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2016年06月04日

eSRU第11期第6講案内

eシルクロード大学(eSRU)第11期第6講案内です。

日時:2016年6月16日(木)18:00〜19:30
講師:北海道科学大学教授 三橋龍一氏
演題:「最新の遭難者探査システムの開発動向」
場所:ユビキタス協創広場 U-cala
   北海道札幌市中央区北1条東4丁目1-1
   サッポロファクトリー1条館1階
   https://www.uchida.co.jp/company/showroom/u-cala.html
内容:登山者が遭難したり、山菜取りで行方不明になる事故が後を絶ちません。
そこで、手軽に空撮ができるマルチコプター(通称、ドローン)を使用した
遭難者探査システムが今年に入ってから多数提案されています。
しかし、山菜取りの行方不明者の多くは笹薮等の中にいることが多く、
空撮による捜索を困難にしています。
最新の遭難者の探索システムの開発動向の解説を行うとともに、講演者が
研究・開発中のシステムの概要を報告します。
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2016年05月27日

eSRU第11期第5講

eシルクロード大学(eSRU)第11期第5講は
2016年5月26日(木)18:00〜19:30
講師に竃k海道霊芝代表取締役の尾北紀靖氏をお迎えして、
「霊芝事業で地域創成振興を目指す」の演題で講義を行って
いただきました。場所はいつものユビキタス協創広場 U-calaでした。
 尾北氏は央幸設備工業(株)の会長でもあり、建設業界の仕事の先細りを見越して、周囲の反対を押し切り、霊芝事業を興しています。講義では1940生まれの尾北氏の生い立ちの話から始まり、美唄工業高校の夜間部を卒業し、「立川工業」に入社、28歳で倒産状態の「エスケー工業」を引き受け再生させ、現在の央幸設備工業につなげています。若い時から現場主義を貫き、取引先の信頼を得ることで仕事を展開させてきています。
 ある時、北海道で霊芝栽培事業を試みた企業が話題になり、この企業の栽培事業の失敗の現場を見て、央幸設備の技術力をもってすればこの失敗を乗り越えられると尾北社長は考えました。そこで霊芝栽培を行う霊芝事業部を央幸設備内に創設します。そして2009年極めて難しいとされる鹿角霊芝の人工栽培に成功しました。その成果により(株)北海道霊芝の新会社を設立し、商品化研究を開始し、2011年には開発商品の霊仙命湯シリーズが札商の北のブランドに認定されています。同年より海外マーケットへ販路を拡大して来ています。
 講義の直前まで霊芝事業に関連し、ベトナム、香港、韓国、東京と出張を連続して行っていて、講義には千歳空港から駆けつけています。一時期、健康に優れなかったのが、強行軍の海外出張を続けられるようになったのも霊芝の服用のお陰であると、自身の体験が霊芝事業を展開する強力な理由にもなっています。
 霊芝事業の展開と並行するように、人口減少は学校の統廃合を招き、出身地の美唄市でも廃校になった西美唄小学校が売りに出されました。西美唄小学校の校舎約3000u、土地4000uを2015年8月に美唄市から購入、校舎を利用するための調査と設備更新に着手しています。丁度地方(地域)創世が政府の重点政策になって来て、霊芝栽培と商品化を核にして政策実現に寄与できないか、北尾氏は検討を重ねています。
 そのため、2016年美唄市と西美唄小学校利活用で協議調整を始めています。同年7月には美唄市に農業生産法人を設立し、5名の現地雇用を予定しています。2017年8月から産業6次化で原料生産から商品製造・販売・輸出の予定が視野に入っています。海外からの施設見学が6年間で毎年6社〜8社と年々増加しています。
 ただ、課題も多くあります。中央や地方の行政府が、上から目線で地域創世を唱えても物事が前に進む訳でもなく、もっと創世事業に当たる当事者へのきめの細かな支援をせねば、地域創世は掛け声だけのものになってしまいます。北尾氏もこの課題に直面していて、生まれ育った美唄の地を何とかしたいという思いが、課題と向き合う原動力になっていると心情を吐露されていました。
 出席者は6名で、全員旺煌の試供品をいただきました。
 講義終了後軽い飲み会で、講師に講義料を支払っていないのに、逆に講師から参会者の飲み代を出してもらい、恐縮したところです。

