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2019年11月09日

eSRU第14期第11講案内

eシルクロード大学(eSRU)第14期第11講案内です。

日時:2019年11月21日(木)18:00〜19:30
講師:潟nイデックス・和島 会長 和島英雄氏 
演題:「送電業務にeラーニングで『共育』を!!」 
場所:ユビキタス協創広場 U-cala
   道札幌市中央区北1条東4丁目1-1
   サッポロファクトリー1条館1階
   http://www.uchida.co.jp/company/showroom/canvas/sapporo/index.html
内容:少子高齢化や新卒採用の売り手市場で技術系の人材確保が難しくなってきています。世代交代が急速に進む中、人材育成の早期化や若年層への技術継承は電力会社の各部門で共通の課題となっています。この現状に対処するため電力業界、特に送電に的を絞って、人材育成や研修制度と「e ラーニング」の組み合わせについて考え、送電に関する「e ラーニングシステム」の構築に関する試案について語る予定です。
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eシルクロード大学(eSRU)第14期第10講

eシルクロード大学(eSRU)第14期第10講は、
2019年10月24日(木) 18:00〜19:30
講師に潟Aイワード社長奥山氏をお迎えし、
「アイワードのカラー写真復元技術〜フジテレビの『お直しさん』から〜」の演題で
お話を伺いました。
場所はいつものユビキタス協創広場U-calaでした。

 演題にもある通り、今年(2019年)9月27日に全国放送されたフジテレビ「ニッポンの超絶技巧!直美・千鳥のこまったときのお直しさん」でアイワード社の褪色カラー写真のデジタイズ復元が紹介されました。番組で取り上げられた褪色写真は60年前のスカルノ大統領とデヴィ夫人の写真で、放送された復元技術とそれに取り組む現場や技術開発の実際が奥山社長から語られました。
 カラー写真は光の当たっていないところで長年置いておくと全体が赤っぽく変化します。これは暗褪色と呼ばれるもので、イエロー色素とシアン色素の劣化によるものです。一方、明るいところに長年置いておくと全体が青っぽくなり、マゼンタ色素の劣化による明褪色となります。デヴィ夫人の写真ではこの両方の褪色が重なったもので、その復元は非常に困難だったとの事です。また、写真はガラス板の下にあって、ガラスに張り付いて剥がす事が困難だったため、ガラス越しの復元作業となりました。この場合、ガラスの影響を除く必要があります。
 復元作業は写真データをデジタル化して、ピクセルを相手の作業となります。ガラスの効果を軽減するフィルターを用い、ガラスの影響を除きました。復元作業の過程で現れて来たゴミのようなものも一つひとつ取り除いて行きます。褪色写真の色空間を測定し、カラー写真の色空間に近づけるようにピクセル事に計算により色情報の加減算を施して、復元を行っていきます。この時復元に用いる計算式は元の色情報が褪色により変化した基準が必要で、写真中の物体で色が特定できるものを探して、実際の色が褪色写真でどのように変化しているかを調べたりして行います。
 復元作業は気の遠くなるような作業の連続であると紹介されました。褪色写真の色空間をピクセル毎の色情報操作でより褪色以前の色空間に近づける作業を試行錯誤的に繰り返して行われました。最終的に復元されたデヴィ夫人の写真では、何も写っていないと思われたところにシャンデリアが写っていたり、椅子の色が金色でデヴィ夫人の衣服の透けた様子等が見事に再現されています。復元された若き頃のデヴィ夫人が美しかったのはいうまでもありません。
 アイワードの褪色カラー写真復元は東京大学総合研究博物館より同館収蔵の遺跡のカラー写真の復元の依頼から始まり、途中から北海道大学の研究者との共同研究が行われました。科学的根拠による新しい復元技術が開発され、研究成果は「多項式近似に基づく褪色カラーフィルムのデジタル画像復元」(2016年3月)として北海道大学の研究者とアイワードの関係者の連名の論文として電子情報通信学会の論文誌に発表されています。その成果もあり、美術品の写真の褪色復元の依頼もあり、国立博物館で美術品の資料を参考に復元作業を行ったお話もありました。
 聴講者からこの技術をもっと世の中に広めるシステムを考えては、といった指摘がありました。紹介された技術は現在のところ研究段階にあるとの事です。もっと簡易な復元技術に関しては、価格表も示された同社のサービスとして提供されています。同社で出版を行う際に持ち込まれた写真原稿を復元した例もあるそうです。因みに研究開発的なデヴィ夫人の写真の復元例の費用は20万円に設定したそうです。
 出席者は13名でした。
講義中の奥山氏A.jpg
(講義中の奥山氏)

ビジネスEXPO出展案内ハガキA.jpg
(ビジネスEXPO出展案内ハガキ)

10・24(その3)デヴィ夫人 復元されて 綺麗なりA.jpg
(講義風景:ここをクリックでパノラマ写真
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2019年10月03日

eSRU第14期第10講案内

eシルクロード大学(eSRU)第14期第10講案内
日時:2019年10月24日(木)18:00〜19:30
講師:潟Aイワード社長 奥山敏康氏 
演題:「アイワードのカラー写真復元技術〜フジテレビの「お直しさん」から〜」         場所:ユビキタス協創広場 U-cala
   道札幌市中央区北1条東4丁目1-1
   サッポロファクトリー1条館1階
   http://www.uchida.co.jp/company/showroom/canvas/sapporo/index.html
内容:アイワードは学術・芸術の書籍を扱う印刷会社です。近年、色褪せたカラー写真が印刷原稿として入稿してくる場合があります。褪色したカラー写真を復元する技術は世界のどこにもないことからアイワードの自社開発がおこなわれています。その技術開発の経過から今回のテレビ番組取材で行った内容を紹介していただきます。なおテレビ番組については秘境100選のブログ記事(http://hikyou.sakura.ne.jp/v2/2019/09/928_11.html)にも載せてあります。
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2019年09月23日

eSRU第14期第9講

eシルクロード大学(eSRU)第14期第9講は、
2019年9月19日(木) 18:00〜19:30
講師に北海道科学大学教授三橋龍一先生をお迎えし、
「CFを契機に本格的にスタートした衛星プロジェクト」の演題で
お話を伺いました。
場所はいつものユビキタス協創広場U-calaでした。

