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2015年03月24日

eSRU第10期第3講

eシルクロード大学(eSRU)第10期第3講は
2015年3月19日(木)18:00〜19:30
講師に中国駐札幌総領事滕安軍氏をお招きして
「最近の中国事情」のテーマで、世界第2の経済大国になった
中国の現状と北海道とのかかわりについて語っていただきました。
場所はいつものユビキタス協創広場 U-calaでした。
   
 滕総領事は1955年1月生まれで、丁度還暦を過ぎました。
中国の役所の定年は60歳だそうで、総領事としてのお仕事は
残り少ないとのことで、今回のeSRUでの講演が講演納めになるかも
知れないと、勉強会後の夕食会で漏らされていました。

 滕総領事は1977年に中国外交部アジア司アタッシェを皮切りに
外交官畑でお仕事を続けられ、1990年には中国駐大阪領事館領事、
1996年同領事館副総領事、2006年駐長崎総領事、2012年駐韓国
光州総領事、2014年駐札幌総領事と日本通の外交官です。日本語も
堪能で講義は通訳無しの日本語でした。

 世界第二の経済大国中国と第三の経済大国日本は一衣帯水の間柄で、
この2国は世界経済に大きく貢献する立場にあります。従って共益互恵の
関係を空中の楼閣にしてはならない点を強調されていました。
そのためには、お互いの国民が相手国を訪問して理解を深め
交流を盛んにするべきであるとのお話です。

 日中の相互交流ということでは、1972年の日中国交正常化後に
全国で第4番目の日中友好協会として北海道日中友好協会が創設され、
北海道はこの方面で先駆的な地位を占めているとのことでした。
勉強会に出席されていた青木雅典北海道日中友好協会会長も
この点に関して滕総領事と同趣旨のコメントされていました。

 現中国指導部は法治国家を強固なものにし、改革開放を進めて
いるとの紹介がありましたが、とりわけ経済問題への対応が
重要との認識があると、滕総領事は数字を並べて解説されました。
経済成長率7.5 $前後を目標にしてこれを達成し、
4 %の失業率、世界経済への10 %の寄与、10兆ドルの貿易額、
延べ人数で5億人の中国人が海外に出掛ける時代等々と
大きな数字が並びます。

 今年の春節には多くの中国人観光客が日本を訪れましたが、
中国人に人気の北海道には昨年は11万人、今年はその2倍以上の中国人観光客が
訪れるだろうといわれ、1人当たり23万円を使うので、北海道の観光産業に
多大の貢献を行っているとのことです。中国人観光客による「爆買い」の
話題も出ていました。中国と北海道は観光に限らず経済の上でもっと
つながりを深めるべきであるとの事でした。

 現在北海道と札幌市の窓口が上海と北京にあり、中国国際航空と
中国東方航空が千歳に乗り入れ、北海道には3千人の中国人実習生が滞在しており、
多くの企業が中国との取引を行っています。近年の中国での人件費が
高くなっている点が中国とのビジネスにブレーキをかけていると
してもさらに北海道と中国の経済交流を拡大させることで北海道の
チャンスも生まれるだろうとのことでした。

 中国の抱える問題の紹介もありました。56の民族と13億人の巨大な
人口を抱えるが故に、60歳以上の人口が2億人を超え、毎年1千万人の
高齢化人口が増え続けています。障害者の数も8千5百万人を超え、
そのケアに莫大な医療費がかかります。地方政府の債務が悪化しているのも
懸念材料です。

 これらの問題に対処するため、経済成長を従来の急速なものから
“穏やかな前進”の安定成長モデルに切り替える。量の拡大よりも質の向上へ
の転換を図り、これまでの「旧常態」から「新常態(ニューノーマル)」を
指向すべきというのが中国指導部の考えであると紹介されていました。

 その他色々なお話が紹介され、質疑応答時に、前述の青木会長の
中国旅行体験談の補足コメントもありました。

 今回は前記青木雅典会長の他にも中国関係者として中国駐札幌総領事館の
曹帥副領事、中国画廊館長の國岡睦史氏、ノーステクノロジー社長の
呉敦氏も出席されました。出席者は14名でした。

講義中の滕安軍総領事A.jpg
(講義中の滕安軍総領事)

eSRU講義風景(3・19)A.jpg
(講義風景)

eSRU講義風景パノラマ(3・19)A.jpg
(講義風景・パノラマ写真
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2015年03月02日

eシルクロード大学10期第3講

eシルクロード大学(eSRU)第10期第3講案内です。

日時:2015年3月19日(木)18:00〜19:30
講師:中国駐札幌総領事 滕安軍氏
演題:「日中交流について」(仮題)
場所:ユビキタス協創広場 U-cala
   北海道札幌市中央区北1条東4丁目1-1
   サッポロファクトリー1条館1階
   https://www.uchida.co.jp/company/showroom/u-cala.html
内容:日中交流に関し幅広い観点からのお話となります。
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2015年02月26日

eSRU第10期第2講

 eシルクロード大学(eSRU)第10期第2講は
2015年2月19日(木)18:00〜19:30
講師に「くすみ書房」店主久住邦晴氏をお招きして
「本にはすべての答えがある」のテーマで同店の
本販売戦略を中心にしたお話を伺いました。
場所はいつものユビキタス協創広場 U-calaでした。
 
