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2017年07月02日

eSRU第12期第6講

 eシルクロード大学(eSRU)第12期第6講は
2017年6月15日(木)18:00〜19:30
講師にルチア学習塾塾長・社会福祉士の間島幸雄氏をお迎えして
「子供食堂1年間の取り組み」の演題でお話を伺いました。
場所はいつものユビキタス協創広場U-calaでした。

 間島氏は、地域の仲間と共に経済的理由で十分な食事をとれない子供に温かい食事を与え学習指導をボランティアで行っております。豊かな社会に成ったはずの我が国は実際には所得格差が広がり、貧困問題が深刻になってきている現状の現場からの問題提起でした。講義内容を箇条書きで列挙しておきます。

@ 日本は格差が拡大し低所得層がさらに貧困に陥っている。
A @につれて子どもの貧困割合も1/6人になる等、非常に深刻になっている。
B 貧困は様々な精神疾患や人間関係の悪化をもたらし、未来への失望を生んでいる。
C 本来、貧困を防ぐ生活保護制度やその他の児童手当増額等福祉制度で対応すべきであるのに、政府はそれをしようとしていない。
D 子供貧困対策法を制定し、子ども食堂等、ボランティアを活用する限定的で安上がりな方法で対処しようとしている。
E 貧困からの脱出の基本は経済の活性化である。しかし、アベノミクス等日本の経済政策は景気回復に成功していない。ますます格差が増加している。少子高齢化し急激な人口減が進行している
F 大きな政策の変更が必要である。経済活性化のトリクルダウンという大企業支援重視策を止め、弱者への福祉予算を大幅に増額する。
G 政治・民間部門は既得権益者(エスタブリッシュメント)で占められており、「岩盤」と表現されるほど改革が難しくなっている。新たな政策を策定・実施するには日本の政治・経済のシステム全体の変更が必要である。これは憲法の大改正(分権等)につながる問題である。
H 日本の経済政策を決定する際注意しなければならないのは米国の意思である。日本の労働者階層の貧困化の一大原因は派遣労働者法の改悪であるが、派遣労働者の職種の規制を取り払い、非正規労働者の大幅増→正規労働者減→給与所得減→購買力減=内需減→不況を招いている。この派遣労働者の規制を取ることを要求したのは米国であり、これに従い要求を取りいれた。(日本ではあまり重要視されてきていないが、年次改革要望書により米国は多くの日本にとって大切な経済的要求を実現してきている)

 出席者は8名でした。

講義中の間島氏A.jpg
(講義中の間島氏)

講義風景(2017・6・15)A.jpg
(講義風景)

6・15(その2)貧困に 光届くか ルチア塾A.jpg
(講義風景のパノラマ写真
posted by esre at 04:36| Comment(0) | TrackBack(0) | eシルクロード大学