 最初に北科大の三橋教授からの自己紹介があり、旭岳と手稲山間での超微小電力無線通信実験に協力していただいた登山愛好家の名和田氏の簡単な紹介もありました。
 三橋教授は大学教授以外に「NPO法人 大学宇宙工学コンソーシアム(UNISEC)」 理事と「NPO法人 北海道宇宙科学技術創成センター(HASTIC) 」理事として宇宙工学の研究と共に学生や企業の宇宙開発の支援活動を行っているとのことです。宇宙との関わりは1996年に宇宙科学研究所の所長を定年退官された秋葉鐐二郎先生が、北海道工業大学(現 北海道科学大学)の教授として着任し、その時に研究室が隣であったという縁から始まったとのことです。そのため、1996年4月に国から承認され開発が始まった「はやぶさ」の第一回設計会議などにも出席する機会もあり、宇宙開発の現場に興味を持ったそうです。
 1997年頃から大学や高専での宇宙開発を支援する組織の立ち上げに関わり、その組織が2003年にNPO法人として東京都から認められたUNISECで、2017年には国連のオブザーバーとして公式に承認されるに至ったそうです。2003年にCubeSatと呼ばれる10cm×10cm×10cmサイズの打ち上げと運用に東大と東工大が成功し、日大の衛星が2006年7月にロケットの打ち上げ失敗により、2006年9月に三橋教授が主要メンバーであった北海道キューブサット開発プロジェクトチームが開発した「HIT-SAT」がチームとしては世界で3番目の打ち上げ成功事例となりました。
 CubeSatという超小型衛星とはいえ、地球周回軌道上を飛行する本物の人工衛星であることから、HIT-SATの開発から運用までの苦労は多く、三橋教授には再び衛星を開発する気持ちは無かったそうです。しかし、顧問を務める「宇宙開発研究同好会」(HIT-SAT開発の学生たちが立ち上げた)が昨年度からUNISEC総会や活動報告会に積極的に参加するようになり(6名の学生が自己負担で会場であった東大などに行ったとのことです)、さらに昨年度に国際宇宙ステーション(ISS)から放出されたCubeSatの運用管制にかかわったことから再び人工衛星を開発することを三橋教授は漠然と考えていたそうです。そこに2019年3月16日に開催された「2019年北海道科学大学オープンキャンパス・大学プレゼンテーション」でユニークな研究活動をしている3名の教員のうちの1人として三橋教授が選ばれ、600人を超える高校生や保護者の前でプレゼンテーションを行い、学園設立の2024年までに再び道産衛星を打ち上げる活動を行っていることを公表する経緯が加わります。プレゼンテーションの内容は、入試課・広報課・外部委託業者と検討してまとめ内容であることからオープンキャンパスにふさわしいと判断されたそうです。
 衛星開発プロジェクトは学内と大学を志望する高校生らへは周知したものの、学外へも広報したいと考えていたところ、7月18日のeシルクロード大学(eSRU)で北海道新聞社が運営するクラウドファンディング(CF)「find H」に関する同社の惣田氏の講義を受講して、その場で三橋教授はCFを行う決心をしたとのことです。実際に僅か8日後にCFをスタートさせています。CFは学内では初めてのことであることから三橋教授は非常に苦労をしました。しかし、最終的に道新が運営するCFであるという信頼性から学内で公式にCFの実行を認められたそうです。CFの目的はお盆期間に秋田県で開催される「能代宇宙イベント」への参加を応援するものであることから、募集期間は2週間と短期であったため、目標金額を10万円と比較的少額に設定しましたが、最終的にはfind Hでは過去最高となる212%の支援達成率になり、学内外に対する広報目的で行ったことから考えると大成功でした。
 CF実行中に三橋教授の大学の先輩でもある中本氏に衛星開発の相談をしたところ、非常に興味を持ってもらえ、技術面と広報は全面的に、さらに打ち上げ資金の調達にも協力していただけることになったとのことです。HIT-SATの開発時の主要メンバーであった熱設計の専門家である北海道大学の戸谷教授と赤平市の植松電機の植松社長の了解が得られ、構体設計等のプロである安中氏も全面的に協力していただけることになったそうです。また、中本氏は自身の人的ネットワークの広さを活用して、衛星開発に必要なエンジニア等の協力を得ることにもすでに成功しているとのことです。JARLやJAMSATさらにはCQ出版も巻き込んだ大きなイベンを考えていると聞いています。
 開発する超小型衛星の主目的はSDR(ソフトウェアラジオと呼ばれるもの)を活用した超微小電力でのデータ伝送であるとのことで、9月4日に登山愛好家の名和田氏の全面協力を得て、旭岳山頂と手稲山間の約150kmの距離で最小1mWの通信実験を行い、当初の目標レベル以上の通信実験に成功したそうです。旭岳山頂での実験で登山協力者が必要であったのは、実験機材を三橋教授がリュックに入れて運ぶことと安全面のサポートをしていただくためであったとのことです。衛星プロジェクトが広く認識された際には、この通信実験から始まったことを広報材料にすることが主目的の実験であったそうです。
 最後に、衛星プロジェクトの進行状況についての話がありました。衛星はISSから1UサイズのCubeSatを放出するもので、J-SSODと呼ばれるISSの日本実験棟「きぼう」から放出する方式で行うとのことです。その事業の認定をうけているSpace BD社と9月11日に第一回目の打ち合わせを北科大内で行い、衛星の目的・放出までの過程や費用の概要がまとまったとのことです。現在のところ、2020年度の打ち上げを予定しているそうです。北海道内では、大樹町のmomoロケットの打ち上げなど宇宙開発の盛り上がりがみられるものの、一般の人にはなかなか興味を持ってもらえないことも現実です。そこで、ロケットと衛星の両方を道内で行うことにより北海道を日本の宇宙産業の中心としたいとのことで活動を行っていると三橋教授のお話でした。

出席者は8名でした。
講演中の三橋教授A.jpg
(講義中の三橋教授)

UNISECへの参加A.jpg
(UNISECへの参加の様子)

通信実験のスライドA.jpg
(旭岳―手稲山間超微小電力通信実験)

9・19(その4)衛星の 打ち上げ目指す 努力かなA.jpg
(講義風景:ここをクリックするとパノラマ写真
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2019年09月07日

eSRU第14期第9講案内

eシルクロード大学(eSRU)第14期第9講案内です。
日時:2019年9月19日(木)18:00〜19:30
講師:北海道科学大学教授 三橋龍一先生 
演題:「CFを契機に本格的にスタートした衛星プロジェクト」
場所:ユビキタス協創広場 U-cala
   道札幌市中央区北1条東4丁目1-1
   サッポロファクトリー1条館1階
   http://www.uchida.co.jp/company/showroom/canvas/sapporo/index.html
内容:北海道科学大学の「宇宙開発研究同好会」では、特に昨年(2018年)からCubeSatと呼ばれる超小型衛星の開発を本気で取り組む元気がある学生が部員となり、本格的に活動を開始しています。その同好会の顧問であり、初の道産衛星となった超小型衛星「HIT-SAT」の開発チームの主要なメンバーであった同大三橋龍一教授が同会を支援し、衛星プロジェクトのスタートの準備を行ってきています。昨年度からの学内の活動に加え、学外的にはクラウドファンディング(CF)で衛星プロジェクト活動の広報に努められてきています。本年7月26日に開始した前記CFから現在に至るまでの経緯について解説していただきます。項目は下記となる予定です。
〇2019年北海道科学大学オープンキャンパスでの衛星プロジェクトの紹介の様子
〇北海道新聞社のCF find Hでの広報活動
〇衛星通信の予備段階としての旭岳と手稲山間(約150 Km)の通信実験
〇JAXAの超小型衛星放出事業に係わる準備状況
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2019年08月25日

eSRU第14期第8講

 eシルクロード大学(eSRU)第14期第8講は2019年8月22日(木)18:00〜19:30、爪句結社「秘境」社主の肩書で筆者(青木曲直)が「爪句集全40巻出版を顧みて」のテーマで講義を行いました。 場所はいつものユビキタス協創広場 U-calaでした。