 街の中小規模の書店はインターネットと大型書店の挟撃にあって
撤退せざるをえない状況で、久住氏の経営する「くすみ書房」がどのような
戦略で書店を維持してきたかの興味ある体験談の披露がありました。

 本屋の店主ですから、多くの本の現物を示されてのお話となりました。
最初の一冊は久住氏がビジネスを続ける上で拠り所にしている
オグ・マンディーノの「世界最強の商人」で、東京ニコライ堂での
久住氏の神秘体験と重ね合わせて紹介されました。

 「くすみ書房」は西区の五号線沿いに店舗を構えていました。書店経営の構造的
苦境を克服するため、「売れない文庫フェア」といった苦境を逆手に取った企画を
実現させ、これがマスコミにも取り上げられ、全国的にも知られる企画となりました。
書店内での朗読会という企画もあり、これは人気の企画で朗読ボランティアが次々と
現れる盛況企画になったとの事です。「ソクラテスのカフェ」といった朗読会も
現在に続いています。

しかし、地下鉄東西線の延伸で、それまで同書店の最寄りの地下鉄琴似駅が終点駅から
通過駅となり、さらに大型書店コーチャンフォーの開業などもあり、この状況を打開する
ため地下鉄東西線大谷地駅の商業施設「キャポ大谷地」に移転しています。この移転の
ための費用などもあり、2013年には閉店の経営危機が訪れました。こんな状況で経営
コンサルタントの神田昌典のビジネス指南書が役に立ったと紹介されていました。

 「くすみ書房」を存続させようと有志の出資者による「友の会」も立ち上がり、マスコミ
にも紹介され、経営の助けになったそうです。「中学生はこれを読め」といった企画は
若者の本離れが進む現状ではマスコミも取り上げたい話題で、久住氏の経営戦略の柱には
マスコミと持ちつ持たれつの関係を構築するというのがあるようです。

 久住氏は昨年(2014年)に日高管内浦河町で開店した「六畳書房」にも力を貸していて、
ここでも一口店長を募集して、町民が経営する「町の本屋」の実現を目指しています。
人口10万人の都市からも本屋が無くなっていくところに、人口1万3千人の浦河町で本屋が
再生するとしたらたいしたものです。

 「本屋のオヤジのおせっかい、これだけは読んでおけ」、と題した本のリストが配られ
ました。そのリストのうちの幾冊かの現物も見せていただきました。瀬谷ルミ子
「職業は武装解除」(朝日新聞出版)、沖守弘「マザー・テレサ あふれる愛」
(講談社文化)等の解説を久住氏から聞くと、読んでみたくなりました。

 出席者は10名でした。

講義中の久住氏A.jpg
(講義中の久住氏)

講義風景A.jpg
(講義風景)

質疑応答A.jpg
(質疑応答)
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2015年02月05日

eシルクロード大学第10期第2講

eシルクロード大学(eSRU)第10期第2講案内です。

日時:2015年2月19日(木)18:00〜19:30
講師:くすみ書房店主 久住邦晴氏
演題:「本にはすべての答えがある」
場所:ユビキタス協創広場 U-cala
   北海道札幌市中央区北1条東4丁目1-1
   サッポロファクトリー1条館1階
   https://www.uchida.co.jp/company/showroom/u-cala.html
内容
@本には人生を変え、奇跡をおこす力がある
Aくすみ書房の挑戦
B今、読んでおきたい本とその理由
Cおすすめ本の紹介
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2015年01月25日

eシルクロード大学第10期第1講

 eシルクロード大学(eSRU)第10期第1講は
2015年1月22日(木)18:00〜19:30
講師に在札幌米国総領事館首席領事として2013年9月に着任された
ジョエレン・ゴーグ(JoEllen Gorg)さんをお招きし、
「日本とアメリカ〜私たちは繋がっている〜」のテーマで、
質問に対する聴講生の解答に○×をつける形式の勉強会となりました。
場所はいつものユビキタス協創広場 U-calaでした。

 総領事館首席領事の肩書はいかめしいのですが、女性首席領事ゴーグさんは
気さくな方で、講義開始前から聴講生と話を始めておられました。日本語も
流暢で、これはゴーグさんが過去に日本に滞在した経験があることも
手伝っているようです。

 ゴーグさんは米国オレゴン州ポートランド市出身で、高校生時代に
国際ロータリーの交換留学生として、さらに大学卒業後には外国語指導助手として
青森県に数年間滞在した経験の持ち主です。日本以外にも米国国務省入省前に
米国平和部隊のボランティアとしてネパールで1年間活動した経験があります。
講義時にもネパールで過ごした1日1ドルの生活体験の話題が出てきました。
 
 日本とアメリカの人口、宗教、政治、経済の基本的データを基に世界の国々との
対比関係からの質問が出され、出席者は世界の中の日本や日本と米国の関係に
ついての認識を再確認する1時間半でした。

 アメリカの多様性は国民の人種の多様性からきており、人種別人口比の推移の
統計がスライドで示され、2050年の人口予想値も示されていました。人口の多い順番に
白人、ヒスパニック系、黒人、アジア系と並んでいて、このうちヒスパニック系の
人口増加が目立ち、2050年には総人口の30%近くを占めるようになり、
白人人口は50%を切るとの試算です。アジア系の人口も伸びています。アメリカは
圧倒的な白人社会かと思っていると、近未来の状況は激変の様子です。

