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2017年12月28日

eSRU第12期第12講

 eシルクロード大学(eSRU)第12期第12講
2017年12月21日(木)18:00〜19:30、
講師に樹楽里織(きらりおり)研究会代表・深井克美研究家・鉄道愛好家
清水瓊子さんをお迎えして「旧鉄子の物好きな旅などなど」の
演題でお話を伺いました。場所はいつもの
ユビキタス協創広場U-calaでした。

1) 消えてしまった路線
 学生時代から『鉄道の旅』に興味を持ち、全国の鉄道路線に乗ったお話。
 鈍行列車や急行列車で青森から下関までを日本海側回りと太平洋側回りとの日数、乗車料金との比較等のよもやま話。 
 五能線の話。
 冬の寒い中、清水さんが震えながら入ったという、かの有名な海中露天風呂のお話。
 等々、大変興味深いものでした。

2)最短トンネル
 初めにトンネルの定義を話され、吾妻線の岩島〜川原湯温泉の間の『樽沢トンネル』が長さ7.2mで、当時の最短トンネルであるとの事です。清水さんは1994年8月に工事中の『樽沢トンネル』の貴重な写真を撮ってます。『樽沢トンネル』は現在は使われておりません。

3)夭折の天才画家 深井克美
 深井克美の作品を収集していた故植木正心さんとの長い親交があり、深井克美について清水さんも北海道新聞等に寄稿してます。深井克美の作品、『オリオン』、『彼岸へ』、未完の『ランナー』について、また彼の自死の謎についての話がありました。特に興味深かったのは、オリオンの右下の絵の具の下に大量の毛髪が塗り込まれていたと云うお話でした。

4) 手仕事家
 自称手仕事家としても活躍されていて、タテ糸に木綿や麻や絹などを使用し、ヨコ糸にシナの樹皮を加工した糸を織り込んだ『樹楽里織』の説明がありました。

5) 今年読んだ本
 今年興味深く読んだ本として、小林恵子著 現代思想社 『聖徳太子の正体』。今年のノーベル文学賞受賞者のカズオ・イシグロ氏の『日の名残り』(1994年刊)についてのお話でした。

6) 盆栽
 最後に、自宅の庭の植物をミニ盆栽にした写真を6点表示し、説明されました。
 
 清水さんの多方面に亘ってのお話はたいへん興味深いもので、今後に機会を設けて深井克美氏の作品について等、もっと深いお話を聞きたいものです。

 出席者は14名でした。
12・21面白き 話溢れて 年の暮れA.jpg
(講演中の清水さん:パノラマ写真

樹楽里織(きらりお)のスライドA.jpg
(スライドを使って樹楽里織(きらりお)の説明)

12・27(その3)報告に パノラマ写真 手間をかけA.jpg
(会場の様子:パノラマ写真
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2017年12月03日

eSRU第12期第12講案内

eシルクロード大学(eSRU)第12期第12講案内です。

日時:2017年12月21日(木)18:00〜19:30
講師:樹楽里織(きらりおり)研究会代表・深井克美研究家・鉄道愛好家 清水瓊子氏
演題:旧鉄子の物好きな旅などなど
場所:ユビキタス協創広場 U-cala
   北海道札幌市中央区北1条東4丁目1-1
   サッポロファクトリー1条館1階
   http://www.uchida.co.jp/company/showroom/canvas/sapporo/index.html
 北海道大学薬学部卒で手仕事家でもある講師から、こだわりの旅や日頃から興味をいだいているテーマの幾つかをお話ししていただきます。内容は以下のようなものとなります。
1. 消えてしまった路線 
2. 最短トンネル云々 
3. 冬の五能線云々
4. 夭折の天才画家 深井克美
5. 手仕事家・樹楽里織(きらりおり)について等
posted by esre at 09:21| Comment(0) | TrackBack(0) | eシルクロード大学

eSRU第12期第11講

eシルクロード大学(eSRU)第12期第11講は
11月16日(木)18:00〜19:30、講師に
元北海道新聞社出版局局長中山明展氏をお迎えして
「今なぜ本か? わたしの読書法」のテーマで
お話を伺いました。場所はいつもの
ユビキタス協創広場 U-calaでした。
 最初に中山氏の経歴に関する短い自己紹介がありました。お名前の正式な読みは「あきのぶ」だそうですが、1963年に起きた「吉展(よしのぶ)ちゃん事件」や周囲から「めいてん」と呼ばれた事もあって、「めいてん」としているそうです。