 爪句集の出版は2008年1月に第1集「爪句@札幌&近郊百景」を出版してから2019年8月に第40集「爪句@クイズ・ツーリズム−鉄道編」出版まで続いています。出版を始めた契機とその後について新聞記事を見返しながら話を進めました。
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(朝日新聞・北海道版爪句記事・2011年10月23日)

 爪句集の最初の頃は普通の写真に5 7 5の俳句(もどき)の画像ファイル名を添えていました。写真の編集方式の「サムネイル(親指の爪)」に採用した句なので「親指の爪の句」、縮約して「爪句」とした筆者の造語を紹介しました。写真はその後ドローンを飛ばしての空撮パノラマ写真も加わり、印刷したQRコードをタブレットやスマホで読み込む事で360°の全視界が表示されるものに発展して来て、その全球空撮パノラマ写真をPowerPointの表示画面からネットを介してサーバーから取り出すデモも行いました。
eSRU2・北科大空撮A.jpg
(北科大空撮写真を載せた爪句集)

 爪句をビットコインで支払える工夫を行った例も紹介しました。ただし、ビットコインの日本円に対する価格変動が激し過ぎ、本の「定価」という意味が無く、不定価の本代が支払われる事は実際的でない点の説明もしておきました。
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(ビットコイン定価表示の爪句集)

 俳句は日本語では5 7 5の17音であるのを中国語に対応付けると3 4 3漢字(音)、計10漢字(音)で同じくなりそうで、中国語俳句として10音句を広めたいという筆者のアイデアも紹介しておきました。
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(十音句に関する道新コラム・2011年11月24日)

 今回出版した40集目の爪句集「爪句@クイズ・ツーリズム−鉄道編」はクラウドファンディング(CF)も利用しています。
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(爪句集第40集の出版と全40集寄贈プロジェクトのクラウドファンディング)

 第40集の爪句集とこれまで出版した全40集を大学、高校の図書室や道立文学館、語学学校への寄贈プロジェクトもCFの目標に組み込まれていて、その成果の紹介を行いました。
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(爪句集全40集の寄贈成果)

 北海道新聞本社のDO^Boxで10月2日〜4日までアイワード主催の自費出版・記念誌展が行われる予定で、コーナーの一つは爪句集出版となる予定です。
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(自費出版展の案内)

 筆者の講義後は各自持ち寄りの飲み物と摘まみで出席者のほぼ全員にスピーチをしていただきました。以下に写真を並べておきます。奥山敏康氏はアイワードの社長よりは共同文化社の社長としてのお話でした。里見英樹氏は筆者とのマダガスカル旅行がタイ・カンボジア旅行になった話に触れられていました。中本伸一氏はソフトバンクが3兆円以上で英国のアーム(ARM)社を買収したら、技術者が同社を飛び出して同社のCPUを公開して誰でも使えるようにした、といった話題の提供です。イーストマンクラフト社長の新山将督氏と同社の社員のベトナム人グエン ティ ツー チンさんは爪句集40巻を札幌の語学学校に寄贈した経緯と、新山氏がこれからベトナムに爪句集を持って行き、ベトナム語での翻訳の可能性の検討に触れられていました。三橋龍一北科大教授はこれから超小型人工衛星を打ち上げることで頭がいっぱいな様子の話でした。宇宙工学大御所の秋葉鐐二郎先生はこの勉強会のように人が直に会って話すと色々アイデアが出てくるものだ、とコメントされていました。北海道新聞のクラウドファンディング部門を立ち上げた惣田浩氏は立ち上げ後の事業の状況について話されていました。無名会を主宰されている石黒直文氏は中国語の素養があり、筆者の十音句の話が興味深かったとの事でした。伊藤組100年記念基金事務局長の池田敏博氏には同基金の紹介を行っていただきました。元共同出版社社員の長江ひろみさんは爪句集出版に長い事関係してこられたお話の披露です。長江さんが手作りで持ち込んだ食べ物を賞味する時間が無くて、これは大変失礼しました。以前ダットジャパンに居て、現在は道外の企業に転職した柿崎保生氏にはダットジャパン勤務の頃にカレンダー出版にお世話になっています。勉強会常連の福本義隆氏には締めでお話をしていただきました。出席者は14名でした。
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(奥山敏康氏)
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(里見英樹氏)
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(中本伸一氏)
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(新山将督氏)
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(グエン ティ ツー チンさん)
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(三橋龍一教授)
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(秋葉鐐二郎先生)
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(惣田浩氏)
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(石黒直文氏)
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(池田敏博氏)
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(長江ひろみさん)
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(柿崎保生氏)
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(福本義隆氏)
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(スピーチ中の奥山敏康氏:ここをクリックでパノラマ写真
8・22(その3)スピーチ中の里見英樹氏A.jpg
(スピーチ中の里見英樹氏:ここをクリックでパノラマ写真
8・22(その3)スピーチ中のグエン ティ ツー チンさんA.jpg
(スピーチ中のグエン ティ ツー チンさん:ここをクリックでパノラマ写真
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2019年07月22日

eSRU第14期第8講案内

eシルクロード大学(eSRU)第14期第8講案内です。
日時:2019年8月22日(木)18:00〜19:30
講師:爪句結社「秘境」社主 青木曲直氏 
演題:「爪句集全40巻出版を顧みて」
場所:ユビキタス協創広場 U-cala
   道札幌市中央区北1条東4丁目1-1
   サッポロファクトリー1条館1階
   http://www.uchida.co.jp/company/showroom/canvas/sapporo/index.html
内容:2008年1月1日に第1集「爪句@札幌&近郊百景」を出版してから2019年9月に第40集「爪句@クイズ・ツーリズム−鉄道編」の出版までを振り返り、出版の動機、全球パノラマ写真の印刷の工夫、ドローンによる空撮写真の採用、クラウドファンディングによる出版、クイズ・ツーリズムの提唱等につき解説を行います。爪句が新しい趣味として発展し、デジタル文芸の新ジャンルの創作活動となり得る可能性についても論じます。さらに、クラウドファンディングの支援と伊藤組100年記念基金の助成を受けて行っている爪句集全40巻の公共施設等への寄贈プロジェクトについても紹介します。
 なお、当日は記念パーティ風講演会ですので、参加者各自で飲み物やおつまみ等を用意してください。参加費等は徴収しません。参加者にスピーチをお願いする事がありますので、ご了承ください。
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eSRU第14期第7講