鹿角霊芝を前に講義する尾北氏A.jpg
(鹿角霊芝を前に講義する尾北氏)

講義風景2A.jpg
(講義風景)

旺煌試供品A.jpg
(配られた旺煌試供品)
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2016年05月12日

eSRU第11期第5講案内

eシルクロード大学(eSRU)第11期第5講案内です。

日時:2016年5月26日(木)18:00〜19:30
講師:竃k海道霊芝代表取締役 尾北紀靖氏
演題:「霊芝事業で地方創成振興を目指す」
場所:ユビキタス協創広場 U-cala
   北海道札幌市中央区北1条東4丁目1-1
   サッポロファクトリー1条館1階
   https://www.uchida.co.jp/company/showroom/u-cala.html
内容:央幸設備工業霊芝事業部は2009年極めて難しいとされる鹿角霊芝の人工栽培に成功
した。その成果により(株)北海道霊芝の新会社を設立し商品化研究を開始し、2011年には
開発商品の霊仙命湯シリーズが札商の北のブランドに認定された。同年より海外マーケット
へ販路を拡大して来ている。
 2015年8月に美唄市から西美唄小学校の校舎約3000u、土地4000uを購入、校舎を利用
するための調査と設備更新に着手した。2016年美唄市と西美唄小学校利活用で協議調整を
始めた。同年7月には美唄市に農業生産法人を設立し、5名の現地雇用を予定している。
 2017年8月から産業6次化で原料生産から商品製造・販売・輸出を予定している。
 海外からの施設見学が6年間で毎年6社〜8社と年々増加している。
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2016年04月25日

eSRU第11期第4講

eシルクロード大学(eSRU)第11期第4講は
2016年4月21日(木)18:00〜19:30
講師に竃k海道野菜プロジェクト代表取締役森成市氏をお迎えして、
「新主食の提案で新たな起業−竃k海道野菜プロジェクトの挑戦!」
の演題で講義を行っていただきました。
場所はいつものユビキタス協創広場 U-calaでした。

 森氏はエイブルソフト(株)の代表取締役でソフトウェア業が
本業です。それが異業種の食品製造・販売に乗り出したことになり、
森氏の経歴を知らない聴講生のために、森氏の経歴の自己紹介から
始まりました。
 今から34年ほど前に現在の会社の前身の「森コンピュータビジネス」を
千歳市で創業した頃の話から始まります。当時はパソコンの黎明期で
マイクロソフトがパソコンにソフトを供給する「バンドルメーカ」と
してビジネスを展開し始めていました。森氏はパソコンの「パッケージメーカ」
で起業し、これが当たり自社ビル(エイブルソフトビル)を建てるまでに
なりました。
 その後紆余曲折もありましたが、現在までビジネスを続けて来ています。
ところが、森氏は4年前胃がんを発病し、闘病の過程で食事に気を付けるように
なり、特に野菜を摂るように心掛けたのが今回の新会社設立のバックストリーに
なっています。
 野菜は食べるのに手間がかかり捨てる部分も多い食材です。何種類もの
野菜を一度に食べるのは大変で、効率よく簡単に野菜を食べる加工食品を模索し、
多種類の野菜を切り刻んで固めた食材のアイディアが出てきました。
しかし、水分の多い野菜は固めるのが難しい。そこで野菜のつなぎとして
小麦粉を用い、熱を加えて野菜の水分を飛ばし、小麦粉を焼いたパンに
野菜が含まれているような加工食品に仕上げました。
 世界で初めての野菜を固めた加工食品のネーミングは「ベジロースト」で、
「ベジタブル(野菜)」と「ロースト(焼く)」からの合成語です。パンケーキが
つなぎの野菜加工食品なので、主食として食べることができます。みじん切りにされ、
加工された野菜としてはタマネギ、ニンジン、ジャガイモ、キャベツ、
ブロッコリー、カボチャの6種類にも及びます。いずれも北海道で生産される野菜で、
北海道の野菜を売り込めることからも新会社名を「北海道野菜プロジェクト」と
しています。
 大学でマーケティングを専攻した森氏は、この新製品を売り込もうと宣伝広告戦略
に打って出ます。新聞、雑誌、インターネット等に広告費を使っても成果が出ない。
起業は失敗したかと思っている時に、有名なママタレントの「蛯原英理」さんの
ブログに載せてもらったところ大反響で、会社のHPに5万のPVのアクセスがあり、
3千食を超える注文が殺到したとのことです。
 最近ではHTBテレビや日経MJ、北海道新聞、財界さっぽろ、オントナにも
報道として取り上げられています。さっぽろ地下街オーロラタウンの「きたキッチン」、
札幌駅「どさんこプラザ」などでも売られるようになってきました。
三菱食品の食品担当者との接触もあり、このルートから某小売り店グループとの
取引にも発展するかも知れないとの話も披露されました。昨年起業した会社が
本格的に日の目を見るところまできているらしく、今後の展開が楽しみだ、
との森氏のお話でした。
 出席者は6名でした。

