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2016年01月02日

eSRU第10期第12講

 eシルクロード大学(eSRU)第10期第12講は
2015年12月17日(木)18:00〜19:10
講師に毎日新聞社北海道支社長吉野理佳氏をお迎えして
「新聞ができるまで」の演題で講義を行っていただきました。
場所はいつものユビキタス協創広場 U-calaでした。

 なお、11月19日(木)の第11講はeSRUの10周年記念と
2016年鉄道カレンダー制作記念を併せた記念パーティでした。
パーティの様子はブログの記事をご覧ください。

 吉野理佳氏は2015年6月に毎日新聞社北海道支社長として赴任されており、ほぼ半年間の札幌勤務です。半年間では札幌に未だ慣れていないのではとお聞きすると、何の事はない吉野氏は札幌出身だそうで、古巣に戻ったといったところです。女性で同支社長は初めてで、全国紙で女性の支社長は珍しいのではないかと思います。

 お話には女性が新聞記者となる(である)事に関する話題もありました。そもそも吉野氏が新聞記者を目指した動機をお聞きすると、特にこれといった理由はご本人にもはっきりしていないようで、就職時のあれこれでそうなったようです。

 大学卒業後就職先として流通関係で内定をもらっていて、これでよいのか考えているうちに新聞社もよさそうだ、と北海道新聞社を受けてみようと同社に問い合わせました。しかし、当時は女性記者の採用は数年おきで、希望した年には女性の採用枠がなかったそうです。現在は女性と記者の関係はそんなことは無く、毎日新聞社でも半数は女性を採用しているとのことです。女性の記者は真面目で熱心なこともあり、男性記者と伍して仕事をしています。

 これは講義後のプチ夕食会での話になりますが、安倍政権の女性閣僚採用と女性活躍社会推進の裏話を聞くと、中央政治の近くいると、得られても一般に報道されない色々な政治上のパーフォーマンスが伝わってきます。マスコミ関係者のS氏も同席していて、ある意味安倍首相べったりの有力記者やレポータが官邸の意向もあってよく登場し、その流す情報で国民がリードされている側面があるのだな、と感じました。

 講義のテーマは新聞のできるまでなので、毎日新聞社の例で、社の組織がどのようなものか、吉野氏の属する編集編成局の仕事や新聞を出すまでにどんなやり取りがあるのか、等につき具体例で説明されました。編集する方からも読者への手助けのようなコラムがあって、一時期「編集長のこだわり5本」といった吉野氏も書かれたコラムのコピーも配られ、毎日新聞の「こだわり」が紹介されていました。

 よく右の「読売」、中の「毎日」、左の「朝日」と引き合いに出されますが、慰安婦問題等で委縮した「朝日」が左から少しはずれて、中に位置していた「毎日」が左の方にずれて見られている話は、「道新」しか購読していない筆者には比較のしようがありません。道内の「毎日」の部数が5万部弱で、100万部強の「道新」と比べると、全国紙も北海道ではマイナーな存在です。

 しかし、前述のS氏の評価では、「毎日」の記事のクオリティは高いとのことで、それを梃子に読者を増やすのも吉野氏のミッションかと聞いてみると、新聞の業界全体がネット等に押され、苦戦しているとの事でした。活字離れも相変わらず進んでいるようで、若い世代のネットの影響力は強力で、ネットに新聞の悪口が流れると、防ぎようがない場合もあるようです。マスコミ志望の学生が参加していれば参考になると思われる講義でした。

 忘年会シーズンの例会で、参加者はいつもより若干少なめの6名でした。

新聞を手に講義中の吉野氏A.jpg
(新聞を手に講義中の吉野氏)

講義風景A.jpg
(講義風景)

編集長のこだわり・コピーA.jpg
(「編集長のこだわり」紙面コピー)

12・17(その3)年忘れ 人の流れて 勉強会A.jpg
講義風景のパノラマ写真
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2015年11月17日

eSRU第10期第12講案内

eシルクロード大学(eSRU)第10期第12講案内です。

日時:2015年12月17日(木)18:00〜19:30
講師:毎日新聞社北海道支社長 吉野理佳氏
演題:「新聞ができるまで」
場所:ユビキタス協創広場 U-cala
   北海道札幌市中央区北1条東4丁目1-1
   サッポロファクトリー1条館1階
   https://www.uchida.co.jp/company/showroom/u-cala.html
講話概要
 ▽読者の手元に新聞が届くまで、どんな議論や工程を経ているか
 ▽新聞の論調はどのように決まるか
 ▽女性登用の現状
 等につき講師の体験に基づくお話となります。
posted by esre at 04:14| Comment(0) | TrackBack(0) | eシルクロード大学

2015年10月29日

eSRU第10期第11講記念パーティ案内

 eシルクロード大学(eSRU)第10期第11講は
eSRU10周年記念と2016年鉄道カレンダー制作記念を併せた記念
パーティに代えます。記念パーティの要領は以下です。

日時:11月19日(木) 18:00〜20:00
場所:テレビ塔2F ライラック
会費:4500円(含むカレンダー代、カレンダー不要の場合4000円)
参加申し込み先:青木 emal: aoki@esilk.org(@は英数字に変えて) 電話080-1879-6092
参加ご希望の方は11 月7日までお申し込みください。