 eシルクロード大学(eSRU)第14期第7講は、2019年7月18日(木)18:00〜19:30、講師に北海道新聞社営業局営業推進部の惣田浩部長をお迎えし、「北海道新聞のクラウドファンディング「find H」その狙いと展望」 の演題でお話を伺いました。場所はユビキタス協創広場 U-calaでした。
 お話は惣田氏の自己紹介からです。氏は佐呂間町出身の1963年生まれで、高校は北見、明治大学法学部卒後北海道新聞社に入社しました。函館支社広告部を皮切りに、東京・札幌・釧路などの本支社勤務の後2018年7月に本社営業局営業本部でクラウドファンディング(CF)の立ち上げ準備に入り、2019年7月にCF「find H」(http://find-h.jp)のローンチに漕ぎつけました。
 講義の始めではCFに関する簡単な解説があり、CFが群集(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせた造語の紹介もありました。CFの市場性の紹介があり、市場規模は指数関数的に拡大しており、2017年度統計では支援金額は1700億円で、支援者数は137万人に達しています。
 世界的に見ると2016年には1兆円を超え、2025年には9兆円規模に達すると予想されています。世界最高額のCFとしてスマートウオッチ開発資金として約20億円を集めた例の紹介がありました。
 CFの仕組みの解説がありました。CFは大まかに分類すると寄付型、購入型、金融型に分けられfind Hでは金融型は扱っていません。資金の受け取り方としては目標金額に達した場合に支援金の受取りとリターン(返礼品)の発送を行うもの、目標金額に達しなくても支援金の受取りとリターンの発送を行うもの、募金のような目標金額を定めないものがあります。プロジェクト開始前にいずれかを選択する事になります。
 CFの調査データの紹介がありました。ふるさと納税者が42%で、CFとふるさと納税には親和性があるとの事でした。CFの会社の取り扱い高のデータもあり、Readyforが16.8%の首位で、道内に特化したACT NOWも5.8%と健闘しています。日本の大手CF企業や新聞社のCFについての紹介がありました。支援者の支援理由は、趣旨に賛同、面白そう、興味があった、リターンが魅力的、関係者のファンといったところが主なものです。
 CFの1/3の原則というものがあり、友人知人、友人知人からの広がり、新規ユーザーのそれぞれで1/3の支援者を確保するというものです。しかし、実態としては身の回りからの支援者が主体です。支援者がプロジェクトを知るきっかけは色々あっても、支援テーマによっては情報の経路が大きく異なり、CFの総論としては語れないとの事でした。まとめとしてクレジット決済への抵抗感が強い(特に高齢者)、「お金で支援」という文化は地域にとって大事、小額だと返礼品が大変、地域特化型サイトが健闘している、などがあげられていました。
 今回立ち上げた北海道新聞のCFの目的は北海道の活性化に寄与する事で、収益事業ではなく、新聞社としての社会的貢献に重きを置いたものであるとの説明がありました。このため北海道に関連したプロジェクトに限定し、プロジェクトオーナーとは必ず会ってプロジェクト完了まで併走する方針であるとの事です。
 新聞社である点の利点を生かして、紙面にプロジェクトの紹介を行いたいとのお話もありました。現在募集しているプロジェクトで紙面での紹介例もありました。Find Hのスタートから2週間の時点での感想の披露がありました。プロジェクトの相談は予想以上に多い。北海道には頑張っている人、地域のために活動している人、面白いことをやりたい人が沢山いる。CFは甘くはなく、支援の成功はテーマ次第のところがある。等々のお話がありました。
 質問として、既存のCFのACT NOWとの棲み分けとfind Hのセールスポイント、find Hが北海道新聞に広告をどのようにどのくらいの頻度で載せるか、実際に公開するまでの手続き等がありました。この講義後、早速公開の下準備に入った聴講者もおり、多分近々公募が開始されるのではないかと予想されます。
 聴講者は5名でした。
講義中の惣田氏A.jpg
(講義中の惣田氏)

find Hの広告例A.jpg
(find Hの広告例)

7・18(その4)講演が 生み出す成果 期待なりA.jpg
(講義の会場風景:ここをクリックでパノラマ写真
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2019年07月04日

eSRU第14期第7講案内

eシルクロード大学(eSRU)第14期第7講案内です。

日時:2019年7月18日(木)18:00〜19:30
講師:北海道新聞社営業局営業推進部 惣田 浩部長  
演題:「北海道新聞のクラウドファンディング「find H」その狙いと展望」
場所:ユビキタス協創広場 U-cala
   道札幌市中央区北1条東4丁目1-1
   サッポロファクトリー1条館1階
   http://www.uchida.co.jp/company/showroom/canvas/sapporo/index.html
内容:北海道新聞社が新しくクラウドファンディング事業(:http://find-h.jp)を立ち上げました。これを機に同社の新事業の狙い等を責任者の惣田部長からお聞きします。お話の内容は以下です。
◇北海道新聞社がクラウドファンディングを立ち上げた狙い
◇クラウドファンディングの市場性
◇北海道新聞のクラウドファンディング「find H」の特徴
◇現在進行中のプロジェクトとその傾向
◇北海道新聞社が目指すクラウドファンディングとは
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2019年07月03日

eSRU第14期第6講

 eシルクロード大学(eSRU)第14期第6講は、2019年6月20日(木) 18:00〜19:30
講師に札幌国際大学観光学部講師 陳堯柏(チェン ヤオボ)先生をお迎えし、
「テクノロジーの発展と語学学習の多様化」の演題でお話を伺いました。
場所は、ユビキタス協創広場U-calaでした。
 講義は、陳先生の自己紹介から始まりました。先生は、台湾出身で兵役を終了後、アメリカの大学に留学しComputer Information Systemを専攻されました。大学卒業後、アメリカの会社に就職しテクニカルサポートエンジニアとして活躍しました。その後、アメリカのニューハンプシャーにある大学で英語教育について学び、台湾で英語学校の経営に携わったのち、現在は、札幌国際大学で英語および中国語教育に携わっています。
 講義では、語学学習における道具の歴史をふりかえり、プロジェクター、カセットテープ、CDプレーヤー、ビデオやDVD、コンピュータ、SkypeなどのチャットやYouTubeを使った語学教材の紹介がありました。語学学習の次世代教材は、AIになるのでは?という予測もあり、興味深い内容でした。
 陳先生は、テクノロジーの発展に伴う教材などの多様化が、実際にどれだけ語学の上達に貢献しているのか、また、語学学習では学習者のモチベーションをどのようにして高めるのかが重要な課題であると考えています。
 参加者からは、
・語学学習はスポーツの練習に似ているのではないか?
・リスニングラボはなくなる?
・翻訳機があれば語学を学習しなくても良いのではないか?
・日本語のあいまいな部分を考えた場合、AIが翻訳できる日本語が正しい日本語であるとなってしまうのではないか?
・多言語を習得した人は、アウトプットをしない時はどの言語で考えているのか?
などの興味深い質問があり、活発な議論が繰り広げられました。
 参加者は8名でした。

講演中の陳先生1A.jpg
(講演中の陳先生)

講演中の陳先生2A.jpg
(講演中の陳先生)

陳先生講演スライドA.jpg
(講演のスライドから)

