる画像センサについての紹介がありました。

 大村氏が取り組んでいる画像センサは,パソコンを用いず,撮像センサとFPGA(プログラム可能なLSI)で構成したもので,小型で高速な処理が特徴です。画像の処理は,北大で開発した,屋外での安定した「画像照合」が可能な方向符号照合と呼ばれる方法を基本処理として使っています。独自にハードウェア処理回路を構成することで高速な処理が可能となっています。同じ構成と基本処理のまま,さまざまなセンサへの応用開発を進めており,講演では,いくつかの開発中の応用事例の紹介がありました。

 農作業車両向けの速度センサとしては、地面の画像を捉えてミリメートル単位での動きを計測する速度センサを,作業機の安全確保に向けたセンサとしては人などが車両前方へ入ったことを警告するセンサを,また,人と同じように2つの画像で距離計測するステレオビジョンセンサにより3次元画像を行うセンサなどへの応用に関する研究紹介がありました。特にステレオビジョンセンサは,研究中の除草作業支援ロボットにおいて,ぶどう樹を見つけるセンサとして活用しているとの事です。

 近年道内では大小のワイナリーでのブドウ生産が盛んになり、特に大規模ワイナリーでは人出不足もあり、ブドウ畑の下草刈りにロボットが利用できるようになれば北海道の特色ある農業支援システムとなり得ます。その実用化のための開発研究の途上にあり、研究で苦心談の紹介がありました。

 紹介されたセンサ技術は今後も色々な分野に焦点を当て、研究開発を進めていき,最終的には道内企業において実用化を目指しているとの事です。

 なお、北海道立総合研究機構工業試験場は道内企業の技術支援を目的とした機関です。講義で紹介されたお画像センサの技術は、要望に応じて道内企業への技術移転が可能だとの事です。

 出席者は9名でした。

講義中の大村氏A.jpg
(講義中の大村氏)

講義風景・大村氏A.jpg
(講義風景)

9・21(その3)画像処理 昔の研究 忘れけりA.jpg
講義のパノラマ写真
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2017年09月01日

eSRU第12期第9講案内

eシルクロード大学(eSRU)第12期第9講案内です。

日時:2017年9月21日(木)18:00〜19:30
講師:道立総合研究機構・工業試験場研究主幹 大村功氏
演題:画像を使ったセンサの話
場所:ユビキタス協創広場 U-cala
   北海道札幌市中央区北1条東4丁目1-1
   サッポロファクトリー1条館1階
   http://www.uchida.co.jp/company/showroom/canvas/sapporo/index.html
内容:
 工業試験場で研究開発してきた画像センサについて、
原理と応用をわかりやすく紹介します。
○ものを見るための超基本原理「画像照合」
○瞬時に判断するための高速処理
○センサへの応用
  ・動く速度を測る・・・車速センサ
  ・距離を測る・・・ステレオビジョンセンサ
  ・動く方向を測る・・・進路侵入検知センサ
  ・最適なピント位置を測る・・・合焦センサ
  ・見通しの悪さを測る・・・視程センサ
○ロボットへの応用
  ・除草ロボット

 なお、講義は一般向けの内容となっています。
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eSRU第12期第8講