 アメリカの留学生も過去には日本人が一番多かったのに、現在は中国人、インド人、韓国人が数で上位を占め、日本人留学生はベトナムの留学生と肩を並べるまで数が低下して
しまっているのは、ゴーグさんが心配する以上に日本人としても気がかりな事です。
ゴーグさんの例を持ち出すまでもなく、若者が他の国に留学して得る経験は
その後に大きく作用し、二国間の繋がりに貢献します。

 日本人(道産子)がほとんど知らない日米の繋がりが利尻島にあった歴史の
事実を紹介され、これは筆者も今まで知らなかった事です。母国語による日本最初の
英語教師ラナルド・マクドナルドで、難破を装って利尻島に上陸し、身柄を
拘束され長崎に送られ、長アで通詞に英語を教えています。マクドナルドから
英語を習った森山栄之助は後にペリーが黒船で来日した時に通訳を務めました。

 現在でも利尻高校の生徒がオレゴン州のマクドナルドの出身地の記念碑を
訪れる時、利尻島のマクドナルド上陸地点の小石を持って行き、記念碑の
近くに置いてくる話がゴーグさんから紹介され、そんな日米の民間交流が
あったのを初めて聞いて、新鮮さを感じました。

 参加者はいつもの人数の倍近くの16名でした。

講義中のゴーグさんA.jpg
(講義中のゴーグさん)

マクドナルドの紹介スライドA .jpg
(マクドナルドの紹介スライド)

講義風景A.jpg
(講義風景)

1・22(その2)○Xと 首席領事の 講義なりA .jpg
講義風景パノラマ写真(左端:米国領事館広報企画担当官寺下ヤス子さん、その右首席領事ゴーグさん)
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2015年01月09日

eシルクロード大学(eSRU)第10期第1講案内

eシルクロード大学(eSRU)第10期第1講案内です。

日時:2015年1月22日(木)18:00〜19:30
講師:在札幌米国総領事館首席領事 ジョエレン・ゴーグ(JoEllen Gorg)氏
演題:「日本とアメリカ〜私たちは繋がっている〜」
場所:ユビキタス協創広場 U-cala
   北海道札幌市中央区北1条東4丁目1-1
   サッポロファクトリー1条館1階
   https://www.uchida.co.jp/company/showroom/u-cala.html
内容:戦後70年を経て、今や最も密接な友好関係にあるといわれる
日本とアメリカですが、実際にどのように繋がっているのかを
国際協力関係、経済関係、安全保障関係、人的交流の面からOXクイズ
形式でわかりやすくお話していただきます。

追伸1:ゴーグ氏の仕事の立場上、緊急の案件が起きて対応せねば
ならない時は勉強会は中止となります。

追伸2:従来4月〜3月までを1学期としてきましたが、
今年からは1月〜12月までを1学期に変更します。
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2015年01月08日

eSRU第9期第9講 

 eシルクロード大学(eSRU)第9期第9講は
2014年12月18日(木)18:00〜19:30
講師に琉球温熱療法院札幌琴似加盟店院長和島英雄氏をお招きし
「病気にならない体の温め方と栄養力」のテーマでお話いただきました。
場所はいつものユビキタス協創広場 U-calaでした。

 和島氏の行っている民間療法の一つである「琉球温熱療法」は
体に熱を入れることで「免疫力」を高めることを基本にしています。
体を温めると、血流が改善する、有害物質が排出される、自律神経が
調整される、免疫力が強化される、ホルモンバランスが整う、
神経伝達が良くなる、新陳代謝が良くなり元気になる等の効果が
あるとのことです。

 ここで人間の体温は35°Cではガン細胞が増殖し、42°Cではガン
細胞が消滅する解説がありました。つまり、体を温めることでガンに対処
できるという根拠らしいのですが、話が少々飛躍しているところが
あるという感じもします。

 体温が奪われるとミトコンドリアの機能が低下し凍死する、自律神経は健康の
コンダクターといったフレーズの並ぶスライドでの講義がありました。
リンパ球の話なども出て来ました。「長生きの秘訣は怒らないこと」との
諺の紹介もありました。

 ここら辺までは「琉球温熱療法」の根拠の話で、まあ民間療法ですので
色んなものが混ぜ合わさって紹介されることになるのだと思います。

 次に「ドイツ波動医学」の紹介があり、器具を使っての実験は正直
理解不能でした。「コックリさん」と呼ばれる地下水道管検知方法が
一時期話題になったことがありますが、この「こっくりさん」方式で
体内の悪いところをセンスして治療するというもので、風邪に罹った
聴講者が実験台になり、器具を利用して風邪を治療(治療すると
書いてはいけないのですが)するような実験がなされました。実験台に
なったご本人の感想は「良くなったような、そうでもないような」と
いったところです。

 一言で言えばこのドイツ渡来の療法は訳がわからない、
といったところですが、「イワシの頭も何とやら」で
健康に益する結果につながるのかも知れません。

 和島氏は技術の会社経営を行い、送電線鉄塔の傾き計測などを
手掛けてきた実績があり、その経歴とこの民間療法に入れ込む
ギャップが筆者には理解できない、という感想を持ちました。