 これまでeSRUの講師を務めていただいた諸先生、学生諸氏、その他の方々に
出席していただき、最終的には30名ほどの参加者を見込んでいます。
posted by esre at 10:36| Comment(0) | TrackBack(0) | eシルクロード大学

eSRU)第10期第10講

 eシルクロード大学(eSRU)第10期第10講は
2015年10月15日(木)18:00〜19:30
eシルクロード研究工房・房主青木由直氏が講師で
「最近の中国事情−成都市を旅して」のテーマの講義となりました。
場所はいつものユビキタス協創広場 U-calaでした。
   
 講師が北大在職中に、初期の研究テーマであったマイコン技術を介して、中国との関わりが出来てきたバックグラウンドの説明がありました。今回四川省成都市にある西南交通大学へ講師を招いてくれたのが同大学の侯進先生で、侯先生が北大留学中に講師の研究室で行っていたアバター技術に関する新旧の研究の紹介がありました。

 講師は成都市の企業家との交流が長く、その過程で成都市パンダ繁育センターにパンダ監視カメラ装置の設置やeシルクロードに関する講演会を行った事例の紹介がありました。近年でも札幌の企業家や研究者と一緒になり、前記大学を訪問しており、その際の話と今回(2015年9月)の訪問時のトピックスについて撮影したパノラマ写真を使っての説明がありました。

 大学の教員の資産形成等につき見聞した事例から、中国の経済発展の流れをうかがってみました。日本に大勢の中国人観光客が来ることは、中国国内でも観光が盛んになって来ていることの証明です。成都市近郊の観光地や少し離れた安仁鎮や西嶺雪山のリゾート地を、講師の研究室の留学生であった莫舸舸君と夫人の鄒宏菁さんと共に見学し、その状況を撮影したパノラマ写真を用いて紹介がありました。中国の温泉の入浴法、道教の寺が観光地として復活している現状、現政府による汚職追放通達で、役人による高級ホテル利用自粛が観光地に与えている影響等、講師の見聞が披露されました。

 成都市は中国国内でもデパートの激戦地で、新しい大規模デパートが次々にオープンしていて、世界の有名店がテナントとして店舗を構えています。その状況見た講師の感想などの披露がありました。中国の経済減速が報道されている昨今、中国のこれからについて考えてみる材料を提供する講義でした。

 次回(11月)の勉強会は「eSRU10周年記念&2016年カレンダー制作記念会」となる旨のアナウンスがありました。

 出席者は12名でした。

eSRU講義・青木(2015・10・15)A.jpg
(講義中の青木氏:福本義隆氏撮影)

eSRU講義風景(2015・10・15)A.jpg
(講義風景:福本義隆氏撮影)

eSRU記念会案内(2015・10・15)A.jpg
(「eSRU10周年記念&2016年カレンダー制作記念会」アナウンス)
posted by esre at 08:52| Comment(0) | TrackBack(0) | eシルクロード大学

2015年10月09日

eSRU第10期第10講案内

eシルクロード大学(eSRU)第10期第10講案内です。

日時:2015年10月15日(木)18:00〜19:30
講師:eシルクロード研究工房・房主 青木 由直氏
演題:「最近の中国事情−成都市を旅して」
場所:ユビキタス協創広場 U-cala
   北海道札幌市中央区北1条東4丁目1-1
   サッポロファクトリー1条館1階
   https://www.uchida.co.jp/company/showroom/u-cala.html
講話概要
 本年9月の中旬、成都市にある西南交通大学を訪問した際に見聞きした、
最近の中国事情の一端を、パノラマ写真も使い紹介します。
posted by esre at 07:33| Comment(0) | TrackBack(0) | eシルクロード大学

2015年10月02日

eSRU第10期第9講

 eシルクロード大学(eSRU)第10期第9講は
2015年9月17日(木)18:00〜19:30
講師に日研コンピュータ(株)代表取締役林克弘氏を
お招きして、「温泉を知れば温泉はもっと楽しい」のテーマで
講演していただきました。
場所はいつものユビキタス協創広場 U-calaでした。

 毎回講義の記録を残す役の世話役が当日中国に行っており、
講義の記録は福本工業社長の福本義隆氏が同氏の『「ワンワンの会社勤務」のようなもの』のブログに載せてありますので、
そちらをご覧ください。

 出席者は8名でした。


講義中の林氏A.jpg
(講義中の林氏)

講義風景A.jpg
(講義風景)

林氏の講義内容A.jpg
(林氏の講義内容)
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2015年09月07日

eSRU第10期第9講案内

eシルクロード大学(eSRU)第10期第9講案内です。

日時:2015年9月17日(木)18:00〜19:30
講師:日研コンピュータ(株)代表取締役 林 克弘氏
演題:「温泉を知れば温泉はもっと楽しい」
場所:ユビキタス協創広場 U-cala
   北海道札幌市中央区北1条東4丁目1-1
   サッポロファクトリー1条館1階
   https://www.uchida.co.jp/company/showroom/u-cala.html
講話概要
・「温泉」の定義
・温泉に関する資格
・泉質の付け方
・ORP(酸化還元電位)って何?
・健康入浴法
・平均寿命と健康寿命
・温泉マンお薦めの温泉
posted by esre at 05:02| Comment(0) | TrackBack(0) | eシルクロード大学