講義中の森氏A.jpg
(講義中の森氏)

テレビ番組のビデオと森氏A.jpg
(テレビ番組のビデオと森氏)

「蛯原英理」さんのブログの紹介資料A.jpg
(「蛯原英理」さんのブログの紹介資料)

講義風景A.jpg
("講義風景)
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2016年04月01日

eSRU第11期第4講案内

eシルクロード大学(eSRU)第11期第4講案内です。

日時:2016年4月21日(木)18:00〜19:30
講師:竃k海道野菜プロジェクト代表取締役 森 成市氏
演題:「新主食の提案で新たな起業。 竃k海道野菜プロジェクトの挑戦!」
場所:ユビキタス協創広場 U-cala
   北海道札幌市中央区北1条東4丁目1-1
   サッポロファクトリー1条館1階
   https://www.uchida.co.jp/company/showroom/u-cala.html
内容:
 森氏が「エイブルソフト」(株)を立ち上げたのが34年前の29歳の時で、これからはパソコンの時代が来るとの確信から起業しています。昨今、健康志向という時代のニーズに応じて、北海道野菜の新しい形での商品「6種類の野菜の塊り:ベジロースト北海道」を、氏は6次化商品の決定版として提案を決意しました。氏は62歳で、しかもまったくの異分野で、昨年秋から始めたその挑戦の軌跡と未来について語っていただきます。
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2016年03月20日

eSRU第11期第3講

 eシルクロード大学(eSRU)第11期第3講は、
2016年3月17日(木)18:00〜19:30に行われ、
講師は(株)ジェイ・アイ・エクスチェンジ 代表取締役のウッケッドゥ・ダビデ氏でした。
ダビデ氏が取り組んでいる「空デーニャ・プロジェクト」について講義を行っていただきました。
場所はいつものユビキタス協創広場でした。

 現在、三笠市在住のダビデ氏は2007年に来日したイタリア人です。2012年に札幌市で(株)ジェイ・アイ・エクスチェンジを立ち上げ、イタリア語教室、イタリア料理教室、イタリア語翻訳など、セリエA(イタリアのプロサッカーリーグ)のチケット手配等、イタリアをテーマにしたサービスを手がけています。

 「空デーニャ」とは、三笠市を管轄する「空知」と「サルデーニャ島」を結びつけた造語です。ダビデ氏は、ある時、地図を見て空知とサルデーニャ島の地図上の形が似ていることに気がつきました。かねてから、北海道とイタリアの交流を深めたいと考えていたこともあり、このプロジェクトが誕生しました。ダビデ氏の親戚がサルデーニャ島(イタリア)に住んでいます。ダビデ氏自身も子どもの頃は学校の長期休みの期間を利用してサルデーニャ島に滞在していたそうです。