 出席者は9名でした。

講義中の和島氏A.jpg
(講義中の和島氏)

講義風景A.jpg
(講義風景)

和島氏による器具を使用した実験A.jpg
(和島氏による器具を使用した実験)
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2014年12月02日

eSRU第9期第9講案内

 eシルクロード大学(eSRU)第9期第9講案内です。

日時:2014年12月18日(木)18:00〜19:30
講師:琉球温熱療法院札幌琴似加盟店院長 和島英雄氏
演題:「病気にならない体の温め方と栄養力」
場所:ユビキタス協創広場 U-cala
   北海道札幌市中央区北1条東4丁目1-1
   サッポロファクトリー1条館1階
   https://www.uchida.co.jp/company/showroom/u-cala.html
内容:和島氏の行っている『琉球温熱療法』は体に熱を入れることで、
『免疫力』を高めることを基本にしています。
しかし、『免疫力』と聞いてピンとくる人はあまりいないと思われる
ので、演題のタイトルで
1.『自律神経』が人生の質を決める
2. 健康には栄養が決め手
について講義をしていただきます。
posted by esre at 12:47| Comment(0) | TrackBack(0) | eシルクロード大学

2014年11月24日

第9期第8講

 eシルクロード大学(eSRU)第9期第8講は
2014年11月20日(木)18:00〜19:50
講師に日研コンピュータ(株)代表取締役林克弘氏をお招きして、
「温泉をもっと知ろう!!」のテーマでお話いただきました。
場所はいつものユビキタス協創広場 U-calaが別のイベントで
ふさがっていたため、内田洋行北海道支店の会議室を利用させて
もらいました。

 林氏は「温泉マン」のHNでブログやfacebookで発信を続けておられ、
最近は「温泉ソムリエ」の資格も取得されており、温泉を語る道内の
第一人者です。道内の温泉地はすべて訪れた経験からのお話は、温泉に
関心のある人は勿論のこと、温泉に興味を持っていない人でも面白く
聞けるお話でした。

 まず温泉の定義の解説があり、湯口での温度が25°C以上のものか、あるいは
19の特定の条件の一つを満足するものが温泉となります。これらの温泉の
定義は「温泉法」に基づいています。

 泉質名は療養泉と結びついています。10種類の泉質名に分けられており
その内放射能泉は温泉に放射能がありガンなどに効果があるとされています。
二股ラジウム温泉は名前が良く知られていますが、厳密には放射能泉ではない
とのことです。モッタ海岸温泉は食塩硫化水素泉ですが、ラジウム含有率では
道内随一との紹介もあり、さすが「温泉マン」さんの薀蓄です。全国的には
秋田県の玉川温泉の岩盤浴が放射能療養として有名です。
 
 温泉の効果としては物理効果では温熱効果、水圧効果、浮力効果などが
あり、心理効果も加わり身体に良い点が紹介されました。温泉地は山間部の森林
地帯にあって、樹木の創り出すフィトンチッド(香り)を温泉に入りながら
取り込むのも健康に良い効果をもたらすと言われています。森の風や音、温泉の
お湯の揺らぎの1/f効果の紹介もありました。

 浴場に温泉分析表が掲げられていますが、これで温泉(旅館)の良し悪しを
評価する方法は今まで気にも留めていなかったものです。注意する点は泉温の温度で、
湯温が低いと加熱し、高いと加水等で冷却する必要があり、元々の温泉に手を加える
ことになり、温泉の酸化にもつながりあまり好ましくないそうです。湧出量も
温泉を利用する客数に対して少なければ、湯を循環する必要が生じ、循環時に塩素の
注入などが義務付けられるので、かけ流しの温泉に劣ることになります。
温泉の分析表の終了年もチェックポイントで、終了年から10年以上経っていて
更新されていないと法令違反だそうです。

 入浴法についての解説もありました。入浴前の水を飲んでおくと良いそうです。
足や手の心臓から遠い部分から湯に浸かり、長湯は止めた方が良いとのことです。
前夜宴会などがあった翌朝の入浴は控えた方が無難とのことです。
温泉に入ることはカロリーを消費するので、温泉ダイエットにもなるそうです。

 おもしろ入浴法としては、洗い場に木の枕があって洗い場で寝ながら湯を身体に
かける方法を進める温泉場もあるそうです。温冷を交互に身体に与える入浴法が
効果的で、洗い場で身体を冷やして時々お湯をかけて温まる入浴方式です。

 温泉マンさんお薦めの北海道の温泉の紹介があり、色々な温泉が紹介されました。
復活した「かんの温泉」、湯治専用のカルルス温泉、油の浮いている豊富温泉、
一番標高の高いところにある十勝岳温泉、筆者も足だけつかってパノラマ写真を撮った
盤石温泉等々と短い時間で北海道の面白温泉巡りができました。

 出席者は今回だけ参加の女性温泉ソムリエも含めて8名でした。

講義中の林氏A.jpg
(講義中の林氏)

温泉ソムリエ紹介A.jpg
(温泉ソムリエ紹介)