2015年08月29日

eSRU第10期第8講

 eシルクロード大学(eSRU)第10期第8講は
2015年8月20日(木)18:00〜19:30
講師にクリプトン・フューチャー・メディア(株)代表取締役 伊藤博之氏を
お招きして、「Think Global, Act Local」のテーマで講演していただきました。
場所はいつものユビキタス協創広場 U-calaでした。

 伊藤氏は今や世界規模で知られるようになったバーチャルシンガーの「初音ミク」を産み育てた会社の代表取締役です。同社のCI(コーポレート・アイデンティティ)は「音で発想するチーム」で、広く音に関してビジネスを展開して現在に至っています。講義では、「初音ミク」が巻き起こしたムーブメントの現在・過去そして未来についての紹介がありました。また、札幌のような地方都市から世界に向けたビジネスを行う可能性や、企業活動を通じた地方の活性化についてのお話もありました。

 クリプトン社創業当初は、10年会社が続けばと言われていたのが、20年続いたと会社紹介で伊藤氏は語っていました。同社の業務としては@音楽制作の「材料」、A制作した音楽の「配信」、Bバーチャル・インスツルメントがあり、それぞれについての紹介がありました。@の音楽制作の「材料」では同社が関係するサウンド配信サイトとサウンド配信、レーベルやサンプルパック(音楽制作の材料)、効果音、音楽(BGM)などの紹介がありました。

 同社の取引先は日本の音楽やメディア関連の多くの企業の他にも世界各国100社以上が取引関係にあるとのことで、札幌にありながら世界企業の様相を呈しています。講義の演題にはこんな状況が込められています。

 バーチャルシンガーの初音ミクは2007年に誕生しています。初音ミクの衝撃として紹介されていましたが、“持ち歌”10万曲以上、200万投稿以上(Youtube)“、世界中でコンサート、コミュニティ(Facebook 250万人、Weibo 80万人)、コラボレーションはBUMP OF CHICKEN、安室奈美恵、Lady Gaga、富田勲等々と多彩です。

 初音ミクは音声合成によるボーカロイドで、初音ミク以前に「音声合成技術」や「Computer Music」も各社で技術開発が進み、商品化されていました。クリプトンが目につけたのはこの二つの技術を結びつけてコンピュータで歌い手のボーカルを造り出し、加えて目に見えるキャラクター「初音ミク」を作り出したことにあります。見ることの出来るキャラクターの存在は偉大で、これにより初音ミク・ファンが急激に増加し、音楽やCGアニメの二次、三次制作が拡大しています。

 同社はネットを介した「初音ミク」の二次利用については、著作権の問題を整理した「ピアプロ(PIAPRO)」というコンテンツ投稿サイトを設けて、対処しています。「初音ミク」を利用したコンテンツの著作権に関するQ&Aもあります。「ピアプロ」オフィシャル・コラボとして、これまでの創作機会の創出例についての紹介もありました。毎年の日本赤十字の赤い羽根募金のポスターに採用されている例などもあります。

 世界各地で行われている初音ミク・ファンの大規模なライブ・コンサートや集いの「MIKUEXPO」の紹介スライドを見せてもらうと、札幌出身のMIKUが世界的なアイドルとシンガーに成長しているのに驚きます。その様子は「MIKU EXPO」の公式ブログでも見ることができます。

 伊藤氏は世界を舞台にして活躍する「初音ミク」に関わっていて、その視点で地元札幌や北海道のクリエータ養成にも力を入れています。その例として、ミライスト カフェ(MIRAI.ST café)をススキノに開設し、クリエータのたまり場にしています。クラウドファンディングでクリエータがビジネスを興す紹介もありました。伊藤氏の目から見ると、北海道は新しいコンテンツを生み出していく絶好の場所であるとのことでした。

 勉強会の会場の担当者が新しく変わって、冒頭伊藤氏のパソコンとプロジェクターの接続に手間取り、伊藤氏は午後7時から別件の用事があったのに7時半まで講義を続けていただきました。出席者は最終的には10名でしたが、これから何かを始めようと思っている若い世代には刺激的な内容の話が、少人数の聴衆しか居なかったのはもったいないと思いました。

初音ミクの紹介をする伊藤社長A.jpg
(初音ミクの紹介をする伊藤社長)

初音ミクの衝撃A.jpg
(初音ミクの衝撃)

講義風景・2015.8.20A.jpg
(講義風景)

8・29(その2)初音ミク 衝撃キャラの 話題なりA.jpg
講義風景・パノラマ写真
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2015年07月25日

eSRU第10期第8講案内

eシルクロード大学(eSRU)第10期第8講案内です。

日時:2015年8月20日(木)18:00〜19:30
講師:クリプトン・フューチャー・メディア(株)代表取締役 伊藤博之氏
演題:「Think Global, Act Local」
場所:ユビキタス協創広場 U-cala
   北海道札幌市中央区北1条東4丁目1-1
   サッポロファクトリー1条館1階
   https://www.uchida.co.jp/company/showroom/u-cala.html
内容:「音で発想するチーム。」のクリプトン・フューチャー・メディアでは、音を発想源とした様々な製品やサービスを手がけて参りました。バーチャルシンガーとして世界にもその名を広めつつある「初音ミク」も当社が生み出した製品のひとつ。本講義では、「初音ミク」が巻き起こしたムーブメントの現在・過去そして未来についてをご紹介します。また、札幌の様な地方都市から世界に向けたビジネスを行う可能性や、企業活動を通じた地方の活性化についても講義いたします。
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eシルクロード大学第10期第7講

 eシルクロード大学(eSRU)第10期第7講は
2015年7月16日(木)18:00〜19:30、
講師にノーザンクロス代表取締役山重明氏を
お招きして、「苗穂の開拓遺産・産業遺産をめぐる」の
テーマで講演していただきました。
場所はいつものユビキタス協創広場 U-calaでした。