 2010年に60歳で北海道新聞社を退職後は「朗人生活」を楽しんでおられるそうです。現在のお住まいのマンション管理組合の理事長をしています。退職時に掲げた目標は5つあるとの事で、1)健康第一で朝は欠かさずラジオ体操をするそうです。

2)札幌百名山と名付けて札幌近郊の100座を登る。現在は半数を超えたぐらいだそうです。札幌百名山の範疇には入らないのですが、登った最高峰は羊蹄山との事です。中山氏はほとんど単独登山ですが、携帯電話は持っていないそうです。万一の事を考えたら携帯は必要だと、講義の後の飲み会で携帯の効用を話し、勧めました。

3)ブログを書く。これは新聞社時代にも道新出版局で出版した本の紹介のブログを書いていて、その個人版として退職後も引き続いて行っています(めい展・じゃあなる:http://54153788.at.webry.info/)。始めた頃には1か月でアクセス数が1万件ほどあったそうです。それが東日本大震災を境に激減して、その後は本の紹介や読後感を週に2回の投稿ペースにして、アクセス数が回復しつつあるとの事です。

4)北大20年プロジェクト。これはお孫さんを北大に入学させるという遠大な計画。

5)本を、月10冊を目標に読み、評価をブログに載せています。今まで読んだ冊数は2011年130冊2012年180冊、2013年254冊、2014年203冊、2015年120冊、2016年76冊(メモに間違いが無ければ)で、毎年その年のベスト3冊をブログで発表するとの事です。読む本はネットや新聞の書評で購入したり、図書館から借り出したり、新聞社時代の知人から贈られたりした本だそうです。増える本は「いい本旅立ち」で出身高校の札幌南高校(ここの司書が熱心な方で、図書室を生徒のたまり場にする事に尽力しているそうです)や奥様の出身地の浦河の高校、北海道ブックシェアリングの団体に寄贈するそうです。

 道新の函館支社に一時勤務されていた川崎彰彦氏が、同じ早稲田文学部露文科出身の五木寛之氏の活躍に刺激され、道新を辞め大阪文学学校を拠点に作家活動に入って残した作品を集めた「川崎彰彦傑作選」の出版の経緯の紹介がありました。300部印刷(定価2000円)して完売で、手元に1冊も残っておらず(最後の1冊は貸し出し中)、体裁本を持ち込んで披露されていました。なお、川崎氏は2010年に亡くなっています。

 道新の小樽支社に勤務していた関係から、伊藤整文学賞の選考の裏方を務めた事もあり、文学賞選考のエピソードの披露もありました。文学賞は選考委員中の重鎮の意向で決まっていくところがあるようです。
 尊敬する書き手として鶴見俊輔氏を挙げておられました。同氏は行動する哲学者といわれ、小田実氏らとベトナム平和市民連合(ベ平連)を結成して活動しました。2015年に93歳で亡くなっています。著作の「言い残しておくこと」の書名を紹介されていました。

 聴衆はいつもより多目で10名でした。スマホ全盛にあっても、皆さん読書や本には興味があると思われました。

講義中の中山氏A.jpg
(講義中の中山氏)

中山氏講義風景A.jpg
(講義風景)

11・16(その4)質問は 何故本読むか 時間切れA.jpg
(講義風景:パノラマ写真
posted by esre at 07:00| Comment(0) | TrackBack(0) | eシルクロード大学