6・20(その3)良く喋る トリリンガルの 講師かなA.jpg
(講演風景、ここをクリックでパノラマ写真
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2019年06月17日

eSRU第14期第6講案内

eシルクロード大学(eSRU)第14期第6講案内です。
日時:2019年6月20日(木)18:00〜19:30
講師:札幌国際大学観光学部講師 陳堯柏(チェン ヤオボ)先生  
演題:「テクノロジーの発展と語学学習の多様化」
場所:ユビキタス協創広場 U-cala
   道札幌市中央区北1条東4丁目1-1
   サッポロファクトリー1条館1階
   http://www.uchida.co.jp/company/showroom/canvas/sapporo/index.html
内容:時代とともに進化してゆく情報技術によって私たちの語学学習方法も日々変化しています。ラジオやテレビに頼っていた時代、重く分厚い辞書を持ち歩いていた時代から、パソコン、スマートフォンを駆使する時代へ移り変わり、語学教育の現場も大きく変わってきています。自己語学習得の過程と語学教育の現状を陳先生に解説していただき、語学教育に関して共に考えます。 
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2019年05月28日

eSRU第14期第5講

 eシルクロード大学(eSRU)第14期第5講は、
2019年5月16日(木) 18:00〜19:30
講師に札幌国際大学准教授 後藤ゆり先生 博士(医学)をお迎えし、
「運動と健康について」の演題でお話を伺いました。
場所はいつものユビキタス協創広場U-calaでした。

 最初に世話役の北科大の三橋龍一教授から後藤先生と高校(札幌旭丘)の同期であるとの紹介がありました。後藤先生の自己紹介があり、高校卒業後に東京へ行き札幌に戻ってきた後にピープル(スポーツクラブ)でインストラクターをされ、語学学習目的でカナダのエドモントンへ留学したそうです。その後、アメリカのカーボンデールへ行き、就労ビザが切れることもありニューヨーク州立大学バッファロー校へ進学し、帰国後に北大大学院医学研究科を終了し博士(医学)の学位を取得されました。現在は札幌国際大学准教授をされているとのことです。高校時代はバスケットボール部の活動を主とした生活をして、現在の大学では男子バスケットボール部の顧問をされているとのことです。
 モンゴルのダルハン市へ調査研究目的で行ったときに、モンゴル国内で最も整備が良いとされているグランドなどを視察したところアメリカの施設との差が大きいことに驚くとともに、国際的に活躍している選手もここで練習してきたということに考えるところがあったそうです。
 主な講演内容は下記の項目でした。
・U型糖尿病
・認知機能
・ストレス
・社会との繋がり
・山菜取り
・姿勢と動作
 糖尿病患者数は男性の方が女性より多く、年々増加傾向にあるが高年齢化の影響もあるため発症率が大きくなったとも言えるとのことです。U型糖尿病の仕組みの図を用いて解説がありました。正常な場合には血液中のグルコース(細胞のエネルギー源となる栄養素)が細胞壁の外側のインスリンレセプターで感知され細胞内に取り込むGLUT4を機能するようにするところ、何らかの原因でインスリンが分泌されなくなるのがU型糖尿病であるとのことです。しかし、有酸素運動することによりインスリンが分泌されなくてもGLUT4が活動をするとのことです。つまり、適度な運動(ウォーキングなら20分程度で軽く汗ばむ程度でも効果があるということです)をすることにより、インスリンが分泌された状態と同様にGLIT4が機能するため、医師は患者に対して運動を勧めるそうです。糖尿病患者の中には、運動により痩せることが目的だと誤解している人も多くいるとのことです。
 認知機能に関しては患者数が増加しているのは、高齢化の影響が大きいだろうとのことです。エアロビクスとストレッチングを比較すると有酸素運動であるエアロビクスの方が認知能力の低下のリスクを減らすことができ、記憶や空間学習能力に関わる海馬体はエアロビクスの効果が大きいということが脳科学で明らかになっているそうです。
 ストレスに関してはキラーストレスが問題であるとのことです。恐怖を感じる中枢である偏桃体は、人類にとっては危険な動物などに遭遇した時に瞬時に反応して逃げるために重要であったのが、現代社会ではほとんど不要な存在であるばかりか、キラーストレスの原因となっているそうです。ストレスにより延髄の神経が発達して敏感になり、ストレス反応が起きやすくなるとのことです。
 「これまでの内容から運動は体に良いと思いますか?」という問い掛けが講師から聴講者にありました。アメリカのロセットは豊かとはいえない炭鉱の町であるが健康な人が多いことが知られており、50年間にわたり近郊の町と比較した有名な調査結果の紹介がありました。その結果、ソーシャル・キャピタルが重要であることが明らかになったとのことです。しかし、経済的に豊かになりプライバシーを重視した生活に変化した結果、他の町より健康的とは言えなくなったそうです。ソーシャル・キャピタルとは、簡単に言うと「ソーシャルネットワーク」「社会的繋がり」「地域の人や身近な人を信頼すること」とのことです。Adjusted hazard ratios(健康度? 基準を1として数値が大きくなるほど悪い)という臨床試験で使用されている方法で4つのグループに分けて分析すると「複数人で参加型の運動」を続けているグループが最もよく、「ソーシャル活動をしている(運動はしていない)」が続き、その次に「一人でエクササイズをしている」グルーブ」で、最も悪いのは「運動もソーシャル活動もしていない」グループであるという研究論文の紹介がありました。
 山菜取り事故発生は、春の方が秋よりも5倍程度多いそうです。性別では男性の方が若干多く60歳以上の遭難者が多いが、山菜取りを行う人に高齢者が多いことから高齢者の遭難率が高いというわけではないとのことです。平成7年度から平成17年度の期間に803人の山菜取り遭難者が発生しているが、無事が79%で負傷が7%、死亡は12%、不明は2%であるそうです。また、タケノコ採りの遭難者が57%を占めており、方向見失いが多いとのことです。ギョウジャニンニクの遭難者は男性が女性の約2倍の割合があるが、日当たりの良い急斜面に生えている事より男性が急斜面で滑落する事故が多いためと考えられるとのことです。
 姿勢と動作に関して、後藤先生から猫背で両腕を上げることと姿勢を正した状態で行うことを指示され、聴講者が椅子に座ったまま行いました。猫背で行った方が腕を上げ難く、脊柱起立筋の活動のしやすさの差であるとのことです。腕立て伏せはトレーニング方法としては良くても、正しい姿勢で行うことが重要であるそうです。
 最後に後藤先生自身のストレスに関するお話がありました。2016年6月8日はストレスが極端に高い状態だったが、よさこいソーラン祭りの知人のチームの追っかけをしたところ(スマートフォンに記録した歩数と距離のデータを紹介して)、ストレスが減ったことが自覚できたとのことです。そのことは、ストレスがあるときなら行っていなかっただろうと考えられる、重い荷物を持って難儀している高齢者の荷物を持ってその方の自宅まで同行したとのことです。お礼に缶ビールとシュークリームをいただいて、帰宅後も気分が良かったとのことです。健康になるとともにストレスが軽減され、他人に対して優しくなれるという様々な効用が、適度な運動によって得られると考えているそうです。
 蛇足ながら、後藤先生のご尽力で札幌国際大学の図書館に爪句集39巻の寄贈が実現しました。寄贈プロジェクトに関してはACTNOW社のHPに掲載されています。
出席者は7名でした。
eSRU(2019・5・18)講義・後藤先生A.jpg
(講義風景)

講義中の後藤先生A.jpg
(講義中の後藤先生)