 山重氏は水銀鉱山のあった北海道イトムカ出身の56歳(1959年生まれ)です。北大経済学部に進学し、卒業後北海道東北開発公庫に就職し、3年間勤めて退職しました。退職後、土光臨調の民間スタッフとして加わり、国鉄分割民営化・地方分権等に携わって2年間仕事をした経歴があります。東京での仕事に区切りをつけて札幌に戻り、1987年28歳の時に現在のシンクタンクの会社「ノーザンクロス」を設立しています。ノーザンクロスという星座に関する言葉はサザンクロス(南十字星)に対応した造語で、北十字星は人や情報の交差点を意識したネーミングだそうです。

 山重氏の会社はコンサルタント業がメインで、札幌の街づくりの提言を行って来た実績があります。同社では季刊誌「カイ」を発行しており、「カイ」はアイヌ語の「この土地に生まれし者達」を意味した言葉という事です。松浦武四郎がこの言葉より「北カイ(海)道」と現在の北海道を命名したと伝えられていることに因んで誌名にしているとの事です。

 今回のお話のテーマは苗穂地区を中心にしたものですが、札幌の都市の成り立ちの解説もありました。札幌の創建期は1860年代から1910年代の半世紀で、1869年の開拓使設置があり、屯田兵による開拓や開拓使が指導した殖産興業が盛んになり、苗穂地区には開拓使の工場が造られ、苗穂が発展した時期です。サッポロビールの前身、雪印メグミルクの前身、福山醸造の前身の会社などがこの時期に苗穂地区に創業されています。

 札幌市の拡大期は1910年代から1960年代の半世紀で、周辺の町村を吸収しながら1970年には人口が100万人に達し、急速な都市拡大が行われました。これに反比例するように苗穂地区の他地区に対する先進性が失われていきます。鉄道の線路により南北に分断された苗穂地区の往来の不便さもありました。

 札幌市の拡大期に続く飛躍期は1960年代から2010年代の半世紀として位置づけられます。この札幌市の飛躍期の牽引になったものは1972年の札幌冬季オリンピックです。山重氏はオリンピックでの男子スキージャンプでの日の丸飛行隊が表彰台を独占した活躍を目にして感激した話の紹介がありました。苗穂地区に関しては、かつての札幌の先進地から後進地になってしまい空洞化も進んだところ、1990年に地域再生事業の推進で再び札幌市の先進地にする取組に着手しています。

 そのきっかけは地域住民の苗穂駅北口の新設運動から始まっているといわれています。苗穂地区の再開発が動き出し、現在の苗穂駅を西側にずらし、橋上駅の新しい駅が数年後に完成し、街の様相が一変することになります。これに合わせて苗穂駅周辺まちづくり協議会などが中心となり、新しい街づくりを模索している紹介がありました。
 
 半世紀毎の区切りで、2010年代から2060年代のこれからの札幌市の成熟期には人口減少・超高齢化社会を迎えます。過去の遺産を生かして人口減少でも住みやすい地区にするためには、地区住民の努力が不可欠で、苗穂地区に会社があることもあって、山重氏もそのような運動に協力していく考えであると話されていました。

 参加者は8名でした。

講演中の山重氏A.jpg
(講義中の山重氏)

講演風景A.jpg
(講義風景)

苗穂遺産マップA.jpg
(配られた苗穂産業遺産マップ)
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2015年07月03日

eSRU第10期第7講案内

eシルクロード大学(eSRU)第10期第7講案内です。

日時:2015年7月16日(木)18:00〜19:30
講師:(株)ノーザンクロス代表取締役 山重 明氏
演題:「苗穂の開拓遺産・産業遺産をめぐる」
場所:ユビキタス協創広場 U-cala
   北海道札幌市中央区北1条東4丁目1-1
   サッポロファクトリー1条館1階
   https://www.uchida.co.jp/company/showroom/u-cala.html
内容:幕末にサッポロの開拓拠点として拓かれた苗穂は、明治維新後、
   開拓使が洋風農業技術や加工技術を積極的に導入し、多くの
   農産加工産業を生み出した地域です。そのような開拓期の息吹
   が感じられる遺構が苗穂の街なかに点在しており、それらをめぐる
   物語や話題を提供します。
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2015年06月19日

eSRU第10期第6講

 eシルクロード大学(eSRU)第10期第6講は
2015年6月18日(木)18:00〜19:30、
講師に北海道芸術デザイン専門学校講師で
北海道美術協会(道展)油彩会員の野沢桐子氏を
お招きして、「絵画におけるリアリズムと
サブカル・アカデミア」のテーマで講演して
いただきました。場所はいつもの
ユビキタス協創広場 U-calaでした。