 eシルクロード大学(eSRU)第12期第8講は
2017年8月17日(木)18:00〜19:30
講師にエコモット代表取締役入澤拓也氏をお迎えして、
「AI×IoTで北海道の未来を開拓」のテーマでお話を伺いました。
場所は何時ものユビキタス協創広場 U-calaでした。
 入澤氏の興した会社「エコモット」は今年(2017年)6月に札幌証券取引所のアンビシャス市場に上場しています。同市場には長らく新規上場会社が無かったところ、今年の2月に「フュージョン」の上場があり、それに続いての上場で、話題の会社(経営者)になっています。伝え聞くところでは、ノートパソコン1台、10万円の資金で創業し、10年で上場に漕ぎつけたとの事で、札幌のIT業界でのサクセスストーリーになっています。
 講演での氏の自己紹介では、札幌平岸高校を卒業後、米国ワシントン州にあるカレッジを卒業しています。このアメリカ留学は映画監督を夢見てとの事でした。2002年にクリプトン・フューチャー・メディア((株)に入社して、音楽コンテンツ制作を手掛けています。制作した携帯の着信メロディを「Sony Ericsson」に売り込んだエピソード紹介がありました。筆者が関係していたプロジェクト「eシルクロード」でも韓国企業の「エマシス」社とクリプトン社の提携に入澤氏も関わっていた話があり、当時の事を思い出しました。
 入澤氏はクリプトン社の「初音ミク」がブレークする前の2007年2月に同社を退職し、現在の会社を創業しています。会社経営上からも経営に関する学問的な知識が必要と、小樽商科大学大学院に入学し、MBAを取得しています。
 演題にもあるように、エコモットはIoT市場でAIを武器にビジネスを展開しようとしています。これからの社会は、人口減少はあっても「物」は増え続けるので、インターネットを介して「物」と結び付くサービスは拡大が見込めます。事実、従来のICT市場の規模は大きくても、その伸び率は0.1%/年であるのに対して、IoT市場のそれは12%との試算があり、現在の市場の全体規模は小さくても、将来性のある分野であるとの紹介がありました。
 近年のAI技術の急速な発展は、サイバー空間でのビッグデータを利用した分析や判断の正確さが基礎にあります。このAI技術と現実世界を、センシング技術、通信技術、インターネットを介して結び付けることで利用価値のあるサービスを開発し、社会に提供する事を同社の使命にしています。
 具体的な同社の開発サービス例として、駐車場の融雪システムの紹介がありました。従来は積雪の状態を人間が見て融雪装置のスイッチの開閉を行っていました。ここで、過去の積雪画像のデータをAIで分析することで、人の判断からAIによる判断で装置のスイッチ操作をします。こうする事で、融雪のためのエネルギー代を節約できる事が実証されています。このサービスは札幌だけでなく本州でも採用され、会社の規模が拡大しています。
 AIに関連した話題で、近未来に人工知能に取って代わられる職業の紹介(米国)があり、その上位に小売店販売員、会計士、一般事務員、セールスマン、一般秘書などが並びます。アメリカで利用が拡大している移動手段のUBERの話題も出て、JR北海道が路線を廃したら、UBERや自動運転技術による自動車移動システムの開発による対処法も今後の可能性があるだろうとのお話でした。
 入澤氏は北海道の発展にAI、IoT技術を活用する事にこだわりを持っています。北海道の直面する解決を求められている課題のキーワードには「離農」、「JR問題」、「カジノ」、「高齢化」等があります。これらのいずれにも技術的なサービス開発が求められ、同社も関与していきたいとの希望が語られました。
 これらの問題をより多くの人の知恵で解決していく事や、同社の発展のヒントを得るためにも、積極的に他社との関わりを持っていこうとして、入澤氏は業界団体の役職にも就いて講義います。「北海道IT推進協会」常任理事、「北海道モバイルコンテンツ・ビジネス推進協議会(HMCC)協会」常任理事、「NPO法人札幌ビズカフェ」副理事長等々で活動の範囲を広げています。
 入澤氏の好きな言葉として紹介されたものに、「一人では何もできない。しかし一人が始めないと何も始まらない。」がありました。現在37歳の入澤氏の大きな夢を別の会合で聞いた事があります。夢の実現性はさておいて、若さを武器にこれからの発展が期待されます。
 出席者は9名でした。

講義する入澤氏A.jpg
(講義する入澤氏)

講義風景A.jpg
(講義風景)

8・17(その3)耳にする 第三世代 世の変わりA.jpg
講義風景のパノラマ写真
posted by esre at 15:49| Comment(0) | TrackBack(0) | eシルクロード大学