 講義の第一部では「空デーニャ・プロジェクト」についてでした。サルデーニャ島が抜けているイタリアの地図の紹介があり、いかに、その島が知られていないかという説明もありました。「空知」と「サルデーニャ島」には共通点も多く、それをきっかけに姉妹交流までこぎ着けることができたらというお話でした。

 具体的な共通点としては、「かつて炭鉱として栄えた」、「鉄道が石炭を運ぶために作られた」、「ワインづくりが盛ん」、「基幹産業が農業」、「イタリア人にとってサルデーニャ島は、日本人にとっての北海道のイメージと同じように、行きたい場所、リゾート地」等でした。

 また、北海道に初めて足を踏み入れたのは、実はイタリア人宣教師のジロラモ・デ・アンジェリスという話もありました。この宣教師は1618年に北海道の松前に来た記録があり、後にアイヌ語を世界で初めて文字記録しました。また、北海道の地図を世界で初めて描いた人物でもあります。このような接点がありながら、現在、北海道内のどの市町村ともイタリアは姉妹交流が無いということも触れられました。

 第二部は、「サルデーニャ島」についての話で、文化や産業、伝統等の解説でした。州旗に描かれている4人の人物のエピソードは、サルデーニャがたどって来た歴史と関係があるということも触れられました。アーティチョークという野菜が有名で、イタリアでは安いのに、日本では1つが1000円もする等、具体的なお話もありました。

 第三部は、「サルデーニャ島の旅行写真紹介」でした。今回の講義に先立ち、2016年2月29日から3月8日にかけて、ダビデ氏とその友人が一緒にサルデーニャ島を訪問しました。最大都市のカリアリ市、ノーラの遺跡、ヌラーゲという要塞の跡、アクアフレッド城など見学して来た場所の写真を用いて、説明がありました。

 出席者は11名でした。
(記録者:宮崎昭人)

講義中のダビデ・ウィケッドウ氏A.jpg
(講義中のダビデ・ウィケッドウ氏)

サルデーニ紹介スライドA.jpg
(サルデーニャ紹介スライド)

3・17(その2)サルジェニア 空知と似せて 新企画A.jpg
講義風景・パノラマ写真
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2016年03月09日

eSRU第11期第3講案内

eシルクロード大学(eSRU)第11期第3講案内です。

日時:2016年3月17日(木)18:00〜19:30
講師:ジェイ・アイ・エクスチェンジ(株)社長 ダビデ・ウッケッドウ氏
演題:「空デーニアプロジェクトとは」
場所:ユビキタス協創広場 U-cala
   北海道札幌市中央区北1条東4丁目1-1
   サッポロファクトリー1条館1階
   https://www.uchida.co.jp/company/showroom/u-cala.html
内容:
○空デーニャ・プロジェクトとは?(北海道の地に初めて足を踏み入れたのは、実はイタリア人、北海道の姉妹都市の状況)
○サルデーニャ島とは?(場所、大きさ、人口、カルボーニア市、歴史、文化など、空知との共通点)
○サルデーニャ島旅行の紹介
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2016年02月24日

第11期第2講

eシルクロード大学(eSRU)第11期第2講は
2016年2月18日(木)18:00〜19:30
講師に札幌市円山動物園飼育員本田直也氏をお迎えして
「動物園とは」の演題で講義を行っていただきました。
場所はいつものユビキタス協創広場 U-calaでした。