 1995年に小樽商科大学を卒業して普通のOLと
なった野沢さんが画家を目指すようになった経緯の
自己紹介がありました。OL生活を送りながら
北海道デザイン専門学校の夜間の学生として
油彩を学び、同校卒業後も研究生として在籍し
画家の生活を始めています。
 
 作品を公募展で発表し2000年道展新人賞、
2010年には道展新会員になっています。
その後グループ展や個展を開いて来ています。

 野沢さんはリアリズム(写実)絵画を追及しています。
それも、モデルの人物の内面を描写するといった
リアリズム絵画を試みています。描いた人物と本人の写真を
並べて、リアリズムの表現に成功しているかどうかの
解説があり、野沢さんの画家としての仕事の
一端が紹介されました。

 写実絵画を集めた千葉市にあるホキ美術館を訪れて
みたいという未だ実現していない希望も述べられていました。
双子の子どもを産んだ時の作品として母子像があり、
大きくなった子どもがこの絵の前で股覗きのポーズを
取っているスライドなどが示され、画家にはこういった
芸当ができるのだと面白くも感じ、感服もしました。

 リアリズム絵画に続いて「サブカル・アカデミア」のお話です。
野沢さんが現在教えている専門学校の学生はアニメやCG・Web
デザイン等に興味を持っていて、いわゆるサブカルチャー
の世界での話題が紹介されました。その導入部分で野沢さん
描く「騙し絵」のデッサンが示され、カメラやスマホで写すと
3次元的な絵になって見えるので不思議です。

 サブカル・アカデミアということで漫画の紹介も
ありました。漫画「暗殺教室」は子どもに見せたら
害があるのではないかと思ってチェックすると
意外とまともに教育を考えさせる内容であるとの
野沢さんのコメントでした。「磯部磯兵衛物語」の
浮世絵を取り込んだ人気の漫画を日本人の感性との
関わりで解説がありました。

 映画の主人公と一般の人のハイブリッドな人物画の
制作技法の解説がありました。その話の過程で半顔メイク
なる言葉が飛び出し、ネットでその実際を見ると、
女性は化粧でこんなにも変わることを自分の左右の
顔で表現しています。化粧恐るべしです。化粧の技法も
ハイブリッド人物画に利用できるとのことでした。 

 野沢さんが持ち込んだハイブリッド人物画の油絵作品の
披露もありました。来年に芸術の森美術館が企画する
作品展で11人の作家の一人として野沢さんの作品の
展示が予定されているそうです。近くなったら案内を
ネットで見ることができると思います。

 聴講者は9名でした。  

講義中の野沢さんA.jpg
(自分の作品を引用し講義中の野沢さん)

野沢さんの騙し絵A.jpg
(野沢さん描く騙し絵)

野沢さん描くハイブリッド人物画A.jpg
(野沢さんのハイブリッド人物画の作品)

講義風景A.jpg
(講義風景)
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2015年06月02日

eSRU第10期第6講案内

eシルクロード大学(eSRU)第10期第6講案内です。

日時:2015年6月18日(木)18:00〜19:30
講師:北海道芸術デザイン専門学校講師(北海道美術協会(道展)油彩会員)野沢桐子氏
演題:「絵画におけるリアリズムとサブカル・アカデミア」
場所:ユビキタス協創広場 U-cala
   北海道札幌市中央区北1条東4丁目1-1
   サッポロファクトリー1条館1階
   https://www.uchida.co.jp/company/showroom/u-cala.html
内容:1.絵画におけるリアリズム
     リアリズム絵画とは何なのか、実際に私が描いた絵を見ながら解説したい
     と思います。
   2. サブカル・アカデミア
     古典から現代アート、サブカルチャーまでを縦横無尽に楽しむ私設
     アカデミア。
     最近衝撃を受けたあの現代彫刻、浮世絵、自分で描く3Dアートなどについて
     お話します。
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2015年05月22日

eSRU第10期第5講

eシルクロード大学(eSRU)第10期第5講は
2015年5月21日(木)18:00〜19:30
講師にダウンロードフォト社長で熱気球写真家の八戸耀生氏を
お招きして、「熱気球事始めと斬新なアイディアは昆虫から学ぼう」
のテーマでて語っていただきました。
場所はいつものユビキタス協創広場 U-calaでした。

 八戸氏は新聞や雑誌等に熱気球写真家として紹介され、
作品も掲載されています。今回は熱気球に憑りつかれるように
なった経緯から話が始まりました。
 
 氏は中学生の頃から熱気球で空を飛びたいと思うようになり、
札幌での高校生時代に見よう見真似で熱気球製作に取りかかります。
ゴンドラは屑鉄として捨てられた鉄パイプを拾ってきて組立て、
プロパンを燃やすバーナーも使い古しのものを手に入れ、
バルーンにする素材は高校生の身でありながら東京まで
出向いて東レの部長と掛け合って規格外品を入手し、自分で
縫い合わせ、高校卒業の春に完成しています。中学生や
高校生の夢みたいな話に耳を傾ける大人が居たことが幸い
したと八戸氏は述懐しており、自分もそのような応援する
大人になりたいと思っているそうです。
この気球は高校卒業後、コンピュータ専門学校に籍を置いて、試乗し
飛ぶことに成功しています。気球を飛ばすのに必要なプロパンガスは
空のボンベを運んで充填してもらった話なども出てきます。

