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2007年11月16日

eSRU8講目

 eSRUの第8講目は11月15日(木)に行われ、講師は日本銀行札幌支店の上野正彦支店長でした。講義のテーマは一応「北海道経済の活性化に向けて」でしたが、このテーマも含めて、色々面白く知識の増える講義でした。
 北海道が温暖な地域で盛んな農業である米作と、比較的冷涼な地域での酪農が一緒に営まれる特色ある地域であり、世界的に見ても米国のカリフォルニア州ぐらいしか同じような農業地帯はみあたらない、といった視点で話されると、北海道に住んでいる者には余り気にかけない点が北海道産業活性化の大切な要素になっているのに気がつかされます。
 上野氏が静岡の日銀支店で勤務されていた時、お茶の産地でもあるので日本茶の先物取引所を静岡に開設すると、それは即世界のグリーンテーの先物取引の中心市場になるので、現在検討中だとの経験から、北海道の農産物を対象にした先物取引の市場形成を北海道で行って世界に向けた金融マーケット開拓の話なんかは、金融に関わる方だからこそのアイディアであると思われました。
 1967年に社会学者のスタンリー・ミルグラムが発表したSmall-world networkの理論(に基づく実験)のお話なんかもあり、これは詳述は省略ですが、言葉の直訳通り「世の中は狭い」という話を学問的に確かめたものです。上野さんが北海道開拓の話で依田(よだ)勉三に言及し、依田と歌手中島みゆきのつながりを話され、中島みゆきと上野さんのちょっとした接点の話を聞くと、世の中狭いという例にもなりそうです。
 出席者からの質問に答えて、お札の偽造防止のためにお札に施してある各種の工夫の話や、お札に関する質問なんかも面白く聞けました。質問に正解を出して、上野さんが食事に招待してくれるチャンスを得た受講者は居ませんでしたが。
 上野さんはマージャンをやっていて、すごい上がりのパイ待ちで、緊張のあまり倒れれて救急車で運ばれたという武勇伝(?)を披露されていました。それ以後マージャンは止めたそうです。
 面白い話が続いて、動画でも聴講者(15名参加)が笑っています。
 





posted by esre at 05:54| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
昨夜は、上野様の講義をとても興味深く拝聴しました。
北海道経済の今後の見通し、一次産業を一兆円産業から十兆円産業へなど、とても楽しく聞きほれました・・・
わたくしも、北海道の素材を使ったお菓子等を作っていることもあり、一次産業への想いは熱く思っております。
北海道が立ち上がっていくのも、食というのは大きな鍵だと考えております。
Posted by 小野 at 2007年11月16日 17:51
 「白い恋人」の事件もありましたが、北海道スィーツは全国に名が通っていて、地元食材が勝れている利点を生かせば、もっともっと新展開が期待できそうです。ご健闘を期待しています。
Posted by 大熊猫 at 2007年11月17日 07:06
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