 本田直也氏は円山動物園でカリスマ飼育員と呼ばれている、知る人ぞ知る人物です。1976年生まれということで、今年で40歳です。円山動物園の飼育展示課に所属しており、専門分野は爬虫類、両生類、猛禽類です。諏訪流の鷹匠でもあり、園内の仕事や野外での趣味として鷹狩のデモと訓練を行っています。博物館のように動物園にも学芸員がいて、学芸員の資格を持って仕事をしています。以下本田氏の講義のスライドを参考に講義の内容の紹介です。
 動物園は世界にどのくらいあるか国別で並べると(2007年現在)、1位アメリカ209ヶ所、2位日本162ヶ所、3位ドイツ131ヶ所、以下フランス83ヶ所、イギリス75ヶ所だそうです。日本にある動物園の数が2番目に多いとは意外です。
 動物園の役割として挙げられるのは環境教育、種の保存、動物に関わる調査研究にレクリエーションが加わります。一般の人は、動物園は行楽地を連想して考えるのが大多数で、環境教育や種の保存と動物園を重ねて考えることは少ないと思われます。
 そもそも動物園の歴史は植民地と密接に関わっていて、近代動物園の発祥の地がロンドンであるのはその証左です。植民地から珍しい動物を集めてきて、動物の居る国の環境を調べることから始まっています。動物園は動物や環境に関する学問とともに発展してきています。
 これに対して、日本の動物園は1830年福沢諭吉が「西洋事情」で初めて国内に紹介し、上野博物館の付属施設として上野動物園が設置されました。娯楽施設の側面が大きく、学問や教育と結びつかないまま発展してきました。昨今マスコミにも取り上げられる事が多い動物園は、やはり行楽地や娯楽の側面が強調されています。
 欧米の動物園は法律(動物園法、免許制度)できつく縛られているのに対して、日本の場合には博物館に準ずるものとして、動物愛護法のしばりぐらいで、自治体の贅沢機関程度の地位にあります。「何とかサハリ」のように動物を集めた商業施設ができて、娯楽施設そのもので動物園の理念が無い施設もあります。動物園の発展には、外部の支援と外圧が必要との紹介がありました。
 予算面でも欧米と日本では大きな差があります。ニューヨークの野生動物保護協会の予算は140億円、ロンドン動物学教会で70億円、これに対して東京動物園協会50億円前後、円山動物園に至っては5億円前後です。日本の動物園はこの乏しい財源と乏しい人材、倫理や哲学のない運営、飼育係は何でも屋とならざるを得ないのが現状です。
 しかし、法律、外圧がない中で独自性を発揮できる事もあり、熱意のある飼育員の取り組み次第では可能性が広がります。本田氏のようにヨウスコウワニの世界初の繁殖成功から始まって、世界的にみて希少爬虫類・両生類の繁殖をトライする例もあります。
 欧米の動物園では西洋的自然観や生命観が動物園に反映されているとの事です。怪我や病気になった動物を客の前で殺し、そのまま肉食動物の餌にするスライドの紹介がありましたが、日本では有り得ない(客に見せる事はない)やり方です。これは死ぬ権利や安楽死を許容する考えにも投影されて来る考え方です。
 他方日本的自然観や生命観はあるがままの自然や命を全体として受け入れるので、動物を研究の対象と見るよりは情緒的な面が前面に出てくるとの事です。
 「環境エンリッチメント」という耳慣れない用語の紹介もありました。これは動物福祉の立場から、飼育動物の幸福な暮らしを実現するための具体的は方策ということで、動物園での実例を引用しながら、現状と課題が紹介されていました。
 日本の動物園のあるべき姿についても本田氏の考えが紹介されていました。日本の里山型自然保護の継承をベースにして、日本独自の動物園スタイルを確立していきたいとの抱負の披露もありました。
最後にマハトマがンジーの言葉「国の偉大さと道徳的発展は、その国における動物の扱い方で判る」が紹介されていました。ペットブームで高額の犬猫が売買される一方で、多くの犬猫を引き取るペット愛好家が現れず、保健所行き(死ぬ運命)になる日本の現状をガンジーの言葉と重ねると、考えさせられるものがあります。

出席者は7名でした。 

講義中の本田氏A.jpg
(講義中の本田氏)

講義風景A.jpg
(講義風景)