5・16(その3)健康を 隻句で言えと 迫りたりA.jpg
(講義風景:ここをクリックするとパノラマ写真

札幌国際大学爪句集寄贈3A.jpg
(札幌国際大学に寄贈された爪句集39巻)
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2019年05月07日

eSRU第14期第5講案内

日時:2019年5月16日(木)18:00〜19:30
講師:札幌国際大学准教授 後藤ゆり先生  
演題:「運動と健康について」
場所:ユビキタス協創広場 U-cala
   札幌市中央区北1条東4丁目1-1
   サッポロファクトリー1条館1階
   http://www.uchida.co.jp/company/showroom/canvas/sapporo/index.html
内容:医学博士でもある後藤先生から、運動と糖尿病対処、運動によるストレス軽減、運動と社会的繋がりなどについてお話を伺います。聴講者に興味があるようであれば、身体の動きとストレッチに関する講習も行っていただきます。
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2019年05月05日

eSRU第14期第4講

eシルクロード大学(eSRU)第14期第4講は
2019年4月18日(木) 18:15〜19:30
講師に潟Cークラフトマン&イークラフトマン・ベトナム代表取締役
新山将督(のぶすけ)氏をお迎えし、「ベトナムマーケットにおけるける自社戦略―
拡大成長するアジアマーケット、北海道IT企業の挑戦」
の演題でお話を伺いました。場所はいつものユビキタス協創広場U-calaでした。

 講義に先立ち、新山氏の自己紹介がありました。出身は札幌で札幌の電子計算機専門学校卒業後、札幌のシステム会社に就職し15年間在籍しています。13年前に単身独立で5年前にベトナムに現地法人を設立しています。3年前に小樽商科大学院を卒業してMBAを取得しています。趣味としてウオーキングがあり、滝川で行われている100 kmウオーキングやオランダで行われている4ディマーチにも参加しています。読書とアレクサも楽しんでいます。
 新山氏の会社は情報システム・サービスの開発提供会社です。札幌にあるイークラフトマンとホーチミン市にあるイークラフトマン・ベトナムで事業展開を行っています。流通業、物流業に特化した情報システムの開発を行っており、業界が必要とするEDI、受発注、入出荷、製造、請求支払いなどの一連の管理システムの開発と提供をしています。
 ベトナムに進出後は、システム開発をベトナム現地で行うことにより、システム開発のノウハウを国際標準化時代に対応させようとしています。今年から関東以北、北海道で最初の電子決済等代行業者として認定されたのに伴い、地元銀行と連携して金融EDI、法人の電子決済サービス提供を目指して企業努力を行っています。
 ベトナムでのビジネス展開では、日本では予想外の事態が発生し、それに対処する必要がありました。「費用がどこかの会社経由で清算される」、「社員の身内に病気がはっせいして社員が休む」、「遠くの身内も病気になり社員が世話をする」、「手戻りが多く、言い訳も多い。ダブルワークが多く、成果が少ない」等に最初に対処できなかった事がビジネス展開に際して足を引っ張りました。
 しかし、「郷に入っては郷に従え」の言葉通り日本から進出して何ができるかを考えて実践することで、ベトナムでのビジネスも目鼻が整ってきており、これからの発展に期待を持っています。
 これまでの企業経営で「先手必勝、敵を知り己を知ることで、次の一手を狙う」事を戦略としています。
出席者は6名でした。
講義中の新山氏A.jpg
(講義中の新山氏)
イークラフトマンの事業展開の新聞報道A.jpg
(イークラフトマンの事業展開の新聞報道)
イークラフトマン新会社概要A.jpg
(イークラフトマン新会社概要)
4・18(その5)ベトナムの 苦労話や 勉強会A.jpg
(講義風景:ここをクリックでパノラマ写真
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2019年04月17日

eSRU第14期第4講案内

eシルクロード大学(eSRU)第14期第4講案内です。

日時:2019年4月18日(木)18:00〜19:30
講師:潟Cークラフトマン&イークラフトマン・ベトナム代表取締役新山将督氏  
演題:ベトナムマーケットにおける自社戦略
   〜拡大成長するアジアマーケット、北海道IT企業の挑戦!〜
場所:ユビキタス協創広場 U-cala
   道札幌市中央区北1条東4丁目1-1
   サッポロファクトリー1条館1階
   http://www.uchida.co.jp/company/showroom/canvas/sapporo/index.html
内容:講演内容を以下に箇条書きにしておきます。
・本人紹介 ・イークラフトマン会社概要 ・ここまでのロードマップ
・ここまでの自社の戦略概要
・当時の自社分析 ・当時のベトナムマーケット分析 ・当時の進出の目的
・当時の現地での出会い ・当時の進出決意
・アクシデント、トラブル、失敗の連続談 ・オフィス引越の連続談
・撤退の危機、倒産の危機 ・現地での決別決意、再構築決意、再会
・北海道ブラックアウト、チャンス到来! ・拡大の機会、成長の機会
・大手企業との連携協定、オフショア契約 ・北海道道庁事業北海道フェアの開催
・新会社、新体制、新ネットワーク確立
・これからの自社の戦略概要 ・これからのロードマップ ・イークラフトマン新会社概要
・評価と考察 
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2019年03月20日

eシルクロード大学第14期第3講

eシルクロード大学(eSRU)第14期第3講は
2019年3月14日(木) 18:00〜19:50
講師に(株)マネーフォワードクラウド事業推進本部北海道支社長の
平野龍一氏をお迎えし、「クラウドで中小企業のお客様を元気に!」
の演題でお話を伺いました。場所はいつものユビキタス協創広場U-calaでした。