 専門学校卒業後会社の研究者として勤め、会社を辞めて札幌で
IT企業を興しています。IT企業を経営した後、会社を清算して一人で
仕事をするようになり、昔の気球乗りへと回帰しています。今度は
ただ乗るだけではなく、競技にも参加もしており、イギリスから
ドーバー海峡を越え、フランスとスペインの国境近くまで飛んだ
体験談の披露もありました。気球に乗ってカメラで上空から
写真撮影を行ったりして行動の幅を広げ、熱気球写真家として
認められる存在になってきています。

 写真家として山岳写真や動物写真にも領域を広げ、標高6000 m
近くのキリマンジャロの頂上に登った時のエピソードの紹介もありました。
酸素が少なくなった環境では、頭を使わない人間の方が、適応力が
あるという話は記憶に残ります。人間の酸素使用量は首から下の身体で
6割、首から上の脳が4割で、考え事をすればそれだけ脳での
酸素使用量が増えます。頭を使わないで居られる人の方が酸素の
薄い環境では持ちこたえられる、という話は面白いものでした。
数メートル先にヒグマを見て撮った写真が掲載された八戸氏
発行の写真誌も聴講者に配られました。迫力のある写真です。
写真撮影に関連してヒグマの生態に関する興味ある話しもありました。

 深度合成法でハエの頭部の鮮明な顕微鏡的写真のPCでの披露から、
昆虫についての話になりました。昆虫の話しに入った時には時間が
無くなって、アフリカのニレウスルリアゲハというアゲハチョウの
鱗粉の構造体が青色LEDと同じだったことが分かった例から、
昆虫から学ぶことで新しいアイディアを得てそれを実現できる
のではないか、といった趣旨の話となりました。

 自分の百倍以上の重さのネズミなどの死骸を地中に埋める
シデムシの能力を真似た土木機械などにも話題は飛びました。
鳥は羽音を立てて飛ぶところ、フクロウは無音で飛ぶ秘密が
羽の毛にあることから、この機能を小型風力羽津展の風車に応用
すると音を消した装置ができるだろうといったテーマにも話が
及びました。生物から学ぶことで新しいアイディアを生み出して
いけるのではないかとの解説でした。

 この勉強会に初めて加わった画家の野沢桐子さんが講演中の
八戸氏の似顔絵をノートに描いていて、なかなか上手なものでした。
この事もあって、6月の勉強会の講師は野沢さんに務めてもらう
ことにして、その場で了解していただきました。

 出席者は12名でした。

講義中の八戸氏A.jpg
(講義中の八戸氏)

講義風景A.jpg
(講義風景)

八戸氏撮影写真A.jpg
(八戸氏撮影写真)

八戸氏の似顔絵A.jpg
(野沢さん描く八戸氏)
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2015年04月24日

eSRU第10期第5講案内

eシルクロード大学(eSRU)第10期第5講案内です。

日時:2015年5月21日(木)18:00〜19:30
講師:ダウンロードフォト社長(熱気球写真家) 八戸耀生氏
演題:「斬新なアイディアは昆虫から学ぼう」
場所:ユビキタス協創広場 U-cala
   北海道札幌市中央区北1条東4丁目1-1
   サッポロファクトリー1条館1階
   https://www.uchida.co.jp/company/showroom/u-cala.html
内容:
 青色LEDでノーベル賞の受賞があったことは記憶に新しいところですが、
アフリカのニレウスルリアゲハというアゲハチョウの鱗粉の構造体が青色LEDと
同じだったことがごく最近話題になりました。
 もしかすると、昆虫から学んだ方が工数は遥かに少なかったかもしれません。
なぜなら、一から作るのではなく、既にあったわけですから、、、、
そんな事例は、山ほどあります。
 きっと、いろんな分野の知識を持って虫に接すると、もの凄いパラダイムシフトに
繋がって「斬新なアイディアで大きく時代を動かすこと」が出来るのかもしれません。
今の時代、早々簡単なアイデアでは世の中動きませんが、虫から貰うアイデアは
飛び抜けて斬新である可能性が高いのです。
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2015年04月18日

eSRU第10期第4講

 eシルクロード大学(eSRU)第10期第4講は
2015年4月16日(木)18:00〜19:30
講師にホーム企画センター会長(北海道日中友好協会会長)青木雅典氏、
同社「炭の家」フロンティア事業本部課長代理増谷茂則氏をお招きして
「炭の家の効果」のテーマでホーム企画センターが取り組む
炭を利用した住宅について語っていただきました。
場所はいつものユビキタス協創広場 U-calaでした。

 まず、炭の家の開発秘話の紹介が青木会長からありました。
1972年に中国の馬王堆地方で2100年前のミイラが発見され、
ミイラの状態は死後4日程度で肌は弾力感が残るものでした。
ミイラの棺の周囲に5トンの炭が埋められていて、これがミイラの
良好な保存状態に寄与したものと考えられるとの報道に接して、
青木氏は炭を住宅に取り入れるヒントを得ることになりました。

 当時シックハウスが問題になり、家の中の有害物質を除去
するために、炭による空気清浄に関して青木氏は北大等の研究機関と
共同研究を行いました。炭は空気と触れると湿気や臭い成分を
吸着する働きがあります。その効果は空気に触れる面積に比例
することになり、ピーナッツ1個を炭化させると内部に細かな
空洞が出来、空気に触れる面積はテニスコート1面分にも
なると言われています。炭1トンでは札幌市の面積の1/4もの
面積にもなります。