女性温泉ソムリエも交えての講義風景A.jpg
(女性温泉ソムリエも交えての講義風景)
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2014年10月29日

eSRU第9期第8講

eシルクロード大学(eSRU)第9期第8講案内です。

日時:2014年11月20日(木)18:00〜19:30
講師:日研コンピュータ(株)代表取締役 林 克弘(温泉マン)氏
演題:「温泉をもっと知ろう!!」
場所:ユビキタス協創広場 U-cala
   北海道札幌市中央区北1条東4丁目1-1
   サッポロファクトリー1条館1階
   https://www.uchida.co.jp/company/showroom/u-cala.html
内容:
1.温泉の定義 「温泉法」とは・・・
2.泉質名(療養泉) 
3.適応症の意味
4.温泉の効果
5.温泉分析表の読み方
6.源泉掛け流し、循環の違い。加水、加温の影響は?
7.一般的な入浴法と効果
8.おもしろ入浴法
9.温泉マンお薦めの北海道温泉
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eシルクロード大学(eSRU)第9期第7講

 eシルクロード大学(eSRU)第9期第7講は
2014年10月16日(木)18:00〜19:30
講師に毎日新聞北海道支社支社次長兼総務部長渡辺雅春氏を
お招きして、「新聞は本当に必要か!?」の新聞人からの
問い掛けのテーマでお話頂きました。
場所はいつものユビキタス協創広場 U-calaでした。

 渡辺氏は毎日新聞のスクープ記事「旧石器発掘ねつ造報道」の報道担当の記者でした。報道記事のコピーが毎日新聞北海道支社の応接室に掲示されていたのを目に留めて面白いと思い、今回の講師依頼となりました。

 最近、朝日新聞の「従軍慰安婦報道」訂正や「吉田調書」誤報問題で新聞報道を巡る話題が週刊誌や月刊誌、TVニュースでも取り上げられていて、渡辺氏の新聞界を巡る解説を聞きながら新聞に関する認識を新たにした講義でした。

 平成の三大誤報というのがあるそうで、@朝日新聞の「サンゴ事件」(同紙のカメラマンがサンゴに傷をつけ、心ない者の仕業と報道した)A毎日新聞の「グリコ森永事件・容疑者取り調べ」B読売新聞の「少女連続誘拐事件・アジト発見」が挙げられるとの事です。大きな誤報があると新聞の読者離れがあり、それでなくても新聞全体で購読者が減りつつあり、新聞業界には打撃になります。

 購読者が減りつつある新聞を今一度考えてみようと、新聞人が自問するような「新聞は本当に必要か」のお話は示唆に富みます。速報性という点では新聞はネットやテレビに太刀打ちできません。明け方起きた事件やスポーツイベントは結果が分かってしまってから1日遅れで翌日の朝刊に出るようでは、結果を知ろうと一般の人はネットやテレビに頼ることになります。

 情報量も、限られた紙面ではネットやテレビで刻々と変化に対応したニュース報道にひけを取ります。広告のスポンサーもこの状況を知っているので、新聞広告からネットやテレビに広告を移し、新聞の収入減につながっています。

 この状況で新聞のレゾンデートルは何か。渡辺氏の解説では新聞の持つ「社会変革機能」ではなかろうか、との事です。その一例として「隼くん事件キャンペーン」が紹介されていました。ひき逃げ事件の被害者で亡くなった隼くんの家族に、加害者の運転手が裁判で刑に服さなかった結果が伝えられず、家族が掛け合っても法律には裁判結果を被害者に伝える条文はないとのことで門前払いをされました。新聞がこれを取り上げ、被害者の権利を確保するキャンペーンを行った結果、法律が変えられていくことになります。

 この紹介例で、不都合な法律でもそれを変えることは専門家の法律家にはできない。一般に専門家は専門家を縛っているルールは守っても、そのルールを変更する立場にはない。専門家ではない一般の常識人が社会に合ったように不具合なルールを変更していく原動力になります。

 さて、新聞記者(広く新聞人)は専門家でもあり一般人でもあり、ルール(法律)の変更に直接関係できなくとも世の中に情報を正確に伝えることにより間接的に社会を変革してゆく力を持っており、この新聞の機能を強めるべきだとのお話でした。

 渡辺氏が手掛けた「旧石器ねつ造事件」の報道には触り程度の紹介でした。この事件の始まりから顛末までは、勉強会が終わってからビアケラーでの雑談で聞かせてもらいました。ビアケラーではパノラマ写真撮影を行いましたので写真を載せておきます。

 出席者は8名でした。

講義中の渡辺氏A.jpg
(講義中の渡辺氏)

9期7講目講義風景A.jpg
(講義風景)