 講義に先立ち、平野氏の自己紹介がありました。高知県出身で坂本龍馬の「龍」と長男であることから「一」の文字を組み合わせた名前であるそうです。2016年11月に札幌市に本籍を移し本格的な移住で、現在37歳です。容姿・パッションが松岡修造に酷似しており「北海道の松岡修造」の異名を持つとの事で、スライドの写真でその酷似度を披露されていました。
 平野氏の職歴は警察庁入庁から始まり、刑事課捜査1課配属でした。いわば警察組織のエリートコースでの出発で2年間の勤務でした。この間に得たものは肉体的・精神的タフさだったそうです。一方失ったものは友人との事でした。警察の組織は自分には合わないと考え、周囲からもったいないと言われながら退職し、総合マーケティング会社に営業職として入社しています。
 入社当時3名の会社が7年後の退社時には250名まで成長したそうです。この会社で得たものは、大手競合会社に対する勝ち方・営業力・マネジメント力で、失ったものは親の信頼だったそうです。将来が保証された国家組織からベンチャー企業への転職ともなれば、親の気持ちとしてはそうかも知れません。
 平野氏はさらに転職し、今度は東証一部上場の会社で、介護経営支援事業部で営業統括マネージャーを2年半勤めています。19時半完全退社や年3回9連休以上の休暇を取ることがルール化されている会社では、働き方を考え直すことになったそうです。ここで得たものは戦略的スキルで、失ったものは個人的な野心と成功欲だったそうです。
 次の転職は共働きの奥様の札幌Uターンに関係しており、札幌で新しい仕事に就く必要性から現在のマネーフォワード社と巡り合ったとの事です。北海道への移住契約で、同社のCEOの辻庸介氏から、北海道から日本全国に発信する事例になってほしい、との期待に応えるビジネスを展開中であると自己紹介がありました。
 北海道の2040年の人口予測119万人減少の419万人になり、約22%減少すると予測されています。その中で、中小企業の生産性向上は急務です。中小企業の生産性向上を実現できるマネーフォワード社のクラウドシリーズ(会計・給与計算・請求書・経費精算・勤怠管理等)の普及を進め、人口減少の問題を少しでも解決しようとしています。
 最初は札幌に縁がないところから仕事を始めたので、飛び込みの営業を行った事もあるそうです。口コミの効果もあり、現在は会計事務所・社労士事務所・北洋銀行・各商工会議所と提携し、 道内のシェアは急拡大中との紹介がありました。なお、札幌や北海道では口コミは、東京では考えられないほど効果がある、と経験から認識を新たにしたそうです。
 これまでは、各種ソフトをダウンロードして 所有するものが一般的だったものが、インターネットの普及に伴いサービスを利用する時代に変化して来た点を指摘されました。そしてクラウドサービスの大きなメリットとして以下の3つを揚げての説明がありました。
@各種クラウドサービスは連携することで、業務の大幅な効率化が可能
A経営データがリアルタイムに把握可能
Bいつでも、どこでもデータにアクセス可能。場所を選ばない働き方を実現
2019年は働き方改革法案の施行、消費税改定等の大きな変革がある中で、こうしたクラウドサービスの導入企業は更に増えていくと思われるとの予測を述べられています。
 働き方改革に関連して、札幌にコールセンターを立ち上げた時の事例の紹介もありました。北海道の賃金が東京等中央に比べて低い点を改善して、よい人材が仕事に打ち込める環境を整備しているとの事です。定年制も本社と掛け合って延長させており、結果的に良い人材が集まり、仕事が効率的に行われるなら、投資の元は取った事になります。
 さらに、Money Forward クラウドの普及促進にとどまらず、「北海道のために」という想いから、大学での就職アドバイスの講義や、高校生・大学生を対象にインターンシップを行うなど若い人たちの視野を広げる活動や、北海道の雇用促進のためにコールセンターを開設など、様々な活動の紹介がありました。
平野氏活動の原点には「東京でなくても、北海道からだからこそ、考えられる・行動できる・結果を出せることを証明し続け、地方創生に寄与する」、そして「北海道を元気に!北海道から日本を元気に!」というという想いがある事を最後に述べられていました。

出席者は6名でした。

平野氏職歴A.jpg
(平野氏職歴)

マネーフォワード辻氏A.jpg
(マネーフォワードCEO辻氏)

講義中の平野氏A.jpg
(講義中の平野氏)

3・14北海道 活性化の人 四十前A.jpg
(講義風景:ここをクリックでパノラマ写真
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2019年03月01日

eSRU第14期第3講案内

 eシルクロード大学(eSRU)第14期第3講案内です。

日時:2019年3月14日(木)18:00〜19:30
講師:(株)マネーフォワード マネーフォワードクラウド事業推進本部
北海道支社長 平野龍一氏  
演題:「クラウドで中小企業のお客様を元気に!」
場所:ユビキタス協創広場 U-cala
   道札幌市中央区北1条東4丁目1-1
   サッポロファクトリー1条館1階
   http://www.uchida.co.jp/company/showroom/canvas/sapporo/index.html
内容:高齢社会の日本で、労働人口の減少に直面する企業においては、生産性向上が急務な状況下にあります。気合と根性で頑張る時代ではなくなり、ITやクラウドを有効活用することで、生産性向上を実現することが可能にもなっています。多くのクラウドサービスが出現し、その中で、マネーフォワード社が提供している「Money Forward クラウド」のご紹介、および、マネーフォワード社が利用している様々なクラウドサービスについて語っていただきます。
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2019年02月28日

eSRU第14期第2講

eシルクロード大学(eSRU)第14期第2講は
2019年2月21日(木)18:00〜19:30
講師に(株)メディア・マジック社長 里見英樹氏をお迎えし、  
「バスロケの取組&気になるデバイス「AUMEO AUDIO」の実演」の
演題でお話を伺いました。場所はいつものユビキタス協創広場 U-cala
でした。
 まず里見氏が社長を務めているメディア・マジック社のスタートアップから現在までの説明がありました。現在の会社を起業する前に勤めていた会社では、パソコンの黎明期に当たり、大手の会社が製造するパソコンのアプリケーションソフトを開発して成功を収めました。その後里見氏の起業に対して出資する人が居られ、現在の会社を興すことができました。
 1996年にスタートしたエヴァンゲリオンのスクリーンセーバーの開発が縁で、2001年からエヴァンゲリオンのi-modeサイトを手掛けています。当時は大手の携帯電話会社へのアプリの組み込み承認は大変な難関であったそうです。その後、モバイル向けのコンテンツをローコストで高品質に提供するためのCMS(コンテンツマネジメントシステム)、ケータイスタジオの開発を手掛け、現在までに50サイト以上、100万人のユーザーに利用されるまでになりました。
 2007年のiPhone発売以降、市場環境が急激に変化しました。携帯電話ではオープンなインターネットコンテンツが利用できるようになり、コンテンツビジネスは月額課金からゲームアプリに代表される都度課金型のビジネスモデルに転換して行きました。メディア・マジック社でも、従来型の月額サイトと並行してアプリ開発を進めるようになり、現在までに数多くのアプリを開発、配信してきています。
同社ではコンテンツビジネスと並行してシステム開発を行っています。バスの利用客の利便性を高める「バスキタ!」の開発で、その開発の経緯の説明がありました。これはバスの利用客から次のような不満の声や先入観があることに端を発しています。
●バス停で長時間待たされるかもしれない…
●バスがいつ来るかわからない…
●バリアフリー車両じゃなくて乗れなかった
●バスは何かと不便なことが多い
 このような問題点からバス利用から遠ざかる客を呼び戻し、実際に利用する際の悩みや問題点を解消したい、との想いが「バスキタ!」開発のきっかけだったそうです。運行中のバスから利用者のスマホ等にバスの現在位置や遅れ情報等を伝えるアプリを開発し、実用化に向けて実績を重ねてきました。
 2014年にジェイ・アール北海道バスの協力と経済産業省の支援を受けて実証実験をスタートさせています。その後、旭川市での本格導入、札幌市「さっぽろえきバスnavi」のリニューアル案件などの実施を経て、道内だけでなく、道外へも利用拡大に向けて営業を展開中です。現在、旭川電気軌道、道北バス、ふらのバス、JR北海道バス、ばんけいバス、琴参バス(香川県丸亀市)でサービスを提供中とのことです。
 最後にAUMEO AUDIO」(オウメオ オーディオ)のクラウドファンディングで里見氏が入手した聴覚測定アプリと組み合わせた音楽の音質をユーザー毎に最適化する次世代ヘッドフォンアンプの紹介がありました。
 音の聞こえ方、つまり「聴覚」は一人ひとり違うので、人によってはある周波数の音が聴き取れていない可能性が高く、本来の楽曲の良さが伝わっていないことが予測されます。これに対処するため、各人の聴覚特性に合わせて音質を最適化できる、ポータブルヘッドフォン・アンプがAUMEO製品として開発されています。
 まず、シングルトーンで左右それぞれ6つの周波数の聴覚測定を実施し、調整(キャリブレーション)を行い各人の可聴特性プロファイルを作成します。次に個人毎に可聴困難領域の音のレベルを補正し、最適化した音に仕上げます。こうした前処理を施すと、加齢とともに高域や低域気が聴こえづらくなっている楽曲や、映画の効果音を、最適化したDSPアンプを介すことにより、聴く人が若返った聴覚を得たかのようなシャープで迫力ある楽曲として楽しめます。
 講義では聴覚に問題ありと自覚している聴講者が被験者となり、実際に聴覚測定から始まり、最適化した楽曲の評価を行うデモが行われました。結果として良い評価がありました。聴講者から、この類のシステムの将来展開の可能性について質問やコメントがありました。
 聴講者は8名でした。