2・18(その3)カリスマの 薀蓄(うんちく)語り 飼育員A.jpg
講義風景のパノラマ写真
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2016年02月03日

eSRU第11期第2講案内

eシルクロード大学(eSRU)第11期第2講案内です。

日時:2016年2月18日(木)18:00〜19:30
講師:円山動物園飼育員 本田直也氏
演題:「動物園とは」
場所:ユビキタス協創広場 U-cala
   北海道札幌市中央区北1条東4丁目1-1
   サッポロファクトリー1条館1階
   https://www.uchida.co.jp/company/showroom/u-cala.html
内容:西洋と東洋の動物園の様々な面での比較、例えば国民の
   自然観や生命観、自然保護の考え方、飼育法を通して
   東西それぞれの国においての動物園の役割や位置づけを
   飼育員としての経験からの紹介と解説を予定しています。
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2016年02月01日

eSRU第11期第1講

eシルクロード大学(eSRU)第11期第1講は
2016年1月21日(木)18:00〜20:00
講師にサイレントシステム社長中本伸一氏をお迎えして
「だれにでもわかるIT犯罪の手口!と悪徳商法」の演題で
講義を行っていただきました。
場所はいつものユビキタス協創広場 U-calaでした。

 ネットソムリエの称号に値する中本氏のお話は多岐にわたるものでした。マルウェアと呼ばれるウィルス、ワーム、スパイウェア、携帯やスマホの料金に関するMNPやMVNO、ネットバンキングの危険性、例えば別ページへの誘導と個人情報抜き取りや振り込み詐欺、ウィルス感染後のキーストローク記録によるログイン名やパスワードの漏えい、自分のPCが知らないうちに踏み台にされアタック攻撃の加害者に仕立てられること、自分のPCにバックドアが作られてしまうと他からの操作を防ぎ切れない、PCのセキュリティホールを埋める前に蒙る0 day attack、ワクチンは万能ではない、等々のネットに接続したPC利用における危険性の例の解説がありました。

 当然これらの危険に対処する対応策の紹介もありました。ウィルス対策をしっかり行ってくれ、セキュリティがしっかりしたメールシステムやアプリを利用すること、例えばメールならグーグルのG-mailやクラウドでのExcel利用などが推奨されていました。

 自分のメールアドレスがどのようなルートからネット利用業者に漏れているかのチェックに「+連番」を用いる方法があると教えていただきました。これはnakamoto+123@gmail.comのアドレスでメールを送ると「+123」の部分が隠されたアドレスが相手に届き、後で自分宛てに届いたメールに埋め込まれた「+123」を割り出すことで最初どこに送ったメールアドレスかを炙り出す方法です。メールでこういった芸当ができるとは知りませんでした。

 インターネットネットバンキング等の利用なら普段と少しでも異なった状況が現れれば注意すること、アプリをダウンロードしないスマホは安全性が高く、ワンタイムパスワードの利用やバーチャルカードの利用なども安全性は高いとのことです。具体的には三井住友のバーチャルカードを例に挙げていました。アマゾンのギフト券は購入物品金額分をコンビニで購入して、ギフト券の番号をネットでアマゾンに知らせるだけで支払いが済むので、これも安全性が高い方法です。

 TVのネットショッピングで安売りがあっても、広告費はどこかで消費者に回ってきているので安い買い物ではない、ネットでの割の良い仕事の勧誘、キャッシュバック販売、等々は結局は高上りになる点に注意すること、ネットと店頭の値段を比較する場合には「価格.com」等を参考にすると良い、などの指南がありました。
 中本氏が実際に利用しているガラケー携帯とスマホの組み合わせでMVNO方式を採用して通話料金を大幅に下げることが出来ているそうですが、普通の利用者がそこまで到達するのは難しそうです。いままでの携帯等で利用していたメールアドレス等の「断捨離」が決断できるかどうかもあるそうです。

 実生活がメール文化に汚染されている指摘もありました。LINEなどの利用で、即座に応答せねば仲間から疎外されると感じている若者は四六時中メールを気にすることになり、生活する上でメールというシステムが便利さ以上に生活の質を落としている指摘は的を射たものです。メールは業務連絡のようなものに限定し、人とのコミュニケーションは極力音声で行うようにするのも、メール文化による汚染拡大を防ぐ方法との指摘もありました。

 出席者は9名でした。

講義内容のスライドと中本氏A.jpg
(講義内容のスライドと中本氏)

11期1講目講義風景A.jpg
(講義風景)

2130・パノラマWeSRU中本君A.jpg
講義風景のパノラマ写真
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