ビアケラー渡辺氏.jpg
(ビアケラーでの渡辺氏と受講者の福本氏)
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2014年10月01日

eSRU第9期第7講

eシルクロード大学(eSRU)第9期第7講案内です。

日時:2014年10月16日(木)18:00〜19:30
講師:毎日新聞北海道支社支社次長兼総務部長 渡辺雅春氏
演題:「新聞は本当に必要か!?」
場所:ユビキタス協創広場 U-cala
   北海道札幌市中央区北1条東4丁目1-1
   サッポロファクトリー1条館1階
   https://www.uchida.co.jp/company/showroom/u-cala.html
内容:朝日問題に少し触れながら、新聞を取り巻く状況を説明します。
そのうえで、「世の中で起こっていることを早く正確に伝える」ことが
新聞の第1の役割であるという「定説」に疑問を呈します。
現代では、新聞の役割は「社会変革機能」ではないか。
そのための調査報道の一例として「旧石器発掘捏造」について話します。
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eSRU第9期第6講

eシルクロード(eSRU)第9期第6講は
2014年9月18日(木)18:00〜19:30、
講師に「太田明子ビジネス工房」代表太田明子さんを
お招きして、「サッポロバイクプロジェクトについて」の
演題でお話頂きました。場所はいつものユビキタス協創広場
U-calaでした。

 太田明子さんについては北海道風土記−人物編の「自転車と二人三脚のサッポロバイクプロジェクト代表太田明子氏」に紹介記事があるので、こちらを見ていただくとして、太田さんは前記紹介記事に書かれていなかった札幌女性起業家コミュニティEzonaの代表を務めています。この団体は2014年の3月から活動を開始しており、出来たばかりです。「士」の付く資格を持つ女性起業家が集まって、これから起業を志し、地域活性化に取り組む女性たちの支援を行う団体です。因みにEzonaとは何を意味するのか聞いてみると、「蝦夷の女」との答えでした。

 太田さんは総合商社(イトマン)に就職しましたが、働き過ぎの過労により24歳で退職、その後2年間で10種類ほどの仕事についたそうです。30歳で道産子と結婚して北海道に移住しています。この経験もあり「私設北海道開拓使の会」の事務局長を務めた時期があります。その後「札幌BizCafe」の事務局長を務めたことがベースとなり、女性の起業に関して関心を持つようになり、「太田明子ビジネス工房」を設立して、女性の起業や女性企業家をサポートする活動を続けて来ています。

 今回のお話は太田さん自ら自転車作りと販売を行った起業経験談でした。太田さんの起業に当たってのポリシーは、次の3条件を満足するかどうかにあります。1)好きなこと、2)出来ること、3)すべきこと、に合っているかどうかです。

 太田さんが股関節のトラブルで入退院を繰り返していて、自転車利用でどうにか病気を克服して、次に手掛ける仕事を考えた時、前記の3条件を満足するものとして、好きな自転車、自転車作りなら自分と周囲の知恵を動員して可能である、病気を克服した経験はビジネスとしても生かすべきだ、との考えのもと、都市のサラリーマンにも受け入れられる「サッポロバイク」をデザインし100台の製造と販売を行いました。

 自転車製造と販売当たっての体験談の披露がありました。自転車好きの様々な業種の方々を集めて、自転車作りの知恵を結集する「サッポロバイクプロジェクト」委員会が上手く機能して、このプロジェクトは成功しました。業界の常識を覆して、これから秋に向かう時期に1台4万円近くの価格の新車100台の自転車の完売に結びつけています。しかし、このビジネスの最大の成功要因は、太田さんの病気克服のための自転車を利用して、都市生活者にマッチした自転車を作り出したいというバックストリーがあったればこそだと思いました。

 参加者は8名でした。

講義中の太田明子さんA.jpg
(講義中の太田明子さん)

講義風景A.jpg
(講義風景)

東急ハンズのサッポロバイクの展示A.jpg
(東急ハンズのサッポロバイクの展示)
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2014年09月02日

eSRU第9期第6講案内

eシルクロード(eSRU)第9期第6講案内です。

日時:2014年9月18日(木)18:00〜19:30
講師:「太田明子ビジネス工房」代表 太田明子氏
演題:「サッポロバイクプロジェクトについて」
場所:ユビキタス協創広場 U-cala
   北海道札幌市中央区北1条東4丁目1-1
   サッポロファクトリー1条館1階
   https://www.uchida.co.jp/company/showroom/u-cala.html
内容:
 2014年秋に発売したサッポロバイクというオリジナル
自転車の企画・製造・販売についてのお話となります。
 なお、太田明子氏については北海道風土記−人物編に
自転車と二人三脚のサッポロバイクプロジェクト代表太田明子氏」に
紹介記事があります。
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eSRU第9期第5講

 eシルクロード(eSRU)第9期第5講は
2014年8月21日(木)18:00〜19:30、
講師に「エコ・モビリティ・サッポロ」代表の栗田敬子さんを
お招きして「環境×移動=非日常 自転車タクシーが出来る事」
の演題でお話頂きました。場所はいつものユビキタス協創広場
U-calaでした。
 
 栗田さんはJICA(国際協力事業機構)の仕事でご主人について28歳の時ケニアのナイロビに2年間滞在したことが環境問題に目覚めるきっかけになりました。そのナイロビでの生活の短い紹介がありました。札幌に戻ってからは、主婦の立場で環境問題に取り組んできました。主婦として日常の生活の中で実行できる、エコバックやコンポストの利用促進、料理の廃油からの石鹸作りなどの活動を続けてきました。

 IPCCの第5次評価報告でCO2が地球環境に影響の与えていると言及され、自動車利用がCO2増加の大きな原因です。CO2の削減に少しでもつなげたいと考えて、栗田さんはベロタクシーの利用に行きつきました。その運営主体であるNPO法人「エコ・モビリティ・サッポロ」が2008年に設立・認可され、栗田さんが代表に就任しています。