 ホーム企画センターでは、炭の空気清浄の有効性を確認して、
住宅における空気清浄技術の特許を取得して事業を拡大して
来ています。現在、日本全国で同社とのライセンス契約のもとで
施工されている住宅は年間約1000棟、道内だけでも
150棟を数えています。

 炭の家では、外気を炭を通して取り入れ循環させるので、換気
方式がポイントとなり、第1種換気方式の機械給気+機械排気、正圧
換気となる第2種の機械給気+自然排気、負圧方式の第3種の
自然給気+機械排気の3方式の換気方式のうち、正圧換気を採用
しています。正圧だと、気圧が低いと身体に不調をきたす人に
とってもメリットがあるとのことです。

 日本における炭の家の効果の紹介があり、子どものアレルギー
体質が改善された事や、青木会長自身が自宅を炭の家に
改造したことで、その効果を体験している事などの紹介がありました。

 青木会長は北海道日中友好協会の会長でもあり、中国には
関心を持っておられます。現在、中国でのPM2.5の大気汚染問題は
深刻で大気汚染やシックハウスで青少年が年間220万人も死亡している
との統計があります。そこで中国に炭の家のライセンスを売る
ビジネスを開始しており、商談成立の目途が立ってきているとの
紹介がありました。中国とのビジネスは色々困難なことがありますが、
成功すれば北海道から生まれた技術が中国で生かされ、両国の
友好関係が促進されれば、青木会長の日中友好を促進する立場上
からも願ってもないことです。

 聴講者は12名でした。

講演する青木氏(左)A.jpg
(講演する青木氏(左))

講演する増谷氏A.jpg
(講演する増谷氏)

講義風景A.jpg
(講義風景)
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2015年04月05日

eシルクロード大学第10期第4講案内

eシルクロード大学(eSRU)第10期第4講案内です。

日時:2015年4月16日(木)18:00〜19:30
講師:ホーム企画センター会長(北海道日中友好協会会長) 青木雅典氏
演題:「炭の家の効果」
場所:ユビキタス協創広場 U-cala
   北海道札幌市中央区北1条東4丁目1-1
   サッポロファクトリー1条館1階
   https://www.uchida.co.jp/company/showroom/u-cala.html
内容:@炭の家の開発秘話
   A炭の家の効果
   B炭の家の市場性(中国での展開等)
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2015年03月24日

eSRU第10期第3講

eシルクロード大学(eSRU)第10期第3講は
2015年3月19日(木)18:00〜19:30
講師に中国駐札幌総領事滕安軍氏をお招きして
「最近の中国事情」のテーマで、世界第2の経済大国になった
中国の現状と北海道とのかかわりについて語っていただきました。
場所はいつものユビキタス協創広場 U-calaでした。
   
 滕総領事は1955年1月生まれで、丁度還暦を過ぎました。
中国の役所の定年は60歳だそうで、総領事としてのお仕事は
残り少ないとのことで、今回のeSRUでの講演が講演納めになるかも
知れないと、勉強会後の夕食会で漏らされていました。

 滕総領事は1977年に中国外交部アジア司アタッシェを皮切りに
外交官畑でお仕事を続けられ、1990年には中国駐大阪領事館領事、
1996年同領事館副総領事、2006年駐長崎総領事、2012年駐韓国
光州総領事、2014年駐札幌総領事と日本通の外交官です。日本語も
堪能で講義は通訳無しの日本語でした。

 世界第二の経済大国中国と第三の経済大国日本は一衣帯水の間柄で、
この2国は世界経済に大きく貢献する立場にあります。従って共益互恵の
関係を空中の楼閣にしてはならない点を強調されていました。
そのためには、お互いの国民が相手国を訪問して理解を深め
交流を盛んにするべきであるとのお話です。

 日中の相互交流ということでは、1972年の日中国交正常化後に
全国で第4番目の日中友好協会として北海道日中友好協会が創設され、
北海道はこの方面で先駆的な地位を占めているとのことでした。
勉強会に出席されていた青木雅典北海道日中友好協会会長も
この点に関して滕総領事と同趣旨のコメントされていました。

 現中国指導部は法治国家を強固なものにし、改革開放を進めて
いるとの紹介がありましたが、とりわけ経済問題への対応が
重要との認識があると、滕総領事は数字を並べて解説されました。
経済成長率7.5 $前後を目標にしてこれを達成し、
4 %の失業率、世界経済への10 %の寄与、10兆ドルの貿易額、
延べ人数で5億人の中国人が海外に出掛ける時代等々と
大きな数字が並びます。

 今年の春節には多くの中国人観光客が日本を訪れましたが、
中国人に人気の北海道には昨年は11万人、今年はその2倍以上の中国人観光客が
訪れるだろうといわれ、1人当たり23万円を使うので、北海道の観光産業に
多大の貢献を行っているとのことです。中国人観光客による「爆買い」の
話題も出ていました。中国と北海道は観光に限らず経済の上でもっと
つながりを深めるべきであるとの事でした。