追記:講義後、会場近くのビアケラーのレストランで講師を交えての飲み会の最中に地震があり、この地震で市営地下鉄はこの夜は全面運休となりました。講師の里見氏は車の代行でしたが、地下鉄利用の中本氏、新山氏に筆者は一時帰宅難民になりました。筆者は新山氏の会社の社員の出迎えの車で帰宅できました。
講義中の里見氏A.jpg
(講義中の里見氏)

メディア・マジックの携帯アプリの紹介A.jpg
(メディア・マジックの携帯アプリの紹介)

バスキタ開発の沿革A.jpg
(バスキタ開発の沿革)

聴覚測定デモA.jpg
(聴覚測定デモ)

2・21(その2)難聴者 デモ実験に 駆り出されA.jpg
(講義風景、ここをクリックでパノラマ写真
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2019年02月10日

eSRU第14期第2講案内

 eシルクロード大学(eSRU)第14期第2講案内です。

日時:2019年2月21日(木)18:00〜19:30
講師:(株)メディア・マジック社長 里見英樹氏  
演題:「バスロケの取組&気になるデバイス「AUMEO AUDIO」の実演」
場所:ユビキタス協創広場 U-cala
   道札幌市中央区北1条東4丁目1-1
   サッポロファクトリー1条館1階
   http://www.uchida.co.jp/company/showroom/canvas/sapporo/index.html
 バスロケの取組では今冬、JR北海道バス、札幌ばんけいバスにおいてバスロケーションサービスが開始されました。それらの開発の経過と展望を説明していただきます。
 気になるデバイス「AUMEO AUDIO」の実演では、加齢とともに聴力が落ち、実際には同じ音や音楽を聞いても、人それぞれ聞こえ方が違います。それを簡易的な聴力測定を通して、スマホで最適化されたDSP内蔵のアンプで音を最適化した実演を行っていただきます。
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2019年01月28日

eSRU第14期第1講

 eシルクロード大学(eSRU)第14期第1講は
2019年1月17日(木) 18:00〜19:50
講師に(有)マーヴェリック・クリエティブ・ワークスCEOの
久保俊哉氏をお迎えし、「ショートフィルムと映像コミュニケーション」
の演題でお話を伺いました。
場所はいつものユビキタス協創広場U-calaでした。

 講師の久保氏は、筆者の提言で札幌市肝いりの「eシルクロード大使館」なる組織が立ち上がった時、親善大使のお一人として加わっていただきました。この「eシルクロード大学」はその時から続く勉強会です。やはり親善大使のメンバーだったビー・ユー・ジー社の創業者でカスケード社の服部裕之社長が2018年の9月に亡くなられて、そのお別れ会で久しぶりに久保氏にお会いし、今回講師を依頼した経緯があります。
 久保氏は小樽市生まれで、幼少時代札幌で過ごされ、その後東京に移り、日本大学芸術学部・放送学科に入学されています。在学中に映画評論家の淀川長治氏の元でアルバイトをしたと話されていました。卒業後畑違いの職場に就職し、転勤を機に札幌に戻り札幌の広告代理店や前記故服部氏が関係していたゲーム・CG会社に勤め、現在の(有)マーヴェリック・クリエティブ・ワークスを設立して活躍して来られています。
 久保氏が仕掛け人となり2006年に札幌国際短編映画祭が誕生しました。札幌市も新しいメディア産業の牽引役としてこの映画祭に期待を寄せ、資金や施設で支援して来ました。久保氏は映画祭のポリシーとして、1.ショートフィルムの新しいマーケットの創造、2.ショートフィルムの新しい映像表現の可能性の追求、3.子供たちのための映像教育機関の役目を担う、4.インディーズ魂(独立して自分の意志を示せる人)を尊重する気風を広める、5.映像作家や作曲家の活動できる場を作り出す、6.文化や映像表現の多様性を重視する、7.グローバルなフィルムメーカーのネットワークで世界平和に貢献する、等を紹介されていました。
 国際短編映画祭の2006〜2014年の統計のスライドには141カ国、24,640作品の数字が表示されていたので、これは大した数です。2014年の映画祭の来場者の分析も紹介されていました。海外の短編映画祭に出向いての札幌短編映画祭の取り組みの宣伝等を行った例の紹介などもありました。その活動で国際映画祭のグローバルなネットワークが形成され、札幌市の財産になっているとの事でした。
 札幌市を舞台にして続けられて来ているイベントとして、短編映画祭の他にPMF(パシフィック・ミュージック・フェスティバル)とサッポロシティジャズの道外観光客の認知度のアンケートを取り、その結果の順位の質問がありました。筆者は、この3つのイベントで一番認知度が高いのはPMFと思っていると、短編映画祭が一番高く、PMFは認知度では3番目だとの話を聞いて意外でした。
 久保氏は市内の大学で講義を持っている事もあり、多分学生に講義する映画製作の解説の披露もありました。旧ソビエト連邦の映画監督セルゲイ・M・エイゼンシュテインが提唱した「モンタージュ理論」を短編映画祭の作品等を例に取って説明されました。ヒッチコック監督の作品の「サイコ」で映画製作のテクニックの解説がありました。短編映画祭の作品「Teeth(歯)」の舞台が湖の真ん中に浮かぶ小舟の中で このシーンは実際は岸辺で撮られている話もありました。この作品は筆者も見ていて記憶に残っています。
短編映画では台詞が一切なくても観客に意味を伝える事ができる作品例のデモもありました。そのような作品も含めて、映像理解の教育を小中学校ぐらいで行う必要があるとの久保氏の提言がありました。
 質疑応答ではショートフィルムとユーチューバーが創り出す作品の違いの話などがありました。ユーチューバーは動画を撮っているのに対して、ショートフィルムでは脚本(物語)が存在する、といった解説がなされました。昨年エベレストで遭難死した栗城史多氏はユーチューバーの先駆けで、栗城氏は国際短編映画祭の事務局があった札幌産業振興財団のICC(Inter Creative Center)に一時期事務所を持っていた事がありました。

 出席者は7名でした。

講義中の久保氏A.jpg
(講義中の久保氏)

講義のスライドA.jpg
(講義のスライド)

1・17(その2)映画祭 短編映画 逸話聞くA.jpg
(講義風景、ここをクリックでパノラマ写真
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