 ドライバーを始め自転車のメカニクスも男性的な感じのベロタクシーであっても、その運営のNPOという組織は女性的である、との論を栗田さんは話されていました。男性的思考は競争的で利益を重視し、プライドに重きを置く。これに対して、女性的思考では競争より協調とバランスに重きを置き、一般の人のニーズを女性の目線で捉えることができ、利用価値のあるものをネットワークで普及させるのに長けている。

 事実、札幌以外でもベロタクシーの運営を行っているところでは、例えば沖縄等では女性が責任者のところが多いとのことです。しかし、体力的なことでベロタクシーのドライバーは男性で、体力の無い女性ではドライバーはきつい仕事のようです。しかし、体力があれば接客に優れた女性は人気のドライバーになりそうです。

 前述のNPOを設立してから、年間8000人ほどの客が利用しているとのことです。客は女性が6割強、男性が3割強の比率で、1人当たり1 Kmの乗車距離と紹介されていました。女性は1 Kmを超えると歩くのに抵抗を感じて、ベロタクシーを利用する傾向にあるそうです。

 高齢化社会を迎え、タクシーを使うまでもない距離の乗り物としてのベロタクシーの存在価値があるのではないかとの栗田さんのお話です。また、認知症対策として、昔住んでいた周辺を巡って思い出す回想法の足としてベロタクシーの可能性も考えられ、ベロタクシーを福祉とリンクさせることもこれからの課題と紹介されていました。

 最後に栗田さんはケニア地方の格言として「ひとりの老人が死ぬとひとつの図書館がきえる」を紹介されました。高齢者の知恵を図書館の本のように利用しようとするのが、環境問題に対処のひとつの方法でもあるようです。

 出席者は10名でした。

追記:この回の講義の後日談があり、聴講者のお一人のF氏が、実際にベロタクシーに体験試乗してそのレポートをブログに書いておられます。

講義中の栗田さんA.jpg
(講義中の栗田さん)

講義風景1A.jpg
(講義風景)

講義のスライドA.jpg
(講義スライド)
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2014年08月10日

(eSRU)第9期第5講案内

eシルクロード(eSRU)第9期第5講案内です。

日時:2014年8月21日(木)18:00〜19:30
講師:「エコ・モビリティ・サッポロ」代表 栗田敬子氏
演題:「環境×移動=非日常 自転車タクシーが出来る事」
場所:ユビキタス協創広場 U-cala
   北海道札幌市中央区北1条東4丁目1-1
   サッポロファクトリー1条館1階
   https://www.uchida.co.jp/company/showroom/u-cala.html
内容:
 自転車タクシー(ベロタクシー)事業を開始して7年が
経っています。事業開始に至った経緯とこれからの抱負につき
下記のような話題でお話していただきます。
・主婦の頭の中
・環境活動のジレンマ
・自転車タクシーの導入と効果
・利用者から学ぶ今後の活動

 なお栗田さんは、パノラマ写真風土記の記事「HPFhito84・ベロタクシーを運行させる「エコ・モビリティ サッポロ」代表栗田敬子さん」に記事が掲載されています。
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eSRU第9期第4講

eシルクロード(eSRU)第9期第4講は
2014年7月17日(木)18:00〜18:00、
講師に「馬杉榮一法律事務所」弁護士馬杉榮一氏を
お招きして「司法をめぐる今日の課題」のテーマで
お話していただきました。
場所はいつもの「ユビキタス協創広場 U-cala」でした。

 馬杉氏の講義の日の1週間前の北海道新聞「ひと」欄(2014.7.9)に馬杉氏が取り上げられていました。記事のタイトルは「中小企業の再生に取り組む弁護士」です。筆者は講義の当日の朝、ホテルの朝食会で馬杉氏の講話を聴いています。テーマは新聞記事にもあるように、2014年の2月から適用が始まった「経営者保証に関するガイドライン(指針)」です。

 これまでベンチャー企業等の起業に際して、銀行等から融資を受ける場合、個人保証を設定しなければなりませんでした。経営が上手く行かなかった場合、保証した個人の財産で賠償せねばならず、場合によっては経営者の自己破産等の処理により、企業家から再挑戦の機会を奪ってしまうことになります。又、この個人保証のため企業の継承もスムーズに行きません。このため個人保証を少なくしていこうという国のガイドラインが適用される事になり、馬杉氏は弁護士向け研修会を開き周知活動を続けています。

 eSRUの講義では、法律が関わってくる一般的問題やそのバックグラウンドについての解説でした。日本の司法制度の改革の経緯に関する話題が取り上げられ、上記の「ガイドライン」も明治時代に制定された民法を現代でも使い続けているため、法律を変えずにガイドライン(指針)で対処する一つ便法であると聞くと、法律の安定性ということに気付かされます。

 本年6月の主要な司法関連記事の紹介ということで、いかに多くの司法関連記事があるかが新聞記事の切り抜きに沿っての解説がありました。「集団的自衛権」等も法律という点から見るとこう解釈ができる、「原発の安全基準」を巡る問題で死角がある等々の多岐にわたる話でした。一般的新聞読者としては、日々のニュースを読み流しているだけですが、弁護士にとって新聞記事は仕事の資料であって、随分と丁寧に日々のニュースを追っているものだと、新聞コピーの分厚い資料を配られて感じました。