 現在北海道と札幌市の窓口が上海と北京にあり、中国国際航空と
中国東方航空が千歳に乗り入れ、北海道には3千人の中国人実習生が滞在しており、
多くの企業が中国との取引を行っています。近年の中国での人件費が
高くなっている点が中国とのビジネスにブレーキをかけていると
してもさらに北海道と中国の経済交流を拡大させることで北海道の
チャンスも生まれるだろうとのことでした。

 中国の抱える問題の紹介もありました。56の民族と13億人の巨大な
人口を抱えるが故に、60歳以上の人口が2億人を超え、毎年1千万人の
高齢化人口が増え続けています。障害者の数も8千5百万人を超え、
そのケアに莫大な医療費がかかります。地方政府の債務が悪化しているのも
懸念材料です。

 これらの問題に対処するため、経済成長を従来の急速なものから
“穏やかな前進”の安定成長モデルに切り替える。量の拡大よりも質の向上へ
の転換を図り、これまでの「旧常態」から「新常態(ニューノーマル)」を
指向すべきというのが中国指導部の考えであると紹介されていました。

 その他色々なお話が紹介され、質疑応答時に、前述の青木会長の
中国旅行体験談の補足コメントもありました。

 今回は前記青木雅典会長の他にも中国関係者として中国駐札幌総領事館の
曹帥副領事、中国画廊館長の國岡睦史氏、ノーステクノロジー社長の
呉敦氏も出席されました。出席者は14名でした。

講義中の滕安軍総領事A.jpg
(講義中の滕安軍総領事)

eSRU講義風景(3・19)A.jpg
(講義風景)

eSRU講義風景パノラマ(3・19)A.jpg
(講義風景・パノラマ写真
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2015年03月02日

eシルクロード大学10期第3講

eシルクロード大学(eSRU)第10期第3講案内です。

日時:2015年3月19日(木)18:00〜19:30
講師:中国駐札幌総領事 滕安軍氏
演題:「日中交流について」(仮題)
場所:ユビキタス協創広場 U-cala
   北海道札幌市中央区北1条東4丁目1-1
   サッポロファクトリー1条館1階
   https://www.uchida.co.jp/company/showroom/u-cala.html
内容:日中交流に関し幅広い観点からのお話となります。
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2015年02月26日

eSRU第10期第2講

 eシルクロード大学(eSRU)第10期第2講は
2015年2月19日(木)18:00〜19:30
講師に「くすみ書房」店主久住邦晴氏をお招きして
「本にはすべての答えがある」のテーマで同店の
本販売戦略を中心にしたお話を伺いました。
場所はいつものユビキタス協創広場 U-calaでした。
 
 街の中小規模の書店はインターネットと大型書店の挟撃にあって
撤退せざるをえない状況で、久住氏の経営する「くすみ書房」がどのような
戦略で書店を維持してきたかの興味ある体験談の披露がありました。

 本屋の店主ですから、多くの本の現物を示されてのお話となりました。
最初の一冊は久住氏がビジネスを続ける上で拠り所にしている
オグ・マンディーノの「世界最強の商人」で、東京ニコライ堂での
久住氏の神秘体験と重ね合わせて紹介されました。

 「くすみ書房」は西区の五号線沿いに店舗を構えていました。書店経営の構造的
苦境を克服するため、「売れない文庫フェア」といった苦境を逆手に取った企画を
実現させ、これがマスコミにも取り上げられ、全国的にも知られる企画となりました。
書店内での朗読会という企画もあり、これは人気の企画で朗読ボランティアが次々と
現れる盛況企画になったとの事です。「ソクラテスのカフェ」といった朗読会も
現在に続いています。

しかし、地下鉄東西線の延伸で、それまで同書店の最寄りの地下鉄琴似駅が終点駅から
通過駅となり、さらに大型書店コーチャンフォーの開業などもあり、この状況を打開する
ため地下鉄東西線大谷地駅の商業施設「キャポ大谷地」に移転しています。この移転の
ための費用などもあり、2013年には閉店の経営危機が訪れました。こんな状況で経営
コンサルタントの神田昌典のビジネス指南書が役に立ったと紹介されていました。

 「くすみ書房」を存続させようと有志の出資者による「友の会」も立ち上がり、マスコミ
にも紹介され、経営の助けになったそうです。「中学生はこれを読め」といった企画は
若者の本離れが進む現状ではマスコミも取り上げたい話題で、久住氏の経営戦略の柱には
マスコミと持ちつ持たれつの関係を構築するというのがあるようです。

 久住氏は昨年(2014年)に日高管内浦河町で開店した「六畳書房」にも力を貸していて、
ここでも一口店長を募集して、町民が経営する「町の本屋」の実現を目指しています。
人口10万人の都市からも本屋が無くなっていくところに、人口1万3千人の浦河町で本屋が
再生するとしたらたいしたものです。

 「本屋のオヤジのおせっかい、これだけは読んでおけ」、と題した本のリストが配られ
ました。そのリストのうちの幾冊かの現物も見せていただきました。瀬谷ルミ子
「職業は武装解除」(朝日新聞出版)、沖守弘「マザー・テレサ あふれる愛」
(講談社文化)等の解説を久住氏から聞くと、読んでみたくなりました。

 出席者は10名でした。

講義中の久住氏A.jpg
(講義中の久住氏)

講義風景A.jpg
(講義風景)

質疑応答A.jpg
(質疑応答)
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