 出席者は10名ほどでした。(講義時に撮った写真データを紛失したので写真無しです)

馬杉氏・道新報道.Cjpg.jpg
(北海道新聞「ひと」欄記事2014.7.9) 
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2014年07月09日

eSRU第9期第4講案内

eシルクロード(eSRU)第9期第4講案内です。

日時:2014年7月17日(木)18:00〜19:30
講師:「馬杉榮一法律事務所」弁護士 馬杉榮一氏
演題:「司法をめぐる今日の課題」
場所:ユビキタス協創広場 U-cala
   北海道札幌市中央区北1条東4丁目1-1
   サッポロファクトリー1条館1階
   https://www.uchida.co.jp/company/showroom/u-cala.html
内容:1 本年6月の主要な司法関連記事の紹介
        いかに多くの司法関連記事があるか。
   2 日本の司法制度の改革の経緯
   3 弁護士の仕事とは
   4 その他

追記:馬杉氏は北海道新聞「ひと2014」(2014.7.9)に
「中小企業の再生に取り組む弁護士」の記事で紹介されています。
また、パノラマ写真風土記の記事「HPFhito68・趣味は仕事という弁護士の馬杉榮一氏
にも記事が掲載されています。
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2014年07月06日

第9期第3講

 eシルクロード(eSRU)第9期第3講目は2014年6月19日(木)18:00〜19:30で、
講師に「ばんんけい峠のワイナリー」社長の田村修二氏をお招きして、
「ワイナリーで地域起こし」の演題で話していただきました。
場所はいつもの「ユビキタス協創広場 U-cala」でした。

 田村氏は経産省の官僚から個人ワイナリーの創業者になった異色の“樽人”です。北海道通産局商工部長時代から地場産業を興し、民間の活力を高める必要があるという持論で、これを身をもって実践していることになります。ワイナリーは最初から目論んだ事ではなく、偶然性も重なっています。

 退職後、発酵食品の研究を行う研究施設を盤渓峠の土地に開設します。ここに江部乙のリンゴ農家からリンゴジュースが持ち込まれ、シードル造りが始まります。研究施設の横にブドウ畑があったのでワイン造りにつながり、「ばんけい峠のワイナリー」の誕生です。

 ワインの生産に至るまでの苦心談の披露がありました。衛生に関する条件をクリアするため、ステンレスのタンク等が必要なところ、安上がりなヨーグルト製造容器を調達して来て、パイプ無しの醸造装置をこしらえました。小規模なワイナリーでは、パイプの洗浄の負担を考えると、パイプ無しワイン醸造装置は成功であった、とのことです。

 国税局との対応でも問題山積だったそうです。ワイン造りは試行錯誤の過程が必要なのに、酒造の認可を受けなければ実験段階でも許可されない。最初からワインが造れるところから出発せねばならず、ワイン造りを始めるには矛盾がある。結局、認可行政の担当者と共同研究を行うような形で認可に漕ぎつける、といった事になったそうです。

 低温の北海道は発酵食品の製造条件が良く、田村氏のところではチーズ造りも手掛けています。札幌市にも第1号の「ばんけい峠のワイナリー」に続いて他のワイナリーもでき、北海道の各地でワイナリーが盛んになっていく気運にあります。北海道はワイン王国への道を進んでおり、後発のワイナリーのプロトタイプになることが田村氏の目指すところです。

 ワインの他の話題として、菜種油をジーゼルエンジンの燃料にする試みの紹介もありました。これは食品を燃料にすることに生産者の抵抗感があり失敗に終わりました。

 失敗といえば、当日会場で同ワイナリーのシードルを試飲するため、自宅の冷蔵庫から取り出して持って行こうとするとコルク栓が飛び、シードルがビンの外にこぼれ出してしまいました。同ワイナリーで造られたシードルやワインには酵母が生きたまま封じ込まれるため、温度や振動によって酵母が炭酸ガスを発生させ、これがコルク栓を吹き飛ばしてしまう“危険”があるそうです。

 田村氏か会場まで運んでくれた寄贈のシードルを試飲しました。今回は試飲の宣伝が効いたせいか、いつもの倍近くの17名の出席でした。

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(講義中の田村氏)

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(講義風景)

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(講義風景)
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2014年06月10日

eSRU第9期第3講目案内

eシルクロード(eSRU)第9期第3講案内です。

日時:2014年6月19日(木)18:00〜19:30
講師:「ばんんけい峠のワイナリー社長」 田村修二氏
演題:「ワイナリーで地域起こし」
場所:ユビキタス協創広場 U-cala
   北海道札幌市中央区北1条東4丁目1-1
   サッポロファクトリー1条館1階
   https://www.uchida.co.jp/company/showroom/u-cala.html
内容:
北海道初の小規模ワイナリーの設立物語
1.豊かな地場資源:採取から育成へ
2.量産から個別生産へ
3.本州市場から地場市場へ
4.技術移転にはプロトタイプが有効

 「ばんけい峠のワイナリー」で醸造されたワインの試飲を